5月 022007
 

 多分10年くらい前、サクランボ出荷につかうプラスティックパックが、燃やしても有毒ガスが出ないようにと材質がPETになった。値段が上がったが、これで廃棄して燃やしてもダイオキシンが出なければOKだなっと、納得していました。しばらくしてPETは飲料水容器として爆発的に使われて、現在リサイクルが叫ばれ、分別収集されています。私は「燃やしても良いようにPETにしたのに、めんどうだなっ」と思いましたが、リサイクルされればゴミが減るし結構なことだとも思いました。
 しかし、リサイクルして別の製品を作ると、さらに石油を使うことになるとか、矛盾しています。
 数年前、コピー用紙はもったいないし、森林破壊するので古紙を使いましょうってんで、あちこちで特に官庁で、わら半紙を思わせるすすけた紙を使い始めました。しかし、古紙の方が新品よりも値段が高かったように思います。リサイクルは、なにがしら矛盾を含んでいるのに、「もったいないし環境破壊はけしからん」感情論が先行して盲目的になっていたと思います。
 事実、こんなニュースを見つけました。「古紙100%再生紙は環境にやさしい」はウソでしたって、環境に優しくないなら、無理して古紙100%でなくてもねぇ。私たちはもっと広範囲に視野を広げる必要がありそうです。
 そんな中「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」を読みました。
 リサイクルは必ずしも環境に優しくない事をペットボトルを例に説明されています。
 そう言えば、先日朝日新聞のTVのCMにオフィス街にまで海面上昇する印象操作広告をしていましたが、本当はちょっとやそっと(平均数度程度の温暖化で)で海面は上昇しない事も科学的に説明されています。北極の氷が融けても海面は上昇しないし、数度程度の温暖化では海面は温暖化による水の膨張程度僅かであるらしいです。マスコミはイメージを先行させ、「ウソ」を垂れ流していたのです。集団ヒステリーの一種かもねぇ。
 ダイオキシンも実は人間にとってはさほどの毒ではないというジャーないでか。
 地球温暖化が二酸化炭素の排出にあるならば、化石燃料を燃やした結果であり、石油は後20-30年で枯渇するので、その後収まるわけですね。
 環境とか、リサイクルの言葉に盲目的信望するより、石油の使いすぎとか、石油枯渇後のあるべきスタイルを早急に考えるべきでしょうね。石油枯渇まで、残された時間はあと僅かであるのに、相変わらず我々日本人は、石油を使いまくっていますね。ガソリンが値上がりしても、連休の交通量は増えるでしょうから。
 現代人は、石油の恩恵に浸りに浸っていて、やがて訪れる危機に対応しようとしていないのは、将来に対する最大の問題と言えるのではないでしょうか。

  One Response

  1. ある下請け業者の告白「分別した燃やすゴミはプラゴミとよ?くかき混ぜて燃やしていた」

    ある自治体の下請け業者の方の告白。
    「5年ほど前の話だけどね、ある自治体で分別されたゴミについて、燃やすゴミとプラゴミの処理を請け負っていた。
    燃…

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