7月 192011
 

今年も増毛町果樹協会は「さくらんぼ食べにおいday」を7月17日18日両日行い、さくらんぼ狩りのお客様にさくらんぼ200g相当のサービスをしました。
 今年は7月に入って毎日のように雨が続き、サクランボの色づきが悪くて、当園ではサービス用にサクランボが確保できるのか不安もありました。17日は朝方雨模様でいつもの日曜日の割に来客数が少ない様に感じましたが、それでも大型バスがあちこちの果樹園に入ったようでした。また、18日は霧で一日中露がきれないパッとしない天気でした。来客は連休最終日はいつも少なめになるため、やや寂しい感じだったと思います。
 各果樹園の感想は聞いていませんが、やはり異常な長雨による生育遅れや、露地物サクランボの壊滅状況など、恨めしく思っているかと思います。そんな中でも、果樹園にご来園されたお客様には感謝いたしたいと思います。

7月 162011
 

昨日の札幌での品評会の様子が道新の記事になりました。

そもそもルビーをじっくり見たこと無い私にはピントきませんけど、宝石のようなサクランボでしたって事ですよねー。私も道新女性記者から取材されましたが、バッサリカットですね。でも全道版に載せられるようにがんばって頂いたようで、しっかり私も記事を見ることが出来ました。

さて、入賞した旭川1品と増毛の2品、20位以内だった増毛2品を展示してサクランボの展示即売会が、旭川の巨大ショッピングモールであるイオンで開催。生産者もアピールしながらと言うことで、本日16日午前10時~11時半まで私と増毛果樹協会副会長の冨野氏と店頭に立たせて頂きました。
即売されたのは旭川深川増毛のサクランボ佐藤錦フードパック。
 まぁ、先日の品評会がテレビ等で広く流れると品評会サクランボも一段と引き立つのですけれど、お客さんは下のフードパック選びに夢中であまり上段の入賞サクランボに目がいかないようでした。

7月 152011
 

 北海道果樹協会は7月15日、札幌市の地下歩行空間13番出口付近にある広場で、第6回北海道さくらんぼ品評会を開きました。今回は増毛、余市、仁木、深川、旭川の5地区から42点の出品がありました。品種は佐藤錦。
 今年は天候の悪さから熟期が遅れ、色づきが悪いまま品評会を迎えることになり、予定数量を大きく下回りました。
 しかし、それでも出品されたサクランボは、どれも特級品。パックの並べも細やかに行われて、どれも超立派な佐藤錦が集まりました。
 審査は、糖度や病理の有無、並べ方や色づき具合など加味され、試験場関係者や市場関係者らに審査いただきました。また、一般の方から募集した「道産果物サポーター」による審査もなされました。
結果、最優秀賞には仁木の端さんが選ばれました。写真のようにすばらしい佐藤錦でございました。
 増毛は5位とサポーター賞が入賞しました。
 審査の中で、色づきの濃いサクランボとそれよりやや薄いサクランボが合った場合、市場目線ですと濃いサクランボは「過熟」と判断され薄めの方を評価しがちであることが判りました。つまり消費者目線ですと見た目に赤くて「おいしそう」を優先し、市場目線からはある程度の日持ちする事も要求されると言うことで、産地として生産者としてどこのニーズに合わせるかが求められるわけです。
 さて、増毛産さくらんぼは、去年の旭川でのイベントでもサポーター賞を受賞し、今年も同様の賞にあることから、増毛は消費者優先のサクランボ選果を心掛けているのではないかと思います。事実、私も見た目も重要ですが、食べておいしそうな果実生産を目指しています。
 さくらんぼ時期は期間が短く、とりわけ今年は遅く始まって早々に終わる感じなので、この時期を逃すことなく消費者の方に今年のさくらんぼをご賞味いただきたいと思います。

3月 232009
 

2009-03-23-1本日午後から暑寒沢会館で増毛町おうとう研究会総会が開かれ、会員31名のところ約20名が参加しました。「おうとう研究会」は、サクランボの栽培や販売まで包括的に栽培技術など向上しようと言う団体です。果樹協会とメンバーはダブるものの、独自にサクランボ着色目慣らし会など開催しています。2009-03-23-2
 総会に合わせ、毎回研修会を開いていますが、今年はまず、JAを通じて取引している東京からゲストを招いて、状況などを伺いました。
 昨年のサクランボは大不作でした。JAの取扱高も前年の25%にとどまりながらも、比較的高単価で過ぎたようです。増毛産サクランボは、時期的にほぼ日本最終のサクランボであり、もっと取り扱いを増やしたい意向を受け取りました。
もう一つ、着色促進のための生産資材「反射シート」の「フタムラ化学」さんを招いて、新開発した反射シート「パールライトSH」の説明も受けました。

