9月17日エントリした月尾先生なのですけど、雑誌BIG Tomorrow12月号84ページに載っています。
留萌在住の彫刻家大野静峰氏や、増毛町本間家の中庭の写真なども載っています。記事文と増毛などの写真との整合はありませんが、是非ご覧下さい。
本日10月8日午後4時、増毛町元陣屋にて、増毛町漁組藻場づくり10年周年を記念して講演会が開かれ、内外から約百名が集いました。増毛町の前浜は日本海沿岸各所と同様、磯焼けが進んでおりました。なんとか昔の豊かな前浜を取り戻す施策をと増毛漁組では10年前から海へ合法的に醗酵漁粕の投入を試みていたのでした。
今日のイベント内容は、まずこれまでの漁組の取り組み報告の後、某鉄鋼会社の藻繁殖に関する研究実績発表。その後、北海道大学の本村泰三氏による「藻類」のお話を伺いました。
「藻類」は生育段階で配偶体の時、卵子と精子による受精により昆布などの藻類が出来る事などは、私は初めて知りました。地上植物は「高等」と良く言われますが、海洋植物が決して下等ではなく、多様化しているそうです。しかしながら、それらの研究は立ち後れていることから、もっと海洋植物の基礎的研究が進まなければならないと、本村先生は訴えておりました。それらの研究は今後の地球温暖化解決などにも直結するらしです。
さて、今回のイベントでメインは畠山重篤氏の講演です。「森は海の恋人 (文春文庫)」の著者です。彼は気仙沼で牡蠣を養殖する漁師さんです。牡蠣の生育悪化の原因が山にあるのではないかと着目し、20年ほど前から山に植林する活動を始めました。
北大の松永勝彦さんと出会い山と海の関係が密接であることを確信したわけです。
山の落ち葉が堆積して腐葉土となりその課程で、土の鉄分がフルボ酸鉄となって雨によって海に流され、その鉄分が海草の生育に欠かせないのです。山や川の開発が進んで、山に広葉樹がなくなり川はダムが造られ海岸は護岸された現代、山からのフルボ酸鉄の供給が途絶えたために磯焼けが進んだらしい事がわかってきました。
畠山氏は講演で、漁師であっても「化学」を知らなければいけないと訴えていたことが印象的でした。
私が何故この件に詳しいかと申しますと、施肥事業のパンフ作成に私が携わっていたからです。なにを隠そう、今回のポスターの図案の「蘇る」を思いついたのは私なのでした。山に草や野木が帰って来ると魚が帰ってくる、すなわち浜が「蘇」るのキャッチを考えたのが私なのでした。
磯焼け解決には「鉄」が切り札となることから、鉄の専門会社もこの研究を進めています。
今回のイベントはイギリス系のテレビメディア「Green.TV」のスタッフも同行取材しており、もしかしたらネット配信されるかも知れません。
講演終了後は留萌のホテルに場所を移して、晩餐会と言うか打ち上げが行われ、鉄鋼関係者や漁組関係者を交えて増毛食材でのパーティーが開かれ、それぞれ交流を深められました。
東京大学名誉教授月尾嘉男氏を塾長とする全国18自然塾が相互の意見交換や親睦を深めるべく、15日16日に全国大会が萌州(留萌管内)にて開かれました。
私も萌州沿岸塾のメンバーでして、一部ではありますがこのイベントに参加しました。
15日午後、早入りしたメンバーは当果樹園に来園昼食後、私の果樹談議に付き合わされることになりました。14時過ぎには塾長月尾氏の来園。ブドウやプルーンなど果樹園をご案内しました。
15日夜には前夜祭「ようこそ留萌へ」を礼受牧場にて開催し、全国から来られた塾生達を歓迎したのでした。
月尾先生は、テレビやラジオで活躍中ですが、今回は雑誌BigTomorrowの記者とカメラマンが同行し、今回の様子を逐一シャッターに収めておりました。BigTomorrowには月尾先生の記事が連載されており、今回のは数ヶ月後の記事になるとの事でした。
16日はメインイベントである全国大会が小平鰊番屋にて開かれましたが、私は梨の選果で忙しくてでられませんでした。しかし、その後夜に行われた懇親会は出席し、留萌管内の自慢の味を堪能しながら各地の塾生との交流を深めて参りました。
増毛観光局でも紹介されておりますチョロQ「ましけ消防1号」は、当果樹園でも売っています。
チョロQは、製造で金型を使うんですが、例えばバスなどは流用が利くそうで、その分安く出来るそうです。しかしこのましけ消防1号は、全くのオリジナル金型。つまり、他に二つとない形のチョロQなのです。
ましけ消防1号のモデルとなっている実物は、昭和初期のもの。現在は資料として増毛消防本部に保存しており、9月30日増毛秋味まつりには会場に展示される予定です。
農地・水・保全の事業として主に開水路沿いの草刈を部落総出で行いました。暑寒沢に於いて「開水路」は、ウルグアイラウンド道路(旧吉宮公園?暑寒沢東公園)にあります。この沿道は自動車による往来は少ないのですが、健康を気遣うペデストリアン(徒歩者)には人気のコースです。
