9月 222004
台風18号は増毛果樹地帯に多大な被害を残しましたが、私の畑から数十メートル、沢に上がると雑木林になっていて、ここもたくさんの倒木がありました。根こそぎ倒れている木が数多くありましたが、途中から折れちぎれている木もあります。なかでも写真の木は、悲惨な倒れ方をしていました。
写真は倒れた側とその反対から撮った映像です。強い風にあおられ、上部が大きく傾いてもそれを最後まで支えようとした根。幹はその力に耐えかねついにバーストしたのです。なんとも痛ましい限りです。たぶん相当のうなり声とともに倒れていったと想像されます。
この木はおそらくこのまま腐るのを待つのみで、引き出されることは無いでしょう。林の中にぽっかりあいた隙間からのぞむ青空が印象的でした。
「倒れた」とか「折れた」じゃなく「引き裂かれた」とか「ひしゃげた」と表現してもいいような状態ですね。
風の力も恐ろしい。
この度の台風で初めて認識しました。
こういった木の再利用も昔だったら容易だったんでしょうけど、ほとんどの家庭が石油を燃料としている現在は、逆にコスト高になってしまうんでしょうね。
さっきラジオで放送していましたが、希望者に無料で提供しているところがあって、「薪にする」「オブジェにする」「ベンチとして使う」などそこそこの人気があるようです。