2月 232009
 

2009-02-23 2月23日、仁木町で道果樹協会主催の全道剪定講習会が開かれ、増毛町からも11名が参加しました。
 昨年同様(2008/2/28参照)、講師に山形県寒河江市でさくらんぼ栽培を実践している軽部賢一氏を迎えております。
 午前中は仁木さくらんぼ出荷組合副会長である勝浦氏の圃場にて、剪定の実技講習でした。
 軽部氏を招いての講習は、同じ樹を継続的に剪定しなければ身に付かないとのことで、同じ樹を剪定するようにしていて、今回で3年目となります。 
 現地には道内各地の果樹協会員約100名が参集。軽部氏の経験に基づく論理的な剪定法を学びました。午後から場所を農協に移して、さくらんぼの最新情報など意見交換がなされました。

2月 102009
 

2009-02-10 本日午後、暑寒沢会館で増毛町果樹協会総会が開かれました。会員31名の他、町長や普及センター、JA関係者など来賓に迎え、収支決算や予算、事業に関する質疑が話されました。
 昨年度は、花時期の低温により特にサクランボが甚大な不作となり、当初予定していたイベント「さくらんぼ食べにおいday」が中止に追い込まれ、当初予算よりも若干の事業縮小決算となりました。
 今年度は、全道果樹生産者研修会が増毛開催と予定されており、これまでの事業以上に多彩な事業計画と成っています。
 また、新しい事業としてこれまでのトレーサビリティーに係る農薬や施肥履歴の提出の他に、生産作業履歴「GAP」の取り組みが盛り込まれました。
 参加した生産者からは、鹿の害獣対策充実などの意見がなされました。
 総会終了後は懇親会となり、普段あまり話が出来ないJAトップ役員らとの情報交換の場となった次第でございます。

12月 232008
 

2008-12-24.jpg 増毛町はどれくらいの果樹規模なのか?面積は?樹数は?ずいぶん前に洋梨を全数カウントしたことはあっても、現在実数は「だいたい」でありました。そもそも自分の経営においても、樹が何本あるのかって数えたことも無いし、ましてや品種別本数面積なんて分かるはずも無い。
 これじゃ地域の計画も立てられないし、災害時の被害額算定も適当に出すしかない。そこで、増毛町が中心となり、果樹園の実態把握のため各自「園地図」を作成することになりました。
 我が家では畠が分散されているため、大変面倒な作業となります。樹種別の面積なんてどうやって出せばよいのか。畠が四角くなっていれば距離で面積が出ますけど、多角形ですと図面に落として三角形に分割して・・・・これ中学の算数ですなぁ。
 そうだ、オイラの携帯にはGPSが付いているではないか。こんな機械も出ているが、携帯GPSでしかもタダで算出できないのか。
で、とりあえず園地の角となる部分の緯度経度を測定して見ました。
 私の携帯GPSでは緯度経度表示が ##度##分##秒.### と出るわけです。んで、帰って来てGoogle地図の便利な機能「地図から距離、面積を得る」に入力。しかし、問題が。
 地図への入力単位は、度以下の少数は10進法。つまり携帯での数値を変換する必要あり。ネットで探してEXCELで変換式を探した。こちらをヒントに携帯GPS数値を変換して先のマップに入力してみました。
 地図を拡大すると「すげー」ってくらいばっちりなのです。間違った入力を戻すことが出来ないので、正しく入力することが難しいですけど。
 だかしかし・・・ここで根本的なる問題が。携帯のGPSの精度であります。一体誤差はどのくらいなのか。で、改めて説明書を見ますと、誤差最大50メートルだって。なぬなぬ、これでは実用にならんぞーっ。
 てな訳で、樹種別面積は現在挫折中。

12月 102008
 

2008-12-10(2).jpg 本日午後から暑寒沢会館で来年度に向けての農薬選定やイエスクリーンの取り組み、樹園地マップ作成などについての講習会が増毛町果樹協会主催で開かれ、果樹園主など30名が参加しました。

