2000年のつづら書き




園主 仙北清孝の独り言
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2000年11月18日 北海道果樹協会役員会開催

 16日、札幌市において午後より北海道果樹協会の役員会が開催されました。
出席者は、15名中10名で、5名は別の会議と重なったとか、体調がすこぶる悪い等で欠席となりました。会議では、上期の活動報告や、下期の予定等審議されました。
 下期では、「果樹協会組織検討会」の持ち方で、委員として、会長・副会長・南部から壮瞥のHさん・北部から岩見沢のAさんと、青年部長の私の6名で素案を検討することになりました。とりあえず12月12日に第一回の検討委員会が開かれることになりました。
 剪定講習会は、りんごは空知地区で、桜桃は余市町で行うものとし、開催日時は後日現地と調整しながら決めることになりました。また、果樹対策懇談会開催も確認され、内容は三役に一任することになりました。
 また、来年度からは、道のきびしい財政から、補助事業の見直しも迫られそうです。道としては、予算削減分を国の緩和されたソフト事業に乗せられないか検討するようです。また、新規に国の事業として「果樹経営安定対策」が検討されていて、市場流通する果樹農家に対して、市場価格低落時に基金で補填する仕組みを考えているようです。
 役員会終了後、余市の「昂林」・深川の「紅将軍」・増毛の「ハックナイン」を試食しました。昂林やハックはかなり選ばれた良いリンゴでした。私の感想は、味・歯ざわりはどれも大変良かったですが、「たぶんどれも品質にばらつきが大きいだろうなぁ」と感じました。


2000年11月18日 増毛町農業委員九州視察

 増毛町農業委員会は、去る11月7日より、3泊4日の旅程で九州を視察しました。

 熊本県鹿本町の「水辺プラザ」は、その場で獲れた有機野菜の販売や、温泉、水辺の公園、町特産品販売、レストランや、その設備内で作ったアイスやパンの販売等の複合施設だ。町が出資する第三セクター方式だが、特徴的なのは町民148名が20万円づつ出資している事だ。我々が訪れたウィークディの日中でもお客さんがたくさんあり、レストランも賑わっていたのが印象的でした。この近くには、「道の駅」や、特産品販売所などあり、ふるさと産品販売の激戦区であるにもかかわらず、この施設が健闘しているのは、町民の直接経営参加や、有機にこだわった特徴ある農産物の評価が高いことにあると思います。

 阿蘇外輪山の中にある一の宮町農業委員会を訪れました。
この町の農業は阿蘇山の傾斜地を利用した酪農もありますが、はやり水田が多いようで、九州では先進的に田んぼの区画整理がされている町です。この町でも悩みは後継者や担い手不足による農地の空洞化で、区画整理時の負債がネックになり、田んぼを貸したくても、小作料を高く設定しなければならないことなどありました。すべては米の過剰・安値に起因していることでありますが、我が増毛町に限らず全国的に深刻な問題と改めて感じました。

農林水産省は、あいも変わらず減反政策とミニマムアクセスの外米輸入をしています。米は、ますます安くなり、農家経済は危機的状況に瀕しています。米は一部の特農家や兼業農家を除いて採算を割る状況です。すでに、国民に改めて問う時がきていると思います。地方の稲作は本当になくなってもかまわないのか?地方の農地空洞化が進み、担い手がどんどん高齢化し、農家絶対数も減り、地方の農村は滅亡するかもしれません。この減衰の勢いは、もはや農業委員や、地方自治体の小さな施策ではどうにもならないかも知れません。

 内閣不信任問題が話題になっています。パソコンをあまり分からないでITと叫ぶ政治家さん、ITも良いけど、もっともっと重要な「食」について考えて欲しいものです。もし新しい内閣が出来ても、「仕方なく建*大臣になった」など顔をシワクチャにしないで、もっと地方が元気になる施策やアイディアを政治に反映して欲しいものです。それもいち早く。地方の農村破壊は時間の問題といっても過言ではないのだから。


