9月 042012
9月4日は、午前中はまず増毛町農業委員会の「農地パトロール」がありました。農地パトロールは毎年行っておりますが、農地の耕作放棄地や農地の違法転用がないかどうか増毛町内を見て回ります。
農地の持ち主が高齢化したため耕作できずに荒れた状態となっている農地が増毛町には多くあります。本来ならば区画整理して誰かが借りやすくするのも手法ですが、借り手がいないとか代々の土地を手放さないなどあり、結果ヤブと化している農地が多いのです。
国はこれらの遊休農地の解消を積極的に打ち出せと各市町村の農業委員会に圧力をかけていますが、現場では複雑な事情がいりみだって思うように解消されないのが現状となっています。
午後からは増毛町果樹協会主催の現地研修会が暑寒沢会館で開かれました。
秋の果物シーズンが本格化しますので、ここまでの気象推移を踏まえて現在の果実状態の確認など普及センターから説明を受けました。
今年は例年より気温が高く、果実収獲は平年より早まりそうで、洋梨バートレットやりんごの津軽など、収獲遅れに注意が必要との事でした。また、近年被害が目立ってきたプルーンのスモモヒメシンクイの生態なども解説を受け、小まめな耕種的管理も必要な事を学びました。