11月 122007
 

 本日、午後から羽幌町サンセットはぼろにおいて、留萌地区農業委員会等研修会が開かれました。2007-11-12.jpg 会場には管内の農業委員や事務局など約70名ほどの参加者がありました。研修内容は北海道農業会議からの説明で、農業委員会をめぐる情勢、今後の農地政策などについてでした。
 各地で拡大している遊休農地の解消、有効利用をすべく、農地政策が見直され、面的な集積の促進、使われていない農地は植林などして山林に返す事も含めて検討されているようです。
 しかし、これにかかる法案は、どうも来年の国会でも間に合いそうもなく、現段階でも議論がなされている様なので、まだはっきりした方向は不透明です。いづれにしても、遊休農地、耕作放棄地の有効利用は、担い手問題とも結合する問題で、机上論では政策は掲げられるものの、現実は採算なと経済が絡むことからなかなか難しい問題であります。
 WTOの状況も簡単に説明がありました。WTO農業交渉で現在は「三すくみ」状態といわれて、日本とEU、アメリカ、ブラジル等途上国、の3グループが互いに相手の弱点を指摘あっている様相だそうです。日本へは関税引き下げで上限関税を、アメリカへは国内補助金削減、途上国へは非農産品での譲歩を求められているそうです。
 また、バイオ燃料増産に伴い、穀物が高騰した結果、アメリカは農家への補助金が実質減っており、WTO交渉の一歩優位になっているようです。今後もバイオ燃料に伴う農業情勢は大きく変わっていくのではないかと心配されます。


覚書:子犬来園

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