りんごの一品種「ひめかみ」は、農水省が「ふじ」と「紅玉」を掛け合わせて育成されました。
果肉にはたくさんのミツが入り、それでいて酸味の利いたりんごです。収穫間際になると鮮やかな紅の縞となって着色します。増毛ではそろそろ収穫期を迎えます。
我が家では、矮生台木で一列ひめかみがあります。ちょっと酸っぱいパンチの利いたひめかみを是非ご賞味ください。
先日の強風一過に伴う新聞記事が本日の道新留萌版に載りました。
昨日北海道新聞留萌支局長さんがわざわざ来園され、落果の状態などをお話ししましたところ、早速今日の紙面に私の名前でしかもカラー写真付きで載っております。支局長様、取材ご苦労様でした。
数日前にNHKで、家の本家であります仙北登果樹園のりんご狩りのニュースが取り上げられており、お客さんが楽しそうにりんごを袋に詰めておりました。また、数週間前にも秋香園がプルーン収穫のニュースが放映されましたぁ。
いつも道新には批判的な私ですが、地方版にはかなり期待と高い評価をさせていただいている私ですので、今度は明るいニュースで取り上げて頂きたいなぁと内心思っております。
いよいよリンゴが色付き、順次収穫を待つようになりました。早生品種である「北上」や「さんさ」「みちのく」は色づきの良いのを選びながらぽつぽつ収穫しています。増毛果樹園で相当量のロットを持つ品種は「つがる」でしょう。
しかし、「つがる」は系統がいくつかあって、収穫時期はすこしずれています。当果樹園で最初に収穫されるのが「まつだ系つがる」(写真)です。当果樹園では勝手に「紅つがる」と称して直売しています。
さて、私が巡回しているブログにりんごの記事がありましたので、トラックバックさせていただきました。こちら「ヒロさん日記」
私はリンゴを収穫していて「心が洗われる」事はありませんが、それでも一年かけて実ったりんごに慈しみは感じます。
リンゴ収穫を私たちの地域では「りんごもぎ」と言います。地域によって「もぐ」言葉が違うようですね。九州では「ちぎる」。ヒロさん日記では「摘む」と言っていましたし、観光の場合は「りんご狩り」と言います。ちなみにNZでの英語は「pick」と記憶しております。
増毛でも「摘む」は、春のリンゴの開花時に余計なつぼみを取る時は「花摘み」と申しますよ。
今日は支離滅裂気味なエントリとなりましたっ。
前回の散布から15日を経過しましたので、天気も良かったので本日りんご梨プルーンに薬剤散布しました。殺菌殺虫の農薬を散布するのは今期最後となると思います。
りんごは、葉っぱに害を与える「キンモンホソガ」が場所によって頻発しています。この害虫が大発生すると、りんごの葉っぱにたくさんの幼虫が取り付きます。葉っぱの裏側の葉皮一枚内側を食害し、その空間でサナギとなりその後脱出して成虫となります。年に数回の周期で世代が変わります。この虫にやられた葉っぱは、その機能が阻害され、果実肥大や糖度上昇が鈍りますので、防除は欠かせません。
対象:りんご・梨
殺菌剤:ストロビードライフロアブル
(りんご単植園のみ) 3000倍
殺虫剤:スタークル顆粒水和剤 2000倍
りんごのみにはスイカル1000倍可用
タンク数:5タンク
対象:プルーン
殺菌剤:ベルクートフロアブル 2000倍
葉面肥料:ヨーヒB5 1000倍
タンク数:1タンク