10月 072004
台風18号の来襲から丸1ヶ月が経ちます。増毛のりんごは「壊滅的」とお思いの方もおりましょうが、そんな事はありません。確かに収穫直前だった「つがる」などはほとんど落果しましたが、その時はまだ小さかった「ふじ」や「ハックナイン」など後半から出る品種は、落果もありましたが、意外とけっこう成っています。
農業改良普及センターの普及員F氏と立ち話をしましたが、今年のりんごは、酸が少ないとの事とでした。果実のヨウド反応も熟度が進んでいると示しているようで、収穫期は例年よりも10日ほど早いそうです。
これからの収穫に「紅将軍」「昂林」「ひめかみ」などミツの入りやすい品種がありますが、台風により葉が痛んでいるため、ミツは少なめになりそうです。しかし、糖度は十分に上っているらしく、今年のりんごは酸味の少ない甘め強調のりんごが仕上がりそうです。
果樹園では、着色を良くする為、果実にくっついているような葉を取ったり、地面に反射シートを張ってりんごにたくさんの日光を当てるように作業をしています。また、袋をかけた「有袋」りんごは傷も少なく良い感じになっています。