苗木カタログ届く

ほとんどの果樹園ではりんごなどの苗木は買っています。で、どこから買うのかといえば「苗木屋」さんからです(当然)。全国には苗木屋さんは何社かあって、私達に関係するのは落葉果樹専門の業者。苗木の植える時期は樹が休眠している秋 … “苗木カタログ届く” の続きを読む

2004-10-11.jpgほとんどの果樹園ではりんごなどの苗木は買っています。で、どこから買うのかといえば「苗木屋」さんからです(当然)。全国には苗木屋さんは何社かあって、私達に関係するのは落葉果樹専門の業者。苗木の植える時期は樹が休眠している秋もしくは春。苗木屋さんは長野や青森、山形が主です。各社ともカタログはオールカラーで、その品種の特性やセールス事項が写真とともに描かれています。昔はりんごで紙面の多くを割いていましたが、最近は果樹のブームがプルーンやブルーベリーなどにシフトし、苗木屋さんもたくさんのバラエティーを揃えてきてここ数年、得意な樹種を打ち出してきているカタログもあります。
 こんな立派なカタログを全国の果樹園へ送っているとなると、その経費はすべて苗木代に含まれていると思いますが、やはりきれいな写真を見せられると、どれにしようかとわくわくして見てしまいます。苗木の値段もさまざまで、最新品種は1本5000円以上するのもあります。
 ほとんどの苗木は、たとえばりんごは、丸葉やM26と呼ばれる台木に品種を接木しています。そのため、同じ品種でも台木の種類も加算され、品種も覚えきれないほど増えていますから、扱い品目が多くなっています。
 

ブログの洗礼

 昨日、スパムメールならぬ無差別コメント攻撃を受けました。  よく掲示板荒しが横行していますが、、一般的な掲示板は無差別とは言え、手作業での入力とおもいます。しかし、ブログでの無差別発信は完全自動化なのでしょう。ロボット … “ブログの洗礼” の続きを読む

 昨日、スパムメールならぬ無差別コメント攻撃を受けました。2004-10-09.jpg
 よく掲示板荒しが横行していますが、、一般的な掲示板は無差別とは言え、手作業での入力とおもいます。しかし、ブログでの無差別発信は完全自動化なのでしょう。ロボットでMovable Type系のブログを検索。その各エントリーのコメントに自動書き込みします。
 コメントが何かしら書かれると、記事のを書く意欲が沸いてくるものですが、今回のような無差別攻撃は御免こうもりたい。昨日だけで30件の書き込み。それもネットカジノのリンク付き。全て削除しました。発信IPアドレスを禁止できる機能がありますが、その都度変えてきますので、歯止めにはなりません。困ったもんです。
 しかし、善意の書き込みは大歓迎ですので、何かしら書いていただければ、こちらもエネルギーが沸いてきますので、よろしくお願い致します。 写真は、コメントありの自動通知されたメールです。ずらりと間髪無く押し寄せたのでした。

今年のりんごは甘い?

 台風18号の来襲から丸1ヶ月が経ちます。増毛のりんごは「壊滅的」とお思いの方もおりましょうが、そんな事はありません。確かに収穫直前だった「つがる」などはほとんど落果しましたが、その時はまだ小さかった「ふじ」や「ハックナ … “今年のりんごは甘い?” の続きを読む

 台風18号の来襲から丸1ヶ月が経ちます。増毛のりんごは「壊滅的」とお思いの方もおりましょうが、そんな事はありません。確かに収穫直前だった「つがる」などはほとんど落果しましたが、その時はまだ小さかった「ふじ」や「ハックナイン」など後半から出る品種は、落果もありましたが、意外とけっこう成っています。
 農業改良普及センターの普及員F氏と立ち話をしましたが、今年のりんごは、酸が少ないとの事とでした。果実のヨウド反応も熟度が進んでいると示しているようで、収穫期は例年よりも10日ほど早いそうです。
 これからの収穫に「紅将軍」「昂林」「ひめかみ」などミツの入りやすい品種がありますが、台風により葉が痛んでいるため、ミツは少なめになりそうです。しかし、糖度は十分に上っているらしく、今年のりんごは酸味の少ない甘め強調のりんごが仕上がりそうです。
 果樹園では、着色を良くする為、果実にくっついているような葉を取ったり、地面に反射シートを張ってりんごにたくさんの日光を当てるように作業をしています。また、袋をかけた「有袋」りんごは傷も少なく良い感じになっています。

