2月 012006
ヨハン・フリードリヒ・フランツ・ブルグミュラー
25の練習曲 第1番op.100-1「素直な心」
midi by Reinmusik
毎日、ライブドアや偽装建築のニュースが流れています。これらの会社にとって、「尊きもの」はいったい何なのでしょうか?
「企業は誰のものか」と真剣に論議していたのは、つい1年前。ニッポン放送を巡る一連の企業買収の時でした。その時、ホリエモンは「企業は株主のもの」と声高に言っていたように記憶しております。また、解説者みたいな人が、「企業は従業員のものでもある」みたいな事をいっていました。私は経済にはまったく疎くてよく分かりませんので、口出す資格はないのかも知れませんが、その答えはその企業が目指す理念によって変わるのだと思います。
企業理念とか、企業哲学っていいますか、それです。社是にそれが現れてくるのだと思います。京セラの社是は「敬天愛人」となっております。また、経営理念は、社会進歩発展を謳い、経営思想もしっかり記しています。
私の言いたいのは、企業にとって「尊きもの」とは、このような崇高な指針であると思うのですよ。このように、人々に幸福をもたらそうとする理念のある会社であれば、それは「会社は社会のもの」であります。株主や経営者だけのものではなくなるだと思うのですよ。まぁ、私が申すのは100年早いと怒られそうですけどね。
いろいろ企業がある中で、このような「尊きもの」を持たない或いは忘れてしまった企業は、社会とって害悪となるのでしょう。
さて、果樹園は多くが個人事業ですが、個人といえども最小単位の企業であるのでしょうから、我々もその理念や思想、哲学の有無を問われているのかも知れません。