川南式の草刈り機は、すでに3世代目だと思いますけど、購入後数年すればあちこち逝かれます。今回は遊動する刃のベアリングがコタコタに破壊され、ぐらつきました。以前からゴーとうなりを上げていましたがついに壊れました。
そこで昨日、上下2個のベアリングを交換することにしました。以前にも交換した経験から自分でやりました。
まず、プーリーをはずさなければなりません。しかし、プーリーを固定しているスペリ部にあるボルトがゆるまずにちぎれてしまいました。それでもなんとかバイスプライヤーでボルトは取れましたが、プーリーはなかなか抜けません。そこで王道の道具「プーリー抜き」の登場。しかしプーリーとシャフトは錆びなどで硬く接着されていて、プーリー抜きに相当の力がかかる。もう少しと思った瞬間、プーリーが欠けてしまいました。脱力。やはり無理矢理力ずくでやろうとすると壊れてしまうのは、安倍政権の強行採決など力ずくの結果が、今回の選挙大敗した事と、共通するのかなぁ。と思うこの頃。
その後もプーリー抜きの位置を変えながらやりましたら、さらに欠け、また欠けしてしまいました。早速プーリーとベアリングを余市の工場へ注文し、部品は今日着いたので、交換作業をやりました。
シャフトが古いため、ハンマーでたたかれた傷があちこちあったりして苦労しましたが、何とか「治る」ところまでいきましたが、サクランボの忙しさのため、完成は明日に持ち越しとしました。
2004年導入の乗用型草刈り機「草刈り機まさお」君は、最近作業中の「シャーッ」という金属がこすれる音が目立っていました。そこで、今日怪しい所をはずしてみました。実際は写真の上下反対に付いています。
走行用HSTに動力を伝えるVベルトのテンション張りです。手で回してみると、やはりスムーズに回っていなくて、どことなくぎこちない。カバーをはずして見ると水がたまっていました。(こちら写真)
この部品はエンジンの下にあるため、雨などが直にかかることはないのものの、洗車などで少しずつ水が進入したと思われます。ベアリング下部はカバーがあるために水滴が抜けずにたまってベアリングを腐食させていたことが判明しました。
ベアリングのリング状カバーをはずしてグリースをたっぷり付けてみましたが、回復しなかったので二つあるベアリングの片方を交換する事に。幸い北鐘興産に同規格のベアリングがありましたので、早速買ってきて交換しました。再び水の進入に備えて今度はゴムのキャップははずしたまま組んでみました。
もう「シャーッ」という音はしなくなりましたぁ。同様の部品はもう一カ所、回転刃を回すベルトテンションにもやや大きなベアリングが使われており、こちらもゴムキャップがしてありまして、この部品も同じ運命になるのかが心配です。
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もう古いミニユンボで倒木抜根等行っていたところ、今日、ゴムキャタが濡れているのが見えました。以前から液体がポツポツ落ちているのは判っていたのですが、なにげに下を覗くとある油圧ホースからのオイル漏れを発見しまして、早速交換しました。
ユンボ(バックホー又はパワーショベル)の可動はすべてが油圧。つまりすなわち油圧の伝達はすべてパイプやホースでなされております。去年、キャビン内のジョスティック状の操作レバーの付け根から油が噴出し、自分で交換しました。
今回は床下にある30センチほどのホースでした。はずして早速留萌へ出向いて、同等のコネクタ付きホースを作ってもらい、修理しました。
農協へ行って作動油(タービン油)を買ってきて、約10Lほど補給。それでも定量の最下位程度で、ずいぶんの作動油が流失していた事になります。
日本製の物って、品質が一定していますから、油圧ホースの劣化は他のホースも相当に進んでいると思われ、次はどのホースがダメになる事やらです。
今は会社が無くなってしまった東洋社の「日の本トラクタ」。うちには18馬力が一台あり、最近は発電が悪いのか2年ほど前から自充電しなくなっていました。そこで、セルが弱ってきたらバッテリーを充電しては使っていました。それが数日前、セルが極度に弱くなり充電しても改善されず・・・・「どうしんたんだ?!ヘヘイベイビーッ、バッテリーはビンビンだせ!」と、言うわけでセルモーターをばらしてみました。
はいはい、ブラシが減って限界点に達していました。ブラシ交換はこれまでに2回ほどやっていまして、今回も自分で交換しました。(株)工藤電機からブラシを取り寄せ、半田付けに少々苦労しながらも交換出来ました。ブラシに接する方も奇麗に磨いてホコリを取りましたがその分、軍手が真っ黒となりました。
組み立てには、ビニオンを飛び出すシーソーのようなロットの方向を忘れ、逆に付けたり、ターミナルを下に付けていたりと、何度も組み直したのですが、なんとかなんとか無事に組み立て成功。バッテリーで試験すると、マグネットはOKだし、モーターも勢いよく回りましたので、トラクターに取り付けました。
エンジン始動してみると目をさめるような力強いトルクとともに高回転であっさりエンジンがかかった。キーを離した後も、余韻を残すようにピニオンが引っ込んだ状態での惰性回転。ばっちり直りました。
さっこれで「いつものように決めてぶっ飛ばそうぜ?ッ」