6月6日9:30より健康一番館にて、増毛町で行われるのは5年ぶりと言う、財務省主催の財政行政懇談会がひらかれ、私も出席しました。
町三役をはじめ銀行や郵便局、農協、商工など約5-60人(数えていませんが)が参加されていました。私は多分、農業委員会として案内されたんだと思います。旭川財務事務所から所長と課長が来町され、金融詐欺にあわないための方策や、日本国の財政状況などの講義を受けました。
所長からの「財政・経済の現状と課題について」は、まぁ端的に言えば消費税を10%に上げなければならない幾多の訳が説明されましたね。
しかし、私は全く同意する感もなく、財務省は地方にまで消費税の増税プロパガンダを仕掛けているのだと強く思いました。例にもれず国のプライマリーバランスや歳入歳出が開くいわゆる「ワニの口」、国のGDPにしめる借金の割合と他国の比較、急速に進むであろう高齢化による福祉医療対策費の増大など、増税しないと国の財政が持たないとの話でした。
※財務省パンフレットはコチラ参照
ただし日本国の借金である国債は、すべて日本円で取引されているから、日銀とてを組めばつぶれないし破綻しても他国に迷惑をかけない、国の借金はほとんど国民の預貯金などで買われるので、国民にとっては財産であると、講演の最後の付録でちょこっと説明されました。
私は、こんな説明では全く納得していませんよー。だいたい国のバランスシートはどうなっているのかや、1000兆円の国の借金の内、すでに日銀が買い取っったのはいくらあるのか、また、所得税など一般財源は今後も増えないとの前提に立っている事、消費税を上げると消費が下がりさらなるデフレを誘発して、国の歳入は増えてこない事もあるし、そして益々他国との経済的格差が増える事など、ツッコミどころ満載でした。
やっぱりいわゆる「お役人」は、目先の仕事に専念する事が仕事で、デフレから脱却させ景気を良くして経済を活性化するのは、政治家の仕事となるのだなと思いましたね。ですから、今の与野党の政治家さんは、経済財政にしっかり向き合って我々庶民の生活を良くしていく方策をお役人に頼らずに講じるようにお願いしたいところです。
でも・・・・森友の8億円値引き問題(結局土地は戻って来たので損も得もしていない)で一年半以上も国会で騒ぎ、一体何百億円の国費を使って、未だに追求しようとする野党(維新を除く)には、全然期待もてないし、怒りさえ覚える今日この頃でございます。
【参照】
YouTube 【6月3日配信】上念司の経済ニュース最前線 6月3日号「安倍総理増税延期を表明!凍結とどこが違う?大新聞の嘘を暴く!ワニの口は閉じられた!」桜林美佐 【チャンネルくらら】