ジュース原料の洋梨搬送

 3日の日曜日、果樹園11戸で構成する増毛町農産加工組合の洋梨ジュース原料を委託加工先である(有)北王よいちまで搬送しました。コストを極力抑えるため、4トンのレンタカーを借り上げ、私が余市まで運転していきました。  増毛 … “ジュース原料の洋梨搬送” の続きを読む

2004-10-05.gif 3日の日曜日、果樹園11戸で構成する増毛町農産加工組合の洋梨ジュース原料を委託加工先である(有)北王よいちまで搬送しました。コストを極力抑えるため、4トンのレンタカーを借り上げ、私が余市まで運転していきました。
 増毛のジュースは、りんご、洋梨、人参ミックスの3種類。去年は在庫を抑えるために製造数を少なめにしたため、洋梨、人参ミックスはすでに売り切れ。りんごジュースの在庫も数箱となってしまいした。
 「洋梨ジュース」の原料はバートレット。ジュースにするからといって、どんな原料でもOKというわけにはいかない。原則Sサイズとして、あまり小さいのはジュースのうまみに影響するといけないのでペケ。また、バートレットは黄色くなると数日のうちにベチャベチャとなるため、搾るタイミングが難しい。そのあたりは工場におまかせです。洋梨はりんごより果汁がドロドロしているため、製造能率が悪いためコストが高くなります。
 私の見解ですが、「洋梨ジュース」は全国的に珍しいのではと思います。山形にラ・フランスジュースはありますが、バートレットのジュースは他に見たことがありません。ひょっとするとかなり貴重なジュースかも。
 写真(GIF)は、それぞれのラベルです。デザイン私が作ったのですが、当初は公募等でラベルを決めておしゃれなものにしようとしました。そのため、その暫定のつもりでのデザインでしたが、結局未だにラベル変更はされていません。
 また、このGIFはHPに載せようと6年前につくったのですが、76キロバイトあって当時の通信速度では表示まで数分かかっていたことから、ボツにしていたもので、今回やっと陽の目を見ることが出来ました。

みんな「北限」が好き その2

その1よりお読みください。今回は告発に近く、勇気を持って書かせていただきます。!
余市でも増毛でも桃が作られていて、熱心なファンもおります。が、さて

 問題・・・・北限の桃はどこで栽培されていますか?
 答え・・・・秋田県鹿角市です。

 北限のももは、なんと秋田県です。青森県でも作られていますが、鹿角市は冷涼で収穫が遅いため「北限」と勝手にうたっています。こちら参照県政だより15ページ。へぇ?出荷時期が遅いのが北限なんだぁ。初めて知ったなぁ。さらに出荷グループを立ち上げ、拡大しています。拡大するのはよいのだけど、「北限のももと呼ばれるだけに」って、勝手に言っていたら周りも確認せずに呼んでいるだけだべさぁ。さらに勢いに乗って登録商標までとったようです。さらに秋田のテレビでも収穫模様が放送されました。秋田放送9月9日のニュース。また行政も完全バックアップしています。こちら参照 という事で、「北限のもも」は、北海道ではなく青森でもなく秋田県が正解なのです。 2004-10-01.jpg
 しかし、登録商標まで取ったということは、増毛の桃は、北限のももと言えず一番北の産地で取れた桃というよりないですねぇ。「北限のもも」は単なる名称でしょうが、「北限」とは日本語の意味があるのだから、その意味に合わなくても許可されるのも不思議です。
 今年は台風が何度も来襲して被害が大きかったですし、桃のシーズンも終了していますが、それはそれとして、このような事が許されるのか私は問いたいと思います。どこの生産者も産地でも他との「差別化」を打ち出し、有利に販売したいと思っております。それはおおいに結構なことですが、消費者に対して誤解を与えるようなネーミングは絶対に許されません。ましてやトレーサビリティとか、表示問題が厳しく問われている時代です。さらに、最近は果樹界でも無登録農薬使用問題が発覚して大問題となった経緯もあり、「単なる名称ですから」と済まされないものがあります。
 写真は、我が家の数本ある桃の写真です。

