3月14日朝いよいよ帰国だ。日本へのお土産はまだ何も買っていない。飛行機は12:50発だから最低2時間前に空港着でさらに、お土産の物色で悩むだろうからもう1時間前、ここから空港まで1時間としてホテルを出るのは・・・・
などど考えながら、最後の朝食を摂る。いわゆるバイキング方式のホテルの朝食だ。どうせこの辺りを散策してもお店は開いていないだろうから、サッサと空港へ行こう。荷造りをして、忘れ物ないか部屋を確認してチェックアウト。カウンターには、昨日チェックインした時と同じホテルスタッフ。ロシア系らしききれいな小顔の若い女性。
ヒースロー空港へは、パディントン駅から列車で行くわけだが、expressで行くと20ポンドと高いから、「ヒースローコネクト」と言う列車だと数駅停まるけれど、10ポンドと安いし所要時間もたいして変わらいので、ヒースローコネクトを使うようにと親切にアドバイスを受けた。よし!ありがとう!上機嫌な笑顔で別れ、ホテルを出た。
ホテル出口の階段をゴトンゴトンと荷物を引きながら降りた時、一台のタクシーが道路の中央付近で停まった。この通りはまだ朝だし、行き来する車は無い。窓を開けて私に話しかけてきた。
「パディントンへ行くんですか?(丁寧な英語)」「イエス(私)」「パディントン駅は今、ウーウーが来て閉まっている」「火事なの?」「わからないがとにかくパディントンはクローズしている」「地下鉄でいくから大丈夫です(私)」「地下鉄だと何駅も停まって乗り換えもある」「まぁね(私)(昨日乗り換えで迷ったなあ)」「私はロンドンタクシーだから信用していい」と番号が刻印されたメダルを見せる。紙を取り出し「50」と「75」を書いた。
タクシー運転手は「私はあと数時間で今日の仕事が終わりで、ちょうど西に向かう。なので通常は75だけれど50ポンドでいいよ」と言ってきた。悩む私。お土産買ってないし、荷物もって地下鉄移動は大変だし・・・・・じゃーまあー良いかっ、乗っちゃえッ。OK私乗ります!
6人が向かい合って座れる大型タクシーを一人で利用。「メーターは無視していから」と「ターミナルは?」「ターミナル5です(私)」それ以後ほとんど会話無し。20分か30分ほどで空港に入り、タクシーメーターが75を超えたあたりで、ターミナル5の搭乗階に到着した。5ポンド札を10枚チップ無で渡し、運転手はお礼を言って走り去って行った。列車を使って10ポンド(約1800円)で来るはずが、50ポンド(約9千円)も支払ってしまった。まっ、楽に早く着いたからイイかっと自分に言い聞かせた。後にイロイロ調べたがパディントン駅閉鎖とかネットニュースには出てこない。騙されたのか未だ不明のままである。
ターミナル5は、新しいのかガラスが多用しているビルだなぁ。さてと、BA(British Airways )のカウンターでチェックインしましょう・・・・と、ちょと待てよ。何アレ?
あーっ、テロ対策で、凶器とかジェルや液体が持ち込み制限されている。液体は100mlまでだって?オレ、イーストモーリング試験場で買ったビン入りリンゴジュース3本、スターキーさんからもらった袋入りリンゴジュース4袋持ってる。えーっ、持ち込み出来ないのかっ。観念して、その場で持ってたジュースを泣きながら飲めるだけ飲んだ。せっかく重たいのを頑張って持ってきたのに・・・・
どこかの監視カメラで見られているを意識しながら、ジュースを穴の中に置いた。
BAカウンターでは、来るときに問題だったSEMBOKUの「M」問題はなんなく通過できた。金属探知機を通って中に入ると、免税店が並んでいた。出発ゲートはまだ決まっていない。
日本へのお土産は結局チョコレートが主になってしまったが、ゆっくりお店を見ることができた。
出発ゲートはC64と表示されたのでゲートに向かう。自動運転の地下鉄に乗ってゲートに移動すると、2階建て旅客機A380が駐機していた。東京行きは、これじゃーないよ。
C64ゲート成田行きは777型機で特殊なペイントの飛行機でございます。ほどなくして搭乗開始。私の短いイギリス滞在。後ろ髪ひかれる思いで飛行機に乗り込んだ。