8月 312006
 

雨よけハウス内のサクランボがダニっぽく、葉の色が赤茶っけてきましたので、ダニ剤を散布しました。

対象:雨よけハウス内サクランボ
薬剤:オマイト水和剤 750倍
散布タンク:3タンク

 さて、今日と明日の二日間、全国リンゴ大会が開かれます。全国のリンゴ農家や関係者が約400名ほどの集合し、初日は札幌明日は余市に場所を移して、情報交換など行われます。
 増毛からも14名参加します。私も行ってきます。

8月 252006
 

 前回の散布から15日を経過しましたので、天気も良かったので本日りんご梨プルーンに薬剤散布しました。殺菌殺虫の農薬を散布するのは今期最後となると思います。
 りんごは、葉っぱに害を与える「キンモンホソガ」が場所によって頻発しています。この害虫が大発生すると、りんごの葉っぱにたくさんの幼虫が取り付きます。葉っぱの裏側の葉皮一枚内側を食害し、その空間でサナギとなりその後脱出して成虫となります。年に数回の周期で世代が変わります。この虫にやられた葉っぱは、その機能が阻害され、果実肥大や糖度上昇が鈍りますので、防除は欠かせません。

対象:りんご・梨
殺菌剤:ストロビードライフロアブル
 (りんご単植園のみ) 3000倍
殺虫剤:スタークル顆粒水和剤 2000倍
りんごのみにはスイカル1000倍可用
タンク数:5タンク

対象:プルーン
殺菌剤:ベルクートフロアブル 2000倍
葉面肥料:ヨーヒB5 1000倍
タンク数:1タンク

8月 102006
 

 サクランボの忙しさでエントリが少なくて、なにか薬剤散布ばかりやっているように見えますが、本日、約2週間ぶりにりんごと梨に薬剤散布しました。今日は暑かったので、もちろん空調服を着ました。空調服の威力は、まぁ快適でしたよ。

対象:りんご、梨
殺菌剤:オーソサイド水和剤 800倍
殺菌剤:ダーズバン水和剤 1000倍
ダニ剤:カネマイトフロアブル 1000倍
散布数:5タンク

対象:プルーン
殺菌剤:アンビルフロアブル 1000倍
殺虫剤:ダーズバン水和剤 1000倍
ダニ剤:カネマイトフロアブル 1000倍
葉面散布剤(肥料):ヨーヒB5 1000倍
散布数 1タンク

8月 062006
 

サクランボは残り少なくなりました。しかし、南陽などまだ木になっているものが、ショウジョバエの被害が目立つようになりましたので、夕方に1タンクだけ殺虫剤の散布を行いました。

対象:残存しているさくらんぼ
薬剤:アディオン水和剤 2000倍 1タンク

もちろん、この薬剤は収穫前日ので散布が許されています。

7月 262006
 

 今日朝より薬かけしました。SSが空いたのが9時前でしたので、途中、サクランボを留萌まで配達したり昼食したりと、終えたのが午後4時でした。早朝はほとんど無風でしたが、私のかける頃から少しずつ風が強くなり、午後からは昨日と変わらぬほどの強風も吹きました。
 今回も、周囲にサクランボがまだなっているので、サクランボにドリフトしても問題化しないように、サクランボに収穫前日までかけても大丈夫な薬剤を選択しています。

対象:りんご・梨
殺菌剤:インダーフロアブル 5000倍
殺虫剤:アディオン水和剤 2000倍
りんごには、カルシューム剤としてスイカル1000倍加用しています。

ついでにプルーン
殺菌剤:インダーフロアブル 5000倍
殺虫剤:スカウトフロアブル 2000倍
葉面散布肥料 ヨーヒB5 1000倍

プルーンは、前回からの散布間隔が空きすぎ、灰星病と思われるサビ果や、せん孔病と思われる(特にサン・シュガープルーン)多発していますので、少しの足しになればと葉面散布肥料を入れました。

7月 212006
 

サクランボへ薬剤散布をしました。いずれも「収穫前日」までかけても良い薬を散布しています。ショウジョバエの被害が心配されますので、殺虫剤も入れました。

対象:さくらんぼ
殺虫剤:ダントツ水溶剤 2000倍
殺菌剤:ロブラールアクア 1500倍
全6タンク

ぶどうもついでにかけました。
対象:ブドウ
殺虫剤:ダントツ水溶剤 2000倍
殺菌剤:オーシヤイン水和剤 3000倍
1.5タンク

7月 102006
 

今日、サクランボが超超忙しくなる直前に、りんご・梨へ薬剤の散布をしました。

対象:りんごのみの園
殺菌剤:ロブラール500アクア 1500倍
殺虫剤:ダントツ水溶剤  2000倍
CA剤:スイカル
タンク数:3タンク

対象:梨・りんご混植園
殺菌剤:サンリット水和剤 4000倍
殺菌剤:ダントツ水溶剤 2000倍
タンク数:1.5タンク

現在はサクランボが収穫最中であり、隣接している畑にはサクランボがあって、こちらにドリフトしても影響が無いようにと選出された薬剤です。いずれもサクランボ収穫前日までかけてもOKなのです。ですから、りんご・梨にサクランボ用の薬剤を散布したようなものです。隣に迷惑がかからないのであれば、殺菌剤はストロビーDFを入れたかった所ですが、敢えて割高で効力が限定されている薬剤を選定しているわけです。