2000年8月25日 北海道果樹協会青年部夏季研修会開催

 北海道果樹協会青年部夏季研修会を本日、仁木町にて開催しました。参加部員は総勢30名。残念ながら七飯は欠でしたが、壮瞥や空知、余市、増毛、旭川から集まりました。午前中は、「果樹経営の考え方」について道中央農試主任専技の講演と「果樹園のインターネット実践」と題し、青年部員の「紅果園」園主寒河江君の体験発表をしていただきました。

 しかし、複式簿記実践者の少なさや、親の実権内にある経営分野のお話は、部員にはちょっとピント外れだったのか、反応はいまいちでした。「インターネット活用」の話も、聞きに徹する部員の消極さが目立ちました。ITとかeビジネスなど世間でもちきりなのに、積極さに欠けた雰囲気は、執行部側、部員側双方で反省の余地がありました。寒河江君のこだわりの茹でたてとうきび差し入れは美味しかったです。

 午後は場所を移動し、仁木町の観光最大手「さくらんぼ山」に会場を移し、園主山野井氏と、仁木町第二大手「大野園」の大野氏を交え、デッスカッション形式でお二方のお話をお伺いしました。北海道でも、いや日本ても最大級の観光さくらんぼ園の経営理念は、「お客様に感動を与えたい」や「誇りを持った農業者の魂をお客様に伝えたい」など、われわれ青年部員には刺激の強いことばかりでした。また、シーズン中は昼飯も食えないほど忙しいが、まだまだアイディアを搾っていろんな企画をお客様に提供しようとする前向きの姿勢に、青年部一同、二人のバイタリティに圧倒されながらも、「誇りを持って果樹園に取り組もう」と勇気付けられた内容でした。もちろん、果樹経営は「観光」がすべてではなく、生産に専念する従来の農家も一つの姿です。が、その経営の底辺にある「魂」は、どの形であれ誇り高いものだと感じました。

 出席できなかった道内の果樹青年部員の皆様、本当におしい話を聞き逃しましたね。今回の研修は、農作業の忙しいのを犠牲にしてもはるかに値のある内容でした。今回の研修会にご苦労された仁木町の果樹青年部・道果樹協会・道中央農試・新小樽農協の関係各位に深くお礼申し上げます。


2000年8月11日 物の価値と価格

 物の価格はどのように決まるのか?売る人と買う人の間でどちらも妥協する値で金額が決まる。
しかし、末端の消費者は、私を含め「価値」がわからなくなっているのではないか。物量が多くなったりすると価格はどんどん下がる。売る方は「価値」に見合った価格で売りたい。しかし、相場が下がればそうも行かない。

 「さくらんぼ」は、一年に一度しか収穫されないし、冬の時から剪定、花時期に蜂を放したり、当然下草の刈り取り等苦労が絶えない。特に雨よけハウス掛けは高さ4メートルのパイプの上をサーカスのように渡り歩き、正に命をかけて作業をしている。当然収穫も高所作業である。しかし、パック詰されたさくらんぼには、それに込められた「価値」は現れない。そして流通は買い手売り手の価格設定で取引されている。

 私を含め、消費者は、そのものに込められている苦労や「価値」を解ろうとしないし、また、生産者は伝えようとしていないのではないか。価格=「価値」ではない。たとえば漁業者も、船底の下は地獄の中で漁をしても価格が伴わないことも良くある。

 最近、大手製造メーカーのクレーム騒ぎが多発した。消費者に対し安全を提供するのは当然だが、それ以前に、われわれはその「価値」を理解して購入していなかった。そのものに含まれている苦労に対して「ありがたみ」を忘れて、単なる「価格」のみに左右されて選んでいたから、メーカーも利益優先に走ったのではないだろうか。

 「さくらんぼ」の地方発送に幾つかクレームがあった。今の世の中、発送時の状態で配達されるように勤めるのは当然になっている。チルド・クール・航空便などあって輸送サービスが充実しているが、それなりに欠点もあり、配達されたクレームのあったさくらんぼは、完全な状態ではなかった。特に本州が気温30度〜35度となるとクレームも多くなる。「さくらんぼ」の地方発送は本当に難しいと思う。が、見方を変えれば、発送が難しいからこそ「価値」があるとも言える。

