Googleで「川南鉄工」と検索してもなにも出てきません。会社としてのHPはありませんが、「川南式」とかの言葉すら誰もHP内の言葉として使っていないようです。しかし、東北・北海道の果樹業界で多大な功績者とも言える方なので、私のブログで是非書かせていただきます。
川南さんは余市町で、川南鉄工株式会社の社長です。果樹業界はなかなか機械化が進まなかった昭和33年、農薬散布するスピードスプレヤーを作り上げ、現在では、エンジンを走行専用・散布専用の2台を搭載し、しかも小型特殊としても認証まで受けています。工場は、単なる町の鉄工所でありながら走行する機械まで作り上げたのです。
川南さんは、創意と工夫の人で、トラクターの後部に付ける草刈機も考案。さらに進化させ、出っ張りの回転刃が木に当たるとスイングするタイプの機械もつくりました。また、サクランボの雨よけハウスをいち早く提案しました。
北海道の一大果樹産地である仁木・余市町で、果樹園の事情にあった機械を次々と考案し製品化していきました。その機械は、果樹産地各地で使われ、道内のみならず東北でも使われております。
川南さんは、いつも穏やかでニコニコしていた印象しか私にはありません。今日の通夜は余市町でしめやかに行われました。参列者は、おそらく300名を越えていたと思います。道内の果樹産地からも来場されていました。インターネットでは彼の記事は検索されませんでしたが、道内の果樹業界とって、大きな功績を残したと私のみならず、参列者の多さがそれを物語っています。
川南力(かわみなみちから)さん享年74歳、心からご冥福をお祈り申し上げます。
川南 力さん死去
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