7月 052006
 

 今日、サクランボへ殺菌剤を散布しました。午前中におおかた片付け、その間に散布していない圃場の佐藤錦をちょっとだけ収穫し、夕方にすべて散布終えました。
 当果樹園の属するSS(スピードスプレヤー)利用組合は2台有していて、チェリー?世号、アップル?世号とあります。私は「チェリー号」をなんとなく利用していますが、圧力を一定に保つ装置がうまく働いていないようで、片方散布とかの場合、ものすごく高圧になったりします。そこで、手動でメインバルブを回して微調整しながら散布しました。サクランボが始まったので、修理はお預けとなります。

対象:さくらんぼ及び隣接の桃
殺菌剤:インダーフロアブル 5000倍 7タンク

6月 252006
 

 今日午後から薬かけしました。

対象: りんご・梨 5タンク
 殺菌剤 : オーシャイン  3000倍
 ダニ剤 : コロマイト乳剤 1000倍
 展着剤 : パンガード   1000倍
 ※りんごのみスイカル(カルシュウム葉面肥料) 1000倍加用

対象: プルーン 1タンク
 殺菌剤 :オーシャンイン 3000倍
 ダニ剤 :カネマイトフロアブル 1000倍

6月 212006
 

 ちょと遅くなりましたが今日、シンクイコンを取り付けました。
 そもそもシンクイコンとは・・・りんごや梨の害虫であるシンクイムシは、果実に卵を産みやがて孵化した幼虫がまだ未熟な果実内に潜り込んで食い荒らして出て行きます。「虫食いリンゴ」に代表される害虫で、別に「針通し」とも言われています。
 そこでこれまでは殺虫剤を数回にわたり散布して、成虫を殺していたのです。しかし減農薬が叫ばれいてる今日、ユニークな方法が出てきました。そもそも害虫に限らずこの手の蛾達は、雄雌の出会いで卵を産むわけです。その出会いにはメスが発するフェロモンにオスが引き寄せられて出会うわけです。そこで、その害虫のフェロモンを分析し、それにそっくりな物質を化学合成する事に成功したのです。
 その化学合成フェロモンをチューブに封入し、徐々に蒸散させるようにすれば、害虫のオス達はメスの居場所を特定できず、オスメスの出会いを妨害出来るわけです。そうすれば、殺虫剤の散布を少しでも減らせる事が出来、減農薬に役立つ訳です。フェロモンは虫の種類によって異なるため、害虫に合わせていろいろなフェロモン剤が売られています。フェロモン剤では虫を殺していないので、中には出会いが成功する場合もあり、完全なものではありません。しかし、ここ数年、地域を挙げてこの方法に取り組んでいます。
 増毛町果樹協会では、今年は去年同様に「シンクイ」だけに特化した「シンクイコン」を使うことになっています。これは針金状に成っていて、一本のりんごや梨に数本づつ引っかけていきます。当果樹園では約3000本を設置し、シンクイとの闘いに備えたわけです。
 まぁしかし、害虫のオス達はいたる所にメスの臭いが漂っていて、ウハウハ状態になっていると思われ、しかし成就されないのですから、同じ男としてやや不憫でなりませんなぁ。ススキノの賑やかなネオンをさまよい、お金だけ使って結局なにも出来なかった経験ありませんか?人間も虫も本能をくすぐられると弱いものですねぇ。