しかし、道路が完成してからこれまで本格的な草刈など行われておらず、雑草やドングイが約2メートルの水路を覆い隠すほどになっていました。そこで環境を良くしようと、農地・水?の事業を重ねてた訳です。
約1.3キロ?ほどの道は、いざ取りかかると想像以上に長く、過酷な作業となりました。ブラシカッターによる草刈はそれはそれで大変なのですけれど、水路に落ちた草木を上げ出す作業はもう、大変でした。途中から水量が増してきたり、倒れかけて水路をまたがっている樹木はチェンソーで切ったりしました。
昼までかかった作業でしたが、終わった後に見てみますと、大変すっきりした道路となりました。これで散歩も一層さわやかに歩むことが出来るでしょう。
関連記事:6月5日、5月30日、5月15日
増毛町港祭りに伴う花火大会が増毛港で開かれました。
増毛港は数年前より拡張工事が行われており、防波堤や荷揚げなどのヤードがかなり広く埋め立てられています。普段はがらがらの港ですが、今夜は車と人であふれんばかりの賑わいでした。
今年の花火は、50回を記念して近年になく盛大にやるとの事でした。いつもは一つ上がったら休んで、また一つ上がっては休んでのインターバルが長かったのですが、今年はさほど待ち時間も無く、スムーズに打ち上げていました。また、港内で見ていましたので、花火の破裂音が体全体に響いて迫力満点でした。
デジカメのムービーモードで花火の様子を撮りましたので、フィナーレのラスト1分ほどの映像をご覧ください。
【31日追記】 ブラウザFirefoxをお使いになっていて、この動画が勝手に自動再生され、突然の音に途惑っておられる方がおりましたら、FirefoxアドオンStop Autoplayを入れましょう。こちらも参照
覚書として。増毛町果樹協会青年部は今夕、暑寒沢の会館及び果樹協会の別苅と朱文別にある看板の下草刈りをしました。
詳しくは、多分アップされるだろうこちら「増毛町果樹協会青年部ブログ」をどうぞ。
ちなみに、このブログの右サイドバーのリンク欄にも青年部ブログをリンクしました。
農地・水・保全の事業として今日は、道路脇の草刈りを部落総出で行いました。
朝8時30分会館集合で、各班を分かれ果樹園に面する道道とりんご回廊との間の草刈りをやりました。
場所によりドングイが人の背丈以上にもおがっていたり、見た目も悪いし遊歩道のイメージを損なうため、本来ならば道路管理者である土現の仕事ではありますが、予算逼迫の折、住民もやはり汗をかいて、生活環境を良くして行こうという訳です。
今日は今年最高かと思わせる位気温上昇し、文字通り「汗」かきました。午前11時過ぎに終わりましたが、その甲斐あってこの通りっ!すっきりしました。約2キロの沿線は、遊歩道を歩いても快適に歩けるのではないかと思いますよ。
参照:5月30日、5月15日各エントリ
今朝、増毛の果樹園がNHK総合テレビで全国に生中継され、暑寒別岳を背景にリンゴの花取り作業などが紹介されました。放送は朝7時30分頃にまず北海道向けに放送され、増毛町果樹協会長である山口利幸さんの果樹園内で、親子3代総出で花取り作業中であることなどが約5分間くらい紹介されました。
8時過ぎには全国向け放送となり、数分でしたがりんごの花のアップなど放送されました。
今日は快晴で暑寒別岳がくっきり見えていたし、りんご開花もちょうど良くかなり以前から予定していた放送日にもかかわらずベストタイミングでした。
NHK映像は、スタッフ約10人位と高所車や衛星中継車など用意され、ものものしい装備で放送されましたが、晴天も手伝って大変良い映像を送り出せたのではないかと思います。
4月15日の町への監査請求の件は、請求期限の1年を過ぎたため請求却下されていましたが、3名の町民は裁判に訴えるようです。このニュースは留萌新聞と道新留萌版に載っていました。
記事内に「今後の事は弁護士に任せている?」とありますが、訴えるのは町民と称する3名なのですよね。弁護士が訴えているわけでないので、この3名はしっかりと「今後の方針」を示すべきですし、名前も公表すべきですよ。また、弁護士費用は誰がどのように負担しているのかも明らかにして欲しいと、町民である私なんか思いますけどね。
私が心配なのは、この裁判によって時間が割かれることにより町政に対するエネルギーが閑散して、町政が停滞したり、萎縮されるなどの影響が出るのではないかと言うことです。
この問題に町議会はどう態度するのかも気になります。
いずれにしても、町長が過去の決着済みの問題に尚も振り回され、将来像をなかなか描けないような事態となれば、町民全体にとって一番不幸な事と思います。