みんな「北限」が好き その1

 問題・・・・果樹の北限はどこでしょうか?
 答え・・・・ん?と、おそらく「果樹園」の北限は、初山別村にある木下りんご園でしょう。しかし、初山別村には一軒しか果樹園は無いので、集団的に果樹を栽培している「産地」としては増毛町でしょう。以前は上湧別町に果樹園がたくさんありましたが、フラン病や凍害のため、今では産地とはいえなくなるまで果樹園は減少消滅してしまいました。旭川近郊にも果樹園はありますが、地図で見ると若干増毛町の方が北に位置しています。また、増毛町では、りんごや梨、さくらんぼ、プルーンや桃、梅など多種多様に栽培しています。2004-09-30.jpg増毛町果樹協会では、以前エコ葉書(写真はその葉書のデザインです)を作成しましたが、その時のコピーに「くだもの北限ロマンス」と付けたのは何を隠そうこの私でした。
 そんな訳で果樹の北限は増毛町であるといっても間違いではないでしょう。読者の皆様、ここまで納得いただけましたか?納得いたしましたら続きをお読みください。
 さて、こちらには、「山形は桃の大産地としては北限」と申しております。ほっほぉー、北海道から何百キロも南にあるのに北限ですか。「桃」の大産地山形。これは私も認めましょう。しかし、「大産地の北限」って、いったい何の意味があるの?それに大産地ってずいぶん曖昧な言葉でしょう。
 しかし、まぁ、これはまだ可愛いもんで、さらにもっとすごい所があった・・・・その2につづく

りんごの油上がりについて

 この話題はもうずいぶん言ってきましたし、各サイトでも説明されているのですが、今日の話題が思いつかないものですので、あえてアップします。  「このりんごワックスがかかっている!」と疑う消費者の方がおります。しかし、当果樹 … “りんごの油上がりについて” の続きを読む

 この話題はもうずいぶん言ってきましたし、各サイトでも説明されているのですが、今日の話題が思いつかないものですので、あえてアップします。2004-09-29.jpg
 「このりんごワックスがかかっている!」と疑う消費者の方がおります。しかし、当果樹園に限らず日本のりんごにはワックスなんてかけていません。アメリカから輸入されているレットデリシャスにはかけられているかもしれませんが、日本ではそんなことはわざわざやりません。
 しかし、「つがる」など確かに表皮がべとべとしたり、異常に艶っぽかったりします。これは、りんご表皮から染み出してくる油成分のためです。オレイン酸やリノール酸などの植物油であります。収穫して日が増すと出てきます。これはりんご自身が乾燥から身を守るためとも言われております。
 まぁ、油が上ってきていると言うことは「早く食べてくださいサイン」と言って良いでしょう。
 あっ、それとずいぶん前に「みのもんたの思いっきりテレビ」でやってたんですが、この果皮の油成分にオクタコサノールってのが含まれていて、これは強力な筋肉疲労回復作用があるそうですよ。

「google」もたいした事無いかも

 インターネット初期、検索といえばYAHOOだった。しかし、登録しなければならず、私のHPは度々の申請にもかかわらず全くアップされませんでした。そこで、INFOSEEKがロボット巡回型だったんで、いつの間にか私のHPは検 … “「google」もたいした事無いかも” の続きを読む

 インターネット初期、検索といえばYAHOOだった。しかし、登録しなければならず、私のHPは度々の申請にもかかわらず全くアップされませんでした。そこで、INFOSEEKがロボット巡回型だったんで、いつの間にか私のHPは検索対象となったのだが、いかんせんどんな言葉でも順番もばらばらで、数多く出て来て、使いでが悪いのでした。そんな中、GOOGLEが登場し,検索品質が格段に向上。いつの間にかGOOGLE検索エンジンはそのシェアを拡大し、これまであった検索エンジンも吸収されていきました。
 しかし、その検索エンジンNO1と思われたGOOGLEも最近はそれほどでもなくなった印象です。このkajuen.netは開設したのが春、ブログを書き出したのが7月だから、もう3ヶ月以上経っているが、GOOGLEには「つづら書き」や「果樹園ネットワーク」と入れてもヒットしない。おそらく、ブログを初めとするHP開設が爆発的に増えているせいなのか、巡回に時間がかかって要るのかもしれない。
 YAHOOは今年から独自開発の検索エンジンが動いているらしく、「つづら書き」で、当ブログにヒットします。また、今日発見した検索エンジンがネイバーhttp://www.naver.co.jp/こちらは今検索されている言葉なども見られるし、当HPや当ブログもヒットするので、この検索エンジンもなかなかだなぁと思いました。
 これまで私は、GOOGLEがなんたって一番良いと思っていましたが、これからは心を入れ替えます。まだまだ良い検索エンジンがありそうなので、いろいろ検索してみましよう。

