8月 102006
サクランボは本日をもって終了となりました。御来園又は間接にも当果樹園のサクランボをご用命頂いた方に厚く御礼申し上げます。
今年のサクランボは、開花がやや遅かったものの、5月の好天により盛り返し、収穫にかなりの期待を寄せましたが、結果的に今年は「たいしたこと無い」という感想になりました。
6月のジリジリしたしかし降雨量のない高湿度により、果皮が柔らかくなったままに時がすぎたのではないでしょうか。おそらくそのために、果皮の硬さがなく、終盤にショウジョバエの進入を許してしまったのではないかと私は思っています。
また、。7月にはいっても降雨があり、露地サクランボをもぎ切ることなく諦めざるを得ない状況となりましたし、なにより日照が不足してサクランボの本来の糖度に達しないまま終了した感があります。特に「水門」は、早期に柔わらか果皮となりその割りに酸味が抜けなく、傷みの足が速くなりました。
晩生種の「南陽」は、果実大はそこそこでしたが、終盤にショウジョバエの被害果が増加してしまいました。
一方、サクランボの出荷はすべて「手作業」であり、大勢のパートさんが必要となりますが、今年は多くの方々にお手伝いいただきました。
サクランボの価格は、品質低調のせいかかんばしくなく、その割りに人件費は増大したように思います。この傾向は我果樹園のみならず、増毛果樹園全体の傾向かと思いますが、他の果樹園の方はどうだったでしょうか?
当園では、昨日(9日)、「切り上げ」と称してサクランボのパートさんと打ち上げをして、けじめをつけています。
我が家では、開花期の乾燥が影響しているのか
平年の8割ぐらいの収量でした。
今年は天候不順で前半は色つきが悪く糖度も
のらなかったですね。あと終盤のショウジョウバエ
の発生が多くて参りました。灰星病は目立った被害
もなくて安心しました。
品種で言うと紅秀峰が摘蕾しましたが、果実の肥大
が少なく3Lは2割もあったかな?といった感じ
です。下手すると摘蕾してさらに摘果もしないと
大玉は作れない非常に厄介な品種ですね。
昨日、一昨日と必死こいてビニールはずして
今日からホース引っ張って灌水してます。
いつになったら、雨が降るのか・・・
紅秀峰は我が家ではまだ苗木なので、小粒の小粒でしたが、成木になってもやっぱり小さいかも知れませんね。味や日持ちは良いので、今後も増えていくでしょうなぁ。
今日(15日)ですが、スプリンクラーまわしています。この少雨、7月と入代っていたら良かったのにね。