もう一度、消費者・流通に携わる人、加工に携わる人、生産者も、物の本当の「価値」について考えてみてはどうだろうか。


5月19日 増毛町農業委員会開催

 晴天に恵まれた今日、朝5時半より松山養蜂園の蜂達の第2弾が九州より到着。果樹協会の主だった人で荷下ろしをした。松山さんの生まれ故郷は九州鹿児島の西側の南端近くにある「知覧町(ちらん)」。知覧の農業は、畜産や菜園も盛んだが、経済を引っ張っているのは、お茶の栽培だ。北海道では「知覧茶」を知る人は少ないが、お茶の生産量はかなりあるはずだ。畑の区画や霜予防の設備や潅水設備が整っている。

 一方、我が増毛町。今日、農業委員会では、地目変更申請や、地籍現況確認のため現地を廻って見た。残念なことに、水田跡地の荒れた農地が目立つ。農地の確保、保全は農業委員全員が思っている事だが、肝心の農業者が、耕す意欲を無くしている。高齢化、輸入などの社会情勢の変化に増毛の農業者は土地を有効に利用できなくなってしまっている。

 このまま、荒れ放題の農地だらけになって良いものだろうか。将来、農地が必要となった場合、一度砂利を投入した住宅地が農地に替ることはありえないし、藪と化した土地を水田に復刻するのは難しい。。一刻も早いグローバルな施策が必要だ。農地流動化の促進など法的整備も必要かもしれない。それよりもまず、今後も日本国民が輸入農産物に頼り切って善しとするのかという問いかけも必要だ。

「日本は神の国」なんて言っていないで、地方の点というミクロの視点から、国際トレーディングなどマクロの感覚で将来を考えてほしいものである。食料はいつの時代にも必要なのだから・・・・・


4月27日 北海道果樹協会総会参加

北海道果樹協会総会が午後3時より、札幌市ホクレンビルにて開かれました。代議員・役員含め34名と北海道中央農試等から来客12名が集いました。会議では、事業報告や、600万円ほどの収支報告が了承されました。また、事業計画は、桜桃研修会、果樹懇談会の開催などの実施が審議されました。予算は、昨年よりも80万円少ない予算が可決しました。会議では、ホクレンによる補助金の減額に不満の声もあがりました。

役員改選では、私は青年部部長と言う立場で理事会に参加。別室にて会長以下役員を選考しました。全道組織の役員は大役との事で、会長・副会長の選考は難航しましたが、結局、余市の森氏が会長に選任されました。
果樹協会員の高齢化や、道予算の削減等で、協会そのものの運営が元気の無いものになっています。この際、協会の組織自体の改革が必要になっているかも知れません。役員選考会議に参加し、
すべての人が消極的だった事が印象的でした。

青年部や親協会の運営には、従来のおとなしい役員ではなく、ある程度図々しいカリスマ性のあるリーダーシップが求められていると思います。この際、会員から批判の出るくらいの強引さもあって良いのかと思いました。


4月23日 山と夕陽は日本人の魂だ!?

今朝のTV「道浪漫」で、レポーターがハワイへ行って、日本人観光客のいないような山に上がったり、小さな島の浜で夕陽を眺めて雄大さを伝えていた。レポーターは俳優・夕陽評論家って言っていた。  http://mbs.co.jp/tv/michi/
 
私は仕事中は携帯ラジオを聞いている。今日は日曜日で9:30からNHK第二「文化講演会」を聞いた。「日本人の心と信仰」という事で、無宗教と言いながらも日本人は山や夕陽に心がひかれているという。「♪ゆうーやけこやけで日が暮れて やぁまのお寺の鐘が鳴る〜」は、正に日本人の心を表しているという。山にお寺があって鐘が聞こえてくる。山の上には先祖の魂が宿るという山岳信仰。
一方、夕陽は、子供の頃に母親が歌ってくれた物悲しい子守唄の短調に似ている。夕陽は綺麗だけれど、どことなく物寂しいが、なぜかしら落ち着くような気はしないだろうか?そこに「味わい」もある。
 
増毛の場合、山寺は無いけど、1491mの暑寒別岳がそびえ、日本海に夕日が沈む。きっと我が郷土増毛は日本人の心の憩いの場所かも知れないなぁと思う。夕陽が綺麗なときはアベックが車から眺めている。さぞロマンチックなんだろう。夕陽評論家よっ!増毛に一度来るといい。ハワイに行かなくとも、いい景色があるぞーっ。
 

4月21日 時代は iモード? Part 2

NTTドコモは、昨日iモードの広告を取りやめ、今日になって、iモード機出荷数大幅削減を決めた。iモードを予約した私、どうなるの?今後iモードは衰退するのか、EZウェーブやJフォンに移行したほうが良いのだろうか?私がiモードにしようとしたいのは、なんと言ってもユーザーの多さだ。iモード対応のHPで情報発信したいからなのに、こんな事ジャー意味ないじゃーん。ドコモよっ、しっかりしてほしい。今後の見通しを示してほしいです。
http://www.nttdocomo.co.jp/i

4月19日 時代は iモード?

先ほど「ドコモショップ」へ行ってきました。現在、私の携帯はP101です。もう3年半になろうとしています。そろそろiモードにしようと思ったのですが、208型だったら無料切り替えだが、iモードだったらいつの時点でも8千円から12,000円かかるとの事。なぁーんか釈然としないなぁ。もっと早いうちに切り替えればよかった。7月頃には携帯新機種に移行し、50Xシリーズはなくなるらしいが、現時点ではどのようなデザインや機能になるかはわからないとの事だった。
 
迷ったけど、P502iを予約した。1週間くらいかかるとの事だった。手にしたあかつきには、我がページも(i)対応にしようと計画中です。ちなみに折りたたみ式のやつは2ヶ月待ちだって。すご人気きだなぁ
 

4月16日 当果樹園HP総入れ替え

以前からNTTリースや、増毛町物産協会HPにも間借していましたが、OCNのPage Onにしたし、、今日は思い切って全ページ見直し。インディクス画面をどう作ろうか悩んでいましたが,まぁ、とりあえずやっちぁオーての事で、とにかくrenewal open!   

4月14日 増毛町農業委員会開催

私、黙っていましたけど、実は増毛町農業委員を務めております。去年、立候補したところ無投票当選しました。現在の増毛町の抱える農業情勢は一段と厳しく、私の発想や、農業者の気持ちを少しでも行政等に反映させようと思っています。

今回の委員会では、農地転用申請の審議や、新規就農者を受け入れやすくするための方策や規定の提案、研修旅行日程などが話し合われました。


4月13日 北海道果樹協会青年部総会出席

北海道果樹協会青年部は、各産地の果樹協会青年部の全道組織です。このたび、札幌のホクレンビルにて総会が開かれました。私は、これまで砂川の三谷部長の下、副部長でしたので、執行部サイドから事業報告・決算報告・事業計画・予算を提案し、可決されました。

しかし、役員改選では、余市もしくは仁木地区の人に部長をと私の必死の意見を無視するかのように、「順番はおかしい」「人で選ぶべき」などと、おだてとおどしで、「おめぇが部長をヤレ!」との事で、私、年甲斐も無く部長になってしまいました。

4月13日 心を動かされた本

三笠書房出版、加藤諦三著「楽しく生きるほう成功する」を読んだ。以前にも同「無理しない人ほど強くなれる」を読んだが、内容はどちらも「超まじめ人間」に贈る、無理をしてがんばり過ぎるなとの内容。燃え尽きてしまうな。

著者によると脅迫的・神経症的にがんばる人は燃え尽きる。好きな事をしている人は燃え尽きない。人を気にして頑張り過ぎる心理を詳しく書いている。

私は、農家(特に長男)には、このまじめすぎる人や、脅迫的に仕事をしている人が多いように思う。畑で仕事をしている方がホっとするが、いつも何かに追いかけられているようで、また、いつも何かをしなければと焦っている人がいます。私も事実そんな感じ。もっとリラックスしようと思います。


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