増毛町秋味まつり開催

 本日、増毛町秋味まつりが増毛港で開催されました。私は家業を投げ出してボランティアスタッフとして行って来ました。記録係りがいないとの事で、写真を撮って廻っていました。  今回のお祭りから場所を港に移したのですが、晴天にも … “増毛町秋味まつり開催” の続きを読む

 本日、増毛町秋味まつりが増毛港で開催されました。2004-09-26.jpg私は家業を投げ出してボランティアスタッフとして行って来ました。記録係りがいないとの事で、写真を撮って廻っていました。
 今回のお祭りから場所を港に移したのですが、晴天にも助けられ、概ね好評のうちに終えました。増毛港は開発局による整備が行われていて、埠頭はイベントが出来る広さをとっているのでした。これまでの会場リバーサイドパークでは奥の店にまで足を運ばないなど出店者から不満が出ていましたが、今回はぐるり囲んだ雰囲気で、お客さんも一通り回れるレイアウト。また、これまで10月初めの日曜日から、一週間早められました。10月に入ると天候が悪くなる比率が高くなり、また気温も下がり売り上げも下がりました。今日は、朝から晴天で気温も上昇。
 春の「えびまつり」は、キャパを大きく上回る人出で、不満の山でしたが、今回は少なくも無く、多くも無くちょうど能力に合った人の入りでした。
 アトラクションは、鮭のつかみ取りや大量競り市、ホタテ早むきなどでした。また、ホタテフリスビー(写真)は、ホタテを投げて的に入れるとエビなどもらえる競技で、行列のできる人気でした。
 しかし、台風18号に大量落果した果樹園からは、婦人部がりんご等を持ってきて販売しましたが、農協青年部は出店を断念。ジュース販売も在庫不足により中止。この暖かさでは、ジュースだけでも10万円は売ったと思われ、私自身も残念無念でした。

カラスに効くカカシなら私も欲しい

増毛町内のブログ「がらくたGallery」にアイディアかかしの記事がありました。かかしは害鳥から水田を守るためのものですが、それに遊び心を加えたものですなぁ。  果樹園にとっても鳥の害は深刻。とくに増毛の場合はカラス。カ … “カラスに効くカカシなら私も欲しい” の続きを読む

増毛町内のブログ「がらくたGallery」にアイディアかかしの記事がありました。かかしは害鳥から水田を守るためのものですが、それに遊び心を加えたものですなぁ。2004-09-25.jpg
 果樹園にとっても鳥の害は深刻。とくに増毛の場合はカラス。カラスはさくらんぼでもりんごでもぶどうでも梨でも、被害を与えます。食べるだけでなく、せっかく掛けた袋を落としたりといたずらもします。この憎きカラスを撃退するために果樹園では、爆音器や爆竹を鳴らしたり、テグスを張り巡らしたりしていますが効果は低いのです。私は常々考えているのですが、やはり賢いカラスを遠ざけるには、人間も近寄ると怖いものでなければいけないと思っています。こんなに電子技術が進んでいるのだから、カラスの鳴き声とか飛来音を感知してその方向と距離がわかる機械を作ることができるでしょう。そのデータをもとにして、カカシロボットがカラスに向かって銃を撃つってのはどうでしょうか。まあ、流れ弾が人間や作物に当たると困りますから、銃は水鉄砲にすればよいのです。今の日本の技術であれば簡単に作れると思うんですけど。
 そしてその銃はあえてロシア製にするのです。その名も「カラスニコフ」或いは「カカシニコフ」ってのはどうでしょうか?

洋梨は要あり

 いまさらで何ですが、洋梨はメルティーな食べごろを迎えています。増毛では数種類の洋梨が栽培されていて、その収穫は台風前に出来ました。  洋梨は木になっている状態で熟すと硬いまま色だけ抜けます。食べてもバリバリと「威張った … “洋梨は要あり” の続きを読む

 いまさらで何ですが、洋梨はメルティーな食べごろを迎えています。増毛では数種類の洋梨が栽培されていて、その収穫は台風前に出来ました。2004-09-24.jpg
 洋梨は木になっている状態で熟すと硬いまま色だけ抜けます。食べてもバリバリと「威張った感じ」で、日本人にはおいしく感じません。やはり、洋梨は柔らかくジューシーな状態が一番おいしいし、風味も最高です。そのためには、青いうちに収