ホントかウソかってウソです。
昨日サクランボ剪定中になにげにプルーンの枝を見ましたら奇麗な小鳥が6羽ほどでさえずっておりまして、なるべく刺激しないように近寄り、カメラのズームを最大にして撮影したのが、この写真です。
梅の芽を食害する鳥「ウソ」は知っていましたが、シゲシげと見たのは初めてです。奇麗な外観とは裏腹、核果類のまだ小さな芽だけを食べる憎き鳥です。長沼の仲野さんも梅に被害があるようです。3月に入ってもまだまだ梅など荒らされそうです。
中晩生種のプルーンも熟しましたので、収穫しています。
お客様から「顧客に関係ないどうでも良いことばかり書かないで肝心の何を売っているのか書きなさい」とおしかりを受けておりました。しかしその時「これからもどうでも良いことばかり書かせていただきます」と、少々反抗ぎみで答えたのでした。そのお客様は、遠くから出向くのだから確実な情報を知りたいとのことでした。
そこで、確実なプルーン情報を発表します。
シュガー(サン)プルーンはほとんど収穫しました。収穫量は約2トン弱かと。あまりの量に途方に暮れておりますので、ドンドン買ってください。ただ、雨がひっきりなしに多く降りましたので、シワシワになっているのが半数近くあります。それでも糖度を測ると22度前後ほどありますので、濃厚なプルーンの味わいが実感できるのでございます。
くらしまプルーンは黒っぽくなるのが特徴で、酸味もまだ強いのですが、果汁はべたべたするほどで、糖度もそこそこ高くなっていますから、こちらも濃厚な味わいでございます。果実の大きさも比較的大きくてGOODです。収穫量は70kほどですので、早い者勝ちでございます。
ベイラーは、酸味が少なく、さわやかながら程よい甘さで、はっきり言って美味しいですよ。こちらは、一部まだ木になっています。が収穫済みを合わせて150キロほどかと思います。
高校野球、大量得点差がついても最後まで諦めない必死な球児のプレーに感動します。兵隊さん、死んでも進軍ラッパを放さなかったや、突撃のその瞬間まで操縦桿を握っていただろう特攻飛行士の精神にも、当時の人々のすごさに感銘を受けます。結末の知っている現代の我々が考えるに、先の戦争はコテンパンになるまで戦わないで、さっさと負けを認めていれば被害も軽かったろうにと安易に考えます。しかし、日本の粘り強いトコトン行ってしまう性格は、おそらく日本人のDNAに刻まれたもので、現代人の私にもなんとなく判るような気がします。
さて、このプルーンは「くらしまプルーン」。先の強風で、他の品種プレジデントやベイラーが次々と落果する中、風で煽られ揺すられても尚落果せず、樹にしがみ付いていたのでした。しかし、その実は近くの枝やとがった部分にぶつけられ擦られ、ついに果皮は破れ果肉がえぐられるまでになってしまいました。
そんなになるまで樹にしがみ付いていないでさっさと落果していれば、果実の被害は少々の打撲だけで済み、値を安くしてでも販売出来たものを。ここまで負傷していれば、せいぜい試食に使えるかなっといった程度です。
品種名くらしまプルーン。カタログによると長野県の倉島氏が育成した品種で、日本生まれだ。さすが日本魂が込められている品種なのかも知れません。
参考までに、当果樹園では先ほど完売しましたので、ご用命はまた来年よろしくお願いします。
当果樹園プルーンの中では一番樹数が多く古いくて大木となっているサンプルーン・シュガープルーンのほとんどを今日収穫しました。
サンプルーンとシュガープルーンは、苗木購入時には分けられていましたが、結実するようになって、どちらがどちらか分からなくなりました。サンの方が若干果実が大きいはずですが、今では見分けがつきません。そこで、当果樹園では「シュガープルーン」にして呼称しています。厳密に申すと社会的にダメなのかもしれませんが、これは勘弁してください。
去年は多雨を受け、多くがシワシワ果実でしたが、今年はまだまだプリプリです。しかし、結実が去年より悪い(多分50%くらいかも)し、一列伐採したので、収穫量は約800キロ程度かなっ。
シュガープルーンもサビ果が目立ちますが、大半を冷蔵庫へ直行させましたから、送りをこなしてから徐々に販売させます。
お客様より「プルーンの情報がない」とのご指摘がありましたので、現在のプルーンの状態をお知らせいます。
今年のプルーンは例年より甘さが強いように思います。品種によっては果実が多少硬くても十分美味しい品種もあります。人気の高かった「パープルアイ」や「チェーアン」は終わりました。赤みのプルーン(品種名がよく判らない)も終わりました。ジャー現在は・・・・・
【ローブドサージェン】
樹がまだ小さく数本しかないため、収穫量が少なく、残り約10kg
【スタンレー】
昨年多くを伐採したため、残りは約30kgほど。しかし、今年のスタンレーは例年よりもはるかに美味しい。
【バーバンクグランドプライス】
毎年樹になっていながらにして腐って行き、満足に収穫した記憶無し。しかし今年は少雨のため、十分に収量がありました。在庫小量
【ベイラー(写真)】
苗木分を収穫済み。まだまだなっていますから、これからも十分あります。
【くらしまプルーン】
樹が小さいので、少量ですが、これから収穫予定。
【プレジデント】
今後収穫予定。
【シュガー・サンプルーン】
まだ収穫していませんが、すぐにでももげます。数量は十分あると思います。今年は一段とおいしい。定番だけど根深いファンがおられて10キロ単位で買われるかたもおります。
今年のプルーンは、6月の天候不順(長期間のジメジメ)がたたった為か、肌がカサカサになる「サビ果」が多く出ております。しかし、味には影響がなく、むしろサビ果の方が美味しいと思います。プルーンは、外観にとらわれないで、果皮色の濃い実を選ぶのがコツです。