一日遅くなりましたが親王殿下の御誕生、心よりお慶び申し上げます。
私の家で日の丸こそ掲げませんでしたが、日本国家にとって大変喜ばしい出来事であり、祝砲もしくは祝福のサイレンが各市町村全国で鳴っても良かろうかと思いました。しかし、マスコミ特にテレビの取り上げ方は醜かったですねぇ。喪服調の衣装だったりコメントが薄っぺらかったり、あげくには宮家に300万円余計に掛かるがごときの放送に至っては、このような下世話な人たちに「放送」の特権を与えていて良いのかどうか疑いたくなりました。マスコミは、皇室を単なる芸能の一部と勘違いしているのではないでしょうかねぇ。こんなマスコミが社会風潮を覆うため、当の日本人が天皇陛下の御存在の偉大さを、一番知らないのではないかと思います。マスコミは高い知識や深い歴史を正しく紹介するのが本来だと思います。「おじいちゃん」とか「お孫さん」などと一国民と同じレベルでなく、「親王殿下」などの正しい言い方を教えて欲しかったです。
さて、前回に読んだ本、白洲次郎 占領を背負った男の中で、現憲法がGHQによっていかにいい加減に机上の空論で作られ、押しつけられたか知りました。そして、引き続き読んだのが「気高く、強く、美しくあれ―日本の復活は憲法改正からはじまる」です。
この本は、今年の8月20日発行の新しいものです。
櫻井よしこ女史の提唱する新しい憲法の指針が書かれています。現憲法の欠陥は、日本人により作られたものでないため、日本の連綿たる歴史や自然風土などがまったく反映されず、ただただアメリカに二度と刃向かうことのないように構成されています。この本では、日本人に合った憲法を制定すべきだし、その際は日本の歴史や文化を十分に考慮するように提唱されております。
まったくその通りで、私もごもっともごもっともと読み進みました。また、教育基本法もGHQの意図が見え隠れし、戦前の良い部分もまったく反故にされ、国家を思う心を持たせないように誘導され、現在に至っています。
また、「天皇」は「天皇の真髄は機能ではなく万世一系の権威にある」として、他国との比較しながらも、新しい憲法では、「元首」とするのが良いとこの本では提案されています。私も賛成で?す。
今後、首相が替わった段階から憲法改正が話題の中心となるでしょう。一方で「護憲派」と呼ばれる方々も多数おります。増毛町にも護憲運動の会が存在し、平和や戦争の事を真剣に考えているようですが、戦争放棄は放棄でよいですからオリジナルな憲法を提示するなどし、いろあいろな草案を出し合えば良いのではないかと思いました。
9月 072006