6月 202006
 

今日の朝方霧でした。天気予報では明日から崩れるとの事。そこで、雨が降ってくる前に今日はサクランボに薬剤散布をしました。

殺菌剤:オーシャイン 3000倍
殺虫剤:なし
ダニ剤:コロマイト乳剤 1000倍
展着剤:パンガード 1000倍

全7タンクの内、4タンクにカルシューム剤のバイカルテーィー1000倍加用しています

6月 172006
 

 今日、一タンクブドウへの薬剤散布しました。
 ジマンダイセン 1000倍、アグロスリン水和剤 2000倍です。
 さて、夕方にポツリポツリと雨が降りました。ってか、湿りました。道南や壮瞥長沼にいたる付近は、ここまで雨がたくさん降っていると認識しています。一方で、増毛は雨らしい雨は降っていません。
 確かに湿度の高い日は何日もありますが、ザーザー降る雨はおそらく2ヶ月ほどお目にかかっていません。増毛アメダスデータを見ましたから、今日までの一ヶ月間の降水量は33.5ミリしかありませんし、それ以前にもまとまった雨は、4月20日の23ミリと5月10日の15ミリで、それ以外は降っても数ミリ止まりの降水量しかありません。
 雨の予報でも実際はジリジリとした高湿度の曇りの様相を呈すのみなのです。しかし、樹木の方はさほど枯渇状態とはなっておらず、サクランボの玉伸びも悪くないと思います(写真参照・佐藤錦)。これは、曇りが多く高湿度のため、土壌水分の蒸散が最小限に留まった為と思います(勝手な素人判断ですが)。しかし、石の多い増毛暑寒沢地区の土壌は、灌水しておく方が良いに間違いありません。今日になって数件が灌水の作業を進めていました。
 今日の夕方に晴れていながらの降水がありましたが、今は上がっています。雨よけハウスのビニールを棟上げした果樹園もありまして、サクランボなどの水分補給は、もはや自然の成り行きに任せてはいられない状況となってきましたぁ。
 暑寒別岳は、雪解けが進み緑と残雪のコントラストがくっきりしていて奇麗でした。

6月 072006
 

 本日昼直前よりリンゴ、梨、サクランボへ農薬散布をしました。昨日は雨が50%となっていて、散布する気になりませんでしたが、結局は夕方まで暑寒別岳が見える晴れとなり、昨日すれば良かったのにとやや後悔。でも、今日も良い天気。風も弱く散布日和?しかし、SSは早朝より引っ張りだこで、結局私の使用できるようになったのは11時頃でした。
 午前中2タンク、午後から10タンクほどかけまして、もう疲れましたぁ。サクランボが終わったのが午後7時半前頃。SSを洗っていたらポツポツと雨。まぁ、舗装を濡らす程度で収まったので、まずは安堵。がんばって掛けたのがフイに成るところでした。
 さて、写真は散布中、運転しながら振り向いて撮った写真です。他の方は真似しないように!脇見作業は事故の原因となります。

5月 242006
 

 ミツバチを一旦離園したすきに防除をしなければなりません。昨日夕方にスプレヤーが空きましたので、昨日のうちに2タンク、今日早朝より防除作業を再開しました。
 今日は曇っていた昨日とはうってかわって快晴。風もほとんど無くて暖かく、薬かけ日和でした。
 りんごには、アンビルフロアブルを、サクランボにはスミレックスをそれぞれかけました。ミツバチ再入園を明日夕方に控えていますので、今回の散布は「殺菌剤」のみとなっています。防除暦参照はこちら
 ちなみに去年は5月30日でした。そういう意味では、昨年よりも1週間ほど生育や作業が進んでいると言えます。

5月 142006
 

 16日にミツバチを放すので前日まで薬剤散布を終了しなければなりません。しかしSSは以前エントリしたように共同利用しているために、順次SSを使わなければなりません。私の順番が回ってきたのは、昨日の夕刻。
 SSは、一種の「気合い」といいますかテンションを揚げて一気にかけるべく、今日早朝から張り切ってやりました。2タンクかけたところで朝食。するとポツポツと雨が・・・といってもザーザーと降るわけでなく、屋根から水滴は落ちるものの、かけ終わった薬が流れるほどではなかったです。
 朝5時過ぎにネットで天気予報を見ると、留萌地方は、午前中の降水確率20%、天気予報サイトによっては晴れだったり、雨だったり。天気図やレーダー、アメダスなど自分なりに分析。「これはまずまず大丈夫」とそとに出ると暑寒別岳がはっきり見えていましたので、散布開始したわけです。しかし、それも裏切られ、昼まで散布を中止しました。
 午後から気を取り直して再開。しかし、今度は天気はOKでも風が。時折突風も吹いた。それでも次の人の為にもなんとか終わらせました。

 覚え書き:殺菌剤トリフミンは、梅とスモモに登録があり、共通してかけられると思っていましたが、用法を見ると、
梅?2000倍:、14日前まで
スモモ?1000倍、前日まで
となっていましたぁ。僅かに植えられている梅。仕方なく、まず500g一袋2000倍で一タンク調合。で、約200リッター散布し、そこへもう一袋500g投入。水を100リッター加水。その後プルーンに散布しました。
ダイアジノンを混用していましたが、こちらは1000?1500倍だったので、加水しても用法範囲内です。
まぁ、一農家にこんなに神経を使わなければならないのかと、細かく使用区分されている農薬使用用法をちょっと恨みました。

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