今日は増毛町議会議員告示日でした。各陣営は朝8時前に立候補受付のため役場3階に詰めかけ、12名が受付の抽選をしました。8時30分に順次抽選番号順に受付した後、各陣営の事務所へ駆けつけ選挙運動へと突入しました。各陣営の選挙カーの遊説はそりゃー増毛町中が騒音の渦となりました。
心配していた「駆けつけ立候補」は無く、午後5時の受付期限内に新た立候補は無く、定数12が確定し、今回の増毛町議会議員選挙は無投票当選が決定しました。今回の増毛町議会議員選挙は全員苦もなく万歳三唱で祝ったことでしょう。
しかし事前より無投票との見通しから、各陣営は「力」が入らず、一応な遊説となった事は否めません。普通ですと5日間の期間があって、各候補者は街頭演説をはじめとする選挙運動を細かくするのですが、今回は「手抜き」といいますか気が抜けた選挙運動となり、儀礼的にやっていた選挙運動だったかも知れません。一日だけの選挙カーによる遊説だっだため、名前連呼で終始して街頭演説による政策や思想を訴えた候補は少なかったように思います。
小平町では定員割れが懸念されていたため、、増毛町よりもずっと簡略化したようで噂では選挙カーも申し合わせて出さなかったようで、小平町民は「町民が知らぬ間に町議が決まってしまった」と感じているのではないでしょうか。その点は増毛町は全員が選挙カーを出して町内を練り回ったので、無投票でも選挙があった事は町民の記憶に残っていると思います。
今回の議会選挙に出た人各自は、全ては2月に行った町長選挙の延長であるように思います。各陣営は何かしら町長選挙に携わりましたから。
無投票で12名の議員が確定しましたが、町議会では手の抜くこと無いようにお願いしたいところです。
増毛町議会議員選挙告示前日の今日、午後から文化センター前駐車場で議会議員立候補予定者の選挙カーの事前検査がありました。
町長選挙の時にもエントリしましたが、選挙用自動車(選挙カー)は遊説に使いますが、看板の大きさなどに制限があり、法定内に作られているかどうか警察官が検査するものです。
町選挙の場合、使える車両は2トン以下のトラックもOKであることから、ボンゴ型車主流となった現在でも、3名がトラックを使うようで天候悪化が懸念されます。ミニバンにキャリヤーをつけてそれに看板やスピーカーを設置する候補予定者もおりました。
今日検査を受けたのは12名。やはりこのままですと新定数12を越えない公算が大きく、選挙にならない可能性が限りなく大です。しかし、明日の告示の期限は17時なので、明日の朝、立候補受付後選挙が結果的になくても17時までは各陣営遊説する予定です。
さて、選挙カーは住民にとっては騒音をまき散らす害悪のように思っている方も多いでしょう。しかし、選挙運動は公平を期すために出来ることは限られており、その手段の一つが選挙カーによる遊説です。選挙カーは名前の連呼行為が批判されていますが、街頭演説にも使いますので候補者の政策発表広報のツールであるのです。
「名前の連呼はやめて政策を聞かせろ」と思っている有権者さんは、どしどし各候補の選挙事務所に連絡して、街頭演説の依頼をしてはいかがでしょうか。
今日付の留萌新聞に平成16年に未収金放棄した砕石問題に対して、増毛町民が監査請求をした記事が載っていました。
私は詳しくわかりませんし、監査請求した町民3名も誰か知りません。しかし、2月に行われた町長選挙の一種のシコリではないかと思っています。当落が逆転していたならば、この問題は出ていなかったのではないかと思っています。
落選した側のM派議員は、選挙前の議員報告会と称する集会や選挙戦の街頭演説で、毎回この砕石問題を取り上げて現職を批判していました。町長選挙ではこの問題はM派の一方的ではありますが、選挙争点の一つとなっていた訳です。
選挙の結果は現職が圧倒的多数で当選しました。町民は現職を民主的に選んだのです。砕石問題は町長の給与削減などの責任をとっており、議会も承認しているはずなんです。ですからこの問題はそりゃー損害額が多額ではありますが、責任上も選挙での「みそぎ」の面でも一件落着しています。
それなのにこの問題をぶり返す意図は私には理解出来ませんし、町長個人に賠償を求めるのも合点出来ません。また監査請求した町民3名には弁護士が付いているようですが、議会議員さん達はどうなっているのでしょうか。
明後日は町議会の告示日です。今のところ選挙にならない公算が大ですが、立候補予定者はそれぞれに「明日の増毛町」をどうするか訴えるはずです。
法的に監査請求がどのようなものなのか私には判りませんが、理事者側は淡々と事実を公表すればよろしいし、請求をかけた町民の理解を得る必要はあるでしょう。しかし、私は、町役場がこの問題ばかりにとらわれず、もっと増毛の未来についての思考を深めて欲しいと願っています。