以前から役員会等で何度も打ち合わせしていた全国さくらんぼ大会北海道大会(全国農業協同組合連合会主催)ですが、13日、14日開かれ、全国のさくらんぼ生産者など270名が参加しました。今回は増毛町からも生産者9名と役場JAとで参加してきました。
一日目は、13日午後より札幌市のホテルモントレーエーデルホフで開かれました。
今回は次世代に引き継ぐ産地づくりをメインテーマに、「災害に強いさくらんぼ作り」について、北海道の状況や山形県、山梨県の事例や試験状況などの発表がありました。
また、北海道の事例として不肖私が「増毛町におけるさくらんぼ作り」と題して、大量のミツバチを導入して結実確保している増毛の状況を発表しました。
ここ5年間の開花期の低温傾向や、課題などを披露させていただいています。
2日目の14日は、余市・仁木町に移動し実際の園地視察をしました。まずは余市町土井園では、山形県から10年来剪定講師をして頂いている軽部さんの選定技術を忠実に実践している園地を視察。日光が下枝までしっかり入り込む剪定に、山形県から来られた軽部さんの自称第一弟子さんも、その忠実ぶりにビックリされておりました。
次に、仁木町の関井果樹園では、さくらんぼ結実に圧倒的に大量のマメコバチを導入している園地を視察しました。
写真のようなマメコバチコロニーを何箇所も設置しています。伺うとマメコバチに掛けた経費は今年は多くを更新したため約90万円かけたそうで、通常でも50万円ほどの経費をマメコバチにかけているそうです。
最後は、おそらく日本最大のさくらんぼ園であろう「さくらんぼ山」の山野井さんです。
ここはもう自他共に認める広大や観光さくらんぼ園。経営には従業員の確保など苦労されているようですが、3世代前に入植された物語を話されていましたが、まだまだ開拓スピリットを強く抱いていると感じました。