7月 222004
仙北果樹園では正直申して「クレーム」をいくつか受けております。さくらんぼ発送はリスクが多いです。
発送される方も受け取る方も「さくらんぼの発送はリスキーである」と認識して欲しいと思います。
受け取る方は荷物が玄関まで運ばれるわけですから、それが当たり前になってしまい、どれほどの経路をたどったかはかり知ることはありません。
「実が柔らかくてブヨブヨ」「汁が出ているて、腐っているようだ」等数件のクレームがありました。いずれも京都・愛知の方からでした。発送したこちらも恐縮ですし誰も幸せではありません。私共としてはかなり気をつけているものの、やはり数粒の割れなど混入する場合も確かにあります。
本州まで特に関西あたりだと1500キロの距離を翌日配達するなんて、すごい進歩した宅配システムです。しかし、それを実現するためにどれほどのエネルギーと人手を要しているのか今一度考えても良いのではないでしょうか。例として大阪までの経路をたどってみました
当果樹園で朝収穫(増毛)?選果箱詰め?昼前集荷?航空トラックへ積替え?営業所にて積替え(岩見沢)?千歳飛行機積込み(夕方)?大阪空港着(夜)積替え?営業所積替え(深夜?早朝)?各営業所着(早朝?朝)?配達トラック積み替え?お届け先玄関着
ざっとこれほどの経路をたどっているわけで、積替えや仕分けには当然人の手が添えられています(一部は機械)。この途中どこかで衝撃が加わるとさくらんぼは痛んでしまいます。また、扱う人にもよりますし、本当に発送は難しいと思いますし、無事に着くようにといつも祈っています。