7月 202005
 

 基本:高等植物は通常自分と同じ品種の花粉とは結実が非常に悪いのですよ。たくさんの実りの為には別の品種の花粉が必要となります。
 「南陽」:南陽は山形県で育成された、比較的新しい品種です。粒が大きく、超高級品種と有望視された品種ですが、生誕地山形では、結実が不安定のため佐藤錦のようなメジャー品種となりませんでした。
 南陽の花は他の品種から数日遅く開花するため、その時には受粉するべき他品種の花が少なくなっており、その為、年によってはなったりならなかったりする不安定な品種なのです。
 しかし、今年は開花時期が遅れました。しかし、晩生の花も同割合に遅くなったわけでなく、早生も晩生もほぼ同時に一気に開花しました。サクランボに限らず、今年の春はいろいろな花が一気に咲いていたはずです。
 そういう理由からと思いますが、今年の「南陽」はかなりなっています。しかし、生育期間の雨が少ないため、また結実多も相まって小粒傾向です。それでも灌水しているところなどは、それなり大きくなっており、今年の南陽の収穫は期待しています。

  4 コメント

  1. 今年の南陽は・・・なりすぎナンヨ!!
    3Lサイズがはっきりいって少ないですね・・・涙

    金曜日のラジオの連絡、フンヌ氏からありました・・・
    ネタ・・・考えます!

  2. ネガティブに考えると「生りすぎ」ですねぇ。
    着果過多で「チャッコカッタ」って、これ、FMでのオヤジギャグネタになりませんか?

  3. 壮瞥でも今年は良い着果状況です。入園しても南陽と気づかれない樹もあるようです。でもこの写真のような樹はうちにはないです。さすが増毛ですね。

  4. 昨日の「FM緑の風通信」で、「チヤッコカッタ」言ってしまいしまた。というよりそう言う様に仕向けられました。
    今年のさくらんぼは、一極集中の様相で、始まりは遅いものの、終わりは例年並の時期になりそうな予感ですね。

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