オリンピックとか見たりしてブログ書く時間無くて、ついだらだらと時間が経過していまいました。七飯での研修会は金曜日でしたので、もう一週間経っちゃいますので、今回でこのリポートは閉めたいと思います。研修会の午後は、文化センター室内に場所を移し、地元の状況のプレゼンテーションの後、函館ワインの方の七飯りんごを使ったスパークリングワインなど、の説明がありました。
増毛でも増毛フルーツワイナリーが稼働を開始した矢先でしたので、私も興味津々で聞いていました。
さてそれに先立ちお昼休み、文化センター裏手に七飯町歴史館があり、入館無料だったので行ってみました。
最近「歴史の重み」をなんとなく理解し始めた私でございます。しかし古い農具などの展示だけだろうと期待せずに行きましたけど、皆さん!特に果樹関係者は必見でございます。
何故かと申しますと、現在の果樹園で栽培されている「りんご」や「西洋梨」「さくらんぼ」「ぶどう」の原点は、七飯町であり、また、近代農業の原点といっても過言ではないのです。
りんごの歴史は、明治元年ドイツ人の「ガルトネル」が苗木を植栽。明治7年頃、黒田清隆に呼び入れられたアメリカ人ケプロンがアメリカからりんご苗木を輸入して道内の何カ所かに植えられたのが果樹の始まりと言われております。
ですから、七飯町は日本果樹の故郷、原点、発祥の地なのであります。さらに、ガルトネルの開いた土地は「七重官園」となり、近代農業の礎となっております。このフロンティア精神は道南農試にも受け継がれています。1979年北海道立道南農業試験場70年史参照
七飯町は、果樹に限らず農業が盛んな地であることは、歴史に裏付けられている訳ですねぇ。 見直しちゃいましたよ。このような歴史輝く七飯町。これからもさらなる歴史を積み重ねて行くことを願っています。
清香園宮田果樹園のすぐ側には「男爵いも発祥の碑」もありました。
8月 142008