2004/05/21

 
梨とりんご開花!

洋ナシが満開となって、りんごも開花した。
暑寒別岳を覆っている雪は黄砂なのかまだらな模様を呈している。

さくらんぼの開花直後とりんご開花直前の防除のため、ミツバチたちは一旦遠くにもって行き、2日間で果樹園すべての防除を終え、昨日夕方再び蜂を運び入れた。
 

 りんごは、一箇所の芽から5〜6個の花が咲く。
一つの花を取り囲むように花を持つのが特徴だ。
真ん中の花は「中心花」といい、周囲の花は「側花(そっか)」と言う。中心花は一番大きく、早く開花する。この時間差は、早く咲くことにより霜の害を受けやすくなり、1番目の中心花がやられても、側花がバックアップすると言われている。
しかし、中心花が結実したら側花は必要ないはずなのに、条件がよければすべて実をつけ、団子状態となり、りんごの生育も悪くなるのだ。これはやはり、生物の本能「欲張り」って事は植物にもあるのかもしれない。
りんごの花の雌しべの数は5-6本あり、つまりはりんごの種の数だけある。
ミツバチたちは、花の蜜を求めてやって来る。蜜は雌しべ雄しべの付け根から分泌されていて、ミツバチが蜜を吸っているだけならば花粉の交配はない。(左下写真) しかし、ミツバチは幼虫のえさとして花粉を持っていく。後ろ足の毛に花粉を絡ませて運ぶ(右下写真)。このとき、花粉は雌しべの柱頭に付き受粉するのだ。
しかし、植物の中で、自分の花粉で受粉するのはブドウなどで数はすくない。りんごは、自分の花粉では極度に結実が悪く、別の品種の花粉が付かなければならない。そこで、果樹園ではいろいろな品種の木を植えている。ミツバチたちよ、出来るだけいろいろな木の花を廻ってくれっ!
一方、サクランボは花がほぼ終了。
サクランボの雄しべはたくさんあるが雌しべは一花に一本。つまりはサクランボは他の品種の花粉が一つ付けばOKなのだ。で、どこがさくらんぼの実に成るのかと言うと、花びらは脱落しガクのぶぶんが膨らんできているのがお分かりだろうか。さらに膨らむとガクははちきれて落ちてしまい、雄しべ雌しべも落ちる。
さくらんぼを食べるとき注意して見てほしい。さくらんぼの先端に小さく丸い模様がある場合がある。これが雌しべの付いていた跡である。