 農薬は年内にまとめて注文すれば安く買えるとの事で(稲作ではすでに行われている)、果樹もはやめに注文をかけるべく、例年2月に行われていた農薬講習会を12月に早めて開催したものです。
 まず、普及センターから今年の果樹状況の説明・報告を受けました。2008-12-10(1).jpg今年の気象における推移はグラフに表すとかなり特徴的で、まず4月の異常な高温が目に付きます。この影響で一気に生育が進み5月9日夜から10日朝の悲劇的なサクランボ低温霜害に突き進むのでございます。秋は9月10月が比較的高温で推移し、リンゴなどの肥大やミツの入りに好影響をもたらしたのだと思われます。
 気温・日照・降雨の3要素で特徴的なのは、7月8月が日照と気温が比例していない事です。つまり雨なのに暖かかったり、晴れていても高温とならなかったのですね。これが具体的に果実へどう影響したかまでは判りませんが、気象の不思議を垣間見た思いがしました。
 気象に影響されるのは果樹だけでなく、憎き害虫の発生も左右されます。今年は葉巻虫の発生が5日早く、発生グラフの山がずれてプロットされています。(こちら)
 他の害虫も看過できない発生を見せているため、来年度もコンフュザーなどの交信攪乱を施しながら、適正でしかも減農薬しながらYes!Cleanに沿うように農薬散布歴案を作成しようと、確認したのでございます。

11月 122008
 

 増毛の果物を(もっと)有名にするぞプロジェクトが進められています。北の農業&北のお魚.ねっとが中心となって、農協やもちろん果樹協会も参画しています。
2008-11-12(2).jpg  2008-11-12(3).jpg
 すでに10月3日から9日まで札幌地下街で、また10月29日から11月4日まで東京で増毛の果物が販売されました。
 特に東京は有楽町駅前にある「北海道どさんこプラザ」で開催され、増毛のりんごなどが大勢に人の目を留めたようです。
 増毛の果物を知らない(知名度が無い)りんご販売する際、すこしでも理解して貰おうと北のお魚ネットで作成したパンフレットが上記写真でございます。
 果樹協会や青年部もこれまで幾つかのパンフレットを作りましたが、こちらはまた違ったセンスでなかなか良くできております。「増毛はにっぽんの果樹園の北限」など一部に誤解される表記もありますが、大胆なデザインでありながら繊細な説明文となっていると思います。
 せっかくなのでこのHPの左バナーに張っておきます。

10月 162008
 

 本日(16日)午後2時より旭川農業会館において、北海道食の安全・安心条例等に係る意見交換会に意見交換参加者として出席してきました。2008-10-16.jpgこの食の安全・安心条例意見交換会は、道内の何カ所かで順次行われていて、今回の旭川では、意見者として旭川の消費者センターやグランドホテル、稚内の教育関係者、留萌管内から北留萌漁協参事、井原水産など、宗谷・上川・留萌から食に関係するいろいろな業種10名と道側を囲んでの交換会となっています。また、一般傍聴者も20名ほどおりました。私は増毛町の果樹協会として行ってきました。最初に5分程度の各自意見をすることになりましたが、みなさんノートにあらかじめ言うべきことをメモしていたようで、皆スラスラと意見されていました。私は全くメモ無しの行き当たりばったりで話しましたが、増毛での果樹園の減農薬の取り組みなどを話させていただきました。
 北海道では、遺伝子組み換え農産物の栽培規定など他府県よりいち早く対応して、食の安心に取り組んでいましたが、このほど更なる安心安全を求めた条例作りに取り組んでいるようです。
 意見交換会では、最近ニュースでにぎわせている中国産食品に対する不安や日本の自給率減少などを背景として、しかし生産側、加工側も安心安全への対応として、Yescleanの取り組みや加工ではHACCP導入、ホテルでは地元農産物への材料調達など地道に取り組んでいる状況が聞かれました。
 しかし、このような安全安心を進めるための設備投資・資材等のコストは上昇するものの、その対価が反映されない苦しい意見が全ての業種から聞かれました。
 この様な会議では、キーワードとなるのが、「地産地消」「食育」が必ず出てまいります。それはもちろん重要なことでございますが、北海道の自給率は200%であって、道内生産物の半分は移出しなければなりません。その意味で、道産品は移出先で他産地・輸入品との競合にさらされる訳です。その際の付加価値の一つとして、更なる「安全・安心」できる道産品生産への取り組みは、行政としても結構なことであると思いました。

8月 272008
 

昨日8月25日、増毛町果樹協会は普段の忙しい農作業に一息いれてもらうのと、見聞を広めるため、富良野方面へ日帰りのツアーを敢行しました。メンバーは私を含めて13名。2008-08-25(1).jpgまず「北の国から」で有名な富良野市麓郷にあるジャム工房「共済農場」へ行きました。数年前に行った記憶では、売店側にジャム工場があったのですが、現在は新築して住宅側に建てられており規模も大きくなっていました。ジャムは手作りなので、ナベを載せるガスコンロがずらりと並んでいまして、頭上に扇風機が一つ一つ設置されていたのが印象的でした。ジャムは一頃よりもさらに種類が増え、また、焼き肉のタレまで売っていて、商品のバラエティーが充実していました。
 アンパンマンは、我々は大人なので見ませんでした。
 次に、我々果樹業にはおなじみの「山形天香園」が富良野に土地を購入して苗木が植えられているとの情報で、そちらにも足を運んでみました。こちらは、同じ麓郷にありまして約10haの敷地だそうで、そのうちの6haにさくらんぼやブルーベリーの苗木が植えられていました。
 北海道でも寒さ厳しい富良野麓郷で、ちゃんと育つのだろうかと我々は正直疑問ですが、やはり、いろいろ苦労しているようでした。(写真はこちら
 2008-08-25(4).jpg次にお昼は予約していた中富良野の国道沿い「ふらのラテール、万華の湯」。我々はお部屋ほ案内され、食事となるわけです。で、おかずの写真で注目は、おかずの中よりも箸袋。これ見て、一同苦笑したのでした。
 食事の後、真っ昼間から入浴。少々寒かったですけど、露天風呂も堪能。風呂には「壺湯」という大きな焼き物の壺風呂もありましたなぁ。
 日中の入浴は、なんだかとてもサボっているようで申し訳ない半分、非常に心地よいものでした。
 その後、数キロ離れたラベンダーでおなじみの「ファーム富田」へ。
 我々のメンバーはいわゆる富田物語を知らなく、ただ奇麗な花畑とラベンダーで有名というだけでした。そこで私の豆ガイド。富良野で最後のラベンダーを残し、JRの雑誌(カレンダーでした)に載ってから観光客が訪れるようになり、おばあさんの作ったラベンダーの匂い袋から始まったおみやげの事などを伝授。(詳しくはHP
 私たちが行った時は、お盆シーズンが終わった平日にも拘わらず、沢山の車が訪れていました。駐車場に留まっている車は、ほとんどが「わ」ナンバー。つまりレンタカーがほとんど。バスも7-8台のバスには、東洋系の外国人の姿もあって、園内は大変な賑わいでした。
 夕刻の帰り道は、芦別、深川の道の駅に立ち寄って各自おみやげを購入。私も深川で定番「ウロコダンゴ」買ってきました。ウロコダンゴは、なぜか哀愁ただよい、昔懐かしくなる不思議なおみやげなんですねぇ。
 そんなわけで、一日の旅はあっという間に終わってしまった訳です。

8月 142008
 

 オリンピックとか見たりしてブログ書く時間無くて、ついだらだらと時間が経過していまいました。七飯での研修会は金曜日でしたので、もう一週間経っちゃいますので、今回でこのリポートは閉めたいと思います。2008-08-14(1).jpg研修会の午後は、文化センター室内に場所を移し、地元の状況のプレゼンテーションの後、函館ワインの方の七飯りんごを使ったスパークリングワインなど、の説明がありました。
 増毛でも増毛フルーツワイナリーが稼働を開始した矢先でしたので、私も興味津々で聞いていました。
 さてそれに先立ちお昼休み、文化センター裏手に七飯町歴史館があり、入館無料だったので行ってみました。
 最近「歴史の重み」をなんとなく理解し始めた私でございます。しかし古い農具などの展示だけだろうと期待せずに行きましたけど、皆さん!特に果樹関係者は必見でございます。
 何故かと申しますと、現在の果樹園で栽培されている「りんご」や「西洋梨」「さくらんぼ」「ぶどう」の原点は、七飯町であり、また、近代農業の原点といっても過言ではないのです。
 りんごの歴史は、明治元年ドイツ人の「ガルトネル」が苗木を植栽。明治7年頃、黒田清隆に呼び入れられたアメリカ人ケプロンがアメリカからりんご苗木を輸入して道内の何カ所かに植えられたのが果樹の始まりと言われております。
 ですから、七飯町は日本果樹の故郷、原点、発祥の地なのであります。さらに、ガルトネルの開いた土地は「七重官園」となり、近代農業の礎となっております。このフロンティア精神は道南農試にも受け継がれています。1979年北海道立道南農業試験場70年史参照
 七飯町は、果樹に限らず農業が盛んな地であることは、歴史に裏付けられている訳ですねぇ。 見直しちゃいましたよ。このような歴史輝く七飯町。これからもさらなる歴史を積み重ねて行くことを願っています。
 清香園宮田果樹園のすぐ側には「男爵いも発祥の碑」もありました。

8月 102008
 

 8日、集合場所である七飯の文化センターには、道内の果樹園ら約100名が集結。道内の果樹園ブログ運営者からは、壮瞥のフジモリ果樹園、旭川の山中果樹園、長沼の仲野フルーツパークなども列席しました。
 まず、午前中は七飯の果樹園を視察しました。文化センター裏手にある成田果樹園(写真)。こんなに市街地と隣接している果樹園は、道内では珍しいのはないでしょうか。薬剤散布など何かと気を使うなぁと思いました。2008-08-10.jpg
 次に奥村みのる園では、りんごわい性台木もあるものの、幹の直径が50センチ以上ある昔からの巨木が何本もあり、りんご園の原風景がそこにありました。増毛ではフラン病などでりんご改植が進んで、太い幹のりんごの木は非常に少なくなっています。
 清香園(宮田氏)では、防風林対策として「マツダヤナギ」の植え付けを試していました。3年あまりで数メートルに達するこのヤナギは、防風効果やドリフト防止にも役立ちそうでした。
 七飯のりんごは、ややサビが目立つようでしたけど、降霜の被害はないようで、樹勢も落ち着いているように思いました。まっ、七飯は北海道というより気候的にも青森に似ていて、下枝の使い方や着果数からいって、増毛とは全く違う光景でした。

8月 082008
 

 北海道果樹協会は8月8日(金)、全道果樹生産者研修会を道南七飯町で開きました。2008-08-08.jpg増毛町から増毛町果樹協会会長と私を含め3名で出席しました。
 増毛町から七飯町まで最短道程で約330キロ(確か)もあるため、前泊し1泊2日の日程で行ってきました。道のりが遠かったので、数回に分けてリポートしたいと思います。
 7日朝8時、会長の車で増毛を出発。せっかくなので壮瞥の果樹園を見ながら南下しようと231号線を札幌方面へ。壮瞥は札幌中心部を通って中山峠経由が近いはずですが、混んでいる札幌市街を通りたくないので、余市・仁木を回って行くことになりました。
 今ならブルーベリーが最中だろうと、ブルーベリー先駆者の仁木町の新藤さんの果樹園に寄りました。(写真)
 この日のブルーベリーは次の熟するまで一区切りだそうで観光客は居ませんでしたが、2メートル弱で旺盛に伸びている沢山のブルーベリーの木にやや圧倒されました。(写真)ゆったり気分でしたが、この時点でお昼となり、フルーツパークにきで昼食後、再び5号線を登る。
 途中、トウキビ直売で忙しくしているであろう紅果園でトウキビを買う。園主寒河江氏は、相変わらずのスキンヘットで、さくらんぼが悪かった分をトウキビで取り返すと意欲満々で仕事に精をを出していました。
 ニセコでうっかり曲がり損ね、昆布あたりから豊浦への道に入る。ぐねぐねと遠回りしてどうにか洞爺に着きました。フジモリ果樹園に連絡すると会議中との事で、「道の駅」で会うことができました。
 壮瞥の「道の駅」は、一新されて消防などの施設もかねた立派な「情報館i(アイ)」となっていました。中にはもちろん地元農産物も売っているし新しくて明るい造りの建物で、壮瞥の「勢い」みたいなのを感じました。
 フジモリ氏の案内で浜田観光果樹園タカシナ観光果樹園の圃場を見学。国道の右側(大滝に向かって)は霜の害が少ないらしくて、増毛同様壮瞥でも場所によるなり具合が極端に別れたようでした。タカシナ観光果樹園には、毎日のように団体の果物狩りが来ているらしく、今回も台湾からの観光バスが入園していて、「勢い」があるなぁと感心させられました。
 その後壮瞥を後にして、高速も使いつつ一路南下し、予約していた宿である、今、なにかと話題の「グリーンピア大沼」に到着したのでした。
つづく

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