9月 182006
台風の襲来前に収穫直前の洋梨「マルゲリットマリーラ」がカラスの襲来を受け、たくさんの落果被害がありました。台風前に収穫しようと畑へ行ったところ、おびただしい実が散乱していました。
午前中、カラスが梨の畑の地面にたくさん下りてなにやらついばんでいるのを見ましたが、おそらくその直後に集団でヒステリーを起こしたように、一本の洋梨の木を集中的に襲い、たくさんの果実を食い散らかしたのでした。
別の離れた樹の日面紅も、樹になっている状態でつつかれた果実も見ました(円内写真)。
カラスは神の使いと日本書紀にも書かれているらしいのですが、我々果樹農家からすれば、カラスは宿敵の害鳥でありそれ以外の何ものでありません。誠に憎らしいですよ。
これ以外にも、丸梨もあるのですが、これはまだまだ小さい実の内に(お盆過ぎ辺り)すべて食べられ、何年も収穫皆無の樹もあります。
増毛のカラスは、ちょっと飛べば海の幸、山の幸、山奥の幸、川の幸など贅沢三昧だと思いますよ。こんな贅沢カラスは、神の使いでは絶対なくて、「鬼ヶ島の使い」ではないかと思っています。