これから天気が悪くなって、いつ雪が降ってくるかは時間の問題となってきました。フジなどは遅くまでならしておきたいのですが、天候悪化を考慮して、リンゴのほとんどを収穫しました。
22日午前、青い調理用リンゴ「ブラムリー」をインターバル撮影しました。
6秒に一コマ撮影で約2000ショット写し、編集しました。
せっかく一眼レフのシャッター寿命を削って撮りましたので、PCでご覧のの方は画面からYoutubeを開いて、画像クオリティーを上げて(HDならなお良い)ご覧ください。
今日11月24日北海道新聞生活面の記事です。
カナダで開発された遺伝子組み換えリンゴがアメリカで論議になっているニュース。
遺伝子組み換え作物がリンゴにも拡大されちゃったのですか。やはり安全性が一番気になる所で、徹底的な科学的検証をお願いしたいですね。また交雑して行くと、どんどんと変異なリンゴが登場しそうで、倫理というか節操を失いかねないその第一歩のような気もします。
この記事で、カットしても変色しないリンゴという事ですけれど、この特性ならとっくに青森県で品種となっています。もちろん青森のは遺伝子組み換えではなく従来の他品種の花粉と雌しべを受粉させて作った品種で、「千雪」といいます。私はまだ試食していませんが、このリンゴをカットしても切り口がすぐに茶色くならない特徴です。当果樹園では、去年数本導入しており、現在育成中です。
留萌の加工施設「こさえーる」で乾燥リンゴを試作したのを受けて、留萌のMさんに頼んでブラムリーを乾燥してもらいました。
見た目は悪いですね。味は、ブラムリーなので酸味がしっかりしてます(あたりまえ)。たぶん、粉砕するとお菓子とかいろいろな応用が利きそうです。
再びインターバル撮影に挑戦。今度は果樹園らしく、りんごのブラムリーを撮ってみました。
今回は約900枚の写真をパラパラ漫画のように、動画に編集するっていう、いわゆるインターバル撮影です。
もうね、デジタル一眼レフのシャッター耐久試験をしているようなもんですよ。5秒に一回シャッターを切るように設定。雲が通過するであろうあたりにレンズを向ける。もちろんリンゴもちゃんと写っていなくちゃね。
見るにあたって、せっかくハイビジョンでアップしたので、Youtubeから高画質フルスクリーンモードで見てほしい。
まっ、ずーと剪定しているので特筆することもないのですけど、とりあえず今後話題沸騰?するかもしれないりんご品種「ブラムリーズシードリング」の剪定を始めました。今年は積雪が固くて融雪がなかなか進まず、この圃場は約1メートルの積雪があります。また降雪も多かったので、下枝は雪に埋まり、埋まった枝は雪によってドンドン地面に引き込まれています。この際この下枝は草刈や薬剤散布のときに邪魔なので、切り落とすことにします。
それにしてもこのリンゴ、200年前の偶発実生の品種とあって勢力旺盛です。徒長枝が太いし多いです。徒長気味の3年枝を切るのにチェンソーが必要になるくらい。
ブラムリーは、芽も他の現代品種と比べて大きいし、。なんだか生命力の強さを感じます。
ヤワな現代品種よりも原始に近い野性味あふれる昔昔の品種のブラムリーは、たくましさ、生きる強ささえ感じられ、剪定しているこっちまで元気付けられるような気がしました。
3月28日は久しぶりの快晴。カメラを持って剪定に出かけました。
まずは暑寒別岳でございます。上の雪がテカッてきました。頂上あたりの外輪部はセッピになっているのか、影が見えますな。
果樹園では、鹿による枝の食害が目立っています。ここの畑の付近で年末に約20頭ほどの鹿が目撃されていまして、そのご数頭が捕獲されそれ以来鹿は居なくなりましたが、枝や幹の皮を食べられてしまいました。特にリンゴばかりやられています。また、ウチの場合、せっかく収穫が多くなってきたシナノスィートが特に被害が多いのが、ショックです。
飛行機は相変わらず飛んでいます。特に午後から多いのですが、今日は北進する飛行機を数機見かけました。14:25頃通過した飛行機を撮影したところ・・・
垂直尾翼のペイントがはっきり見えておりますし、ずんぐりした機体の特徴から、ルフトハンザ航空の2階建て超大型旅客機A380ではないですか。へぇー、増毛上空をこんな飛行機が飛んでいくなんてね。フランクフルトにでも行くのかな?なんだかソーセージ食べたくなりましたなぁ。
飛行機ばかりでなくトンビもよく目撃するようになりました。山際の畑だったんで普段果樹園では見かけない、ノスリも目撃。ノスリはトンビと違っていつまでも同じ場所で旋回しなくて、すぐに移動し動きも速い。とっさにオートでシャッター切りましたので、写真がブレてますが、一応ご紹介します。
神奈川のSさんから、2日のブラムリーファンクラブのオフ会で出されるドイツ菓子が送られてきました。あのE1がこんなにおしゃれになって帰ってきました。
お作りになったのは、ドイツで修行して藤沢にお店を構えるaus Liebe(アウスリーベ)。同梱のパンフレットには美味しそうなドイツ菓子がたくさん載っていました。
サクサクのビスケット地に囲まれアーモンドが敷き詰められた内部にはブラムリーがふんだんに入っていました。コレは手間がかかっている!と直感しましたネ。食べてみますと、アーモンドの香りの後、ブラムリーの強い酸味が口内を刺激しますが、砂糖やバターが食味を引き立たせ、濃厚な味わいにしてサッパリとした後口。
ちょっとづつ食べたつもりが、一人で1/4ほど食っちゃいました。
オフ会にはいろいろなお菓子が出されていたようで、コチラとかコチラ、出席されたからのブログ記事コチラ。盛り上がっていた様子が伝わってきます。このよな形で集い、語られているなんて生産する我々もそうですが、果物にとっても幸せなことでありますなぁ。
わざわざ贈ってくださったSさん、ありがとうございました。