5月 302005
りんごの開花直前防除時期になり、ミツバチを一旦果樹園から出したすきに一斉防除となりました。
私の属する防除組合はSS(スピードスプレヤー)が2台しかなく、全員が2日で薬剤散布を終了するには、間髪入れない機械のリレーが必要となります。
私の順番になったのは午前10時過ぎ。明日夕方にはミツバチを再び果樹園に入れるため、殺虫剤を散布する事は出来ません。今回は殺菌剤のみの散布となります。りんごにはアンビルフロアブルを、サクランボにはスミレックス水和剤をそれぞれ散布しました。
サクランボへの薬剤効用として、幼果菌核病も対象病害ですが、今の散布タイミングへの疑問もあります。しかし、ミツバチを導入しているため、いくら昆虫に害が少ないとはいえミツバチが飛んでいる最中に薬剤散布は出来ません。これからリンゴの花が終了するまでの一週間程度は防除出来ませんから、今回サクランボにも防除する事になっています。
サクランボは「落花期」となっていて、花びらが散ってきました。SSは、たくさんのノズルから薬剤を霧状に噴霧しますが、それと同時に大型扇風機で風を送って薬を吹き飛ばすようにして行きます。
そのため、サクランボの防除後には、SSには大量の花びらが付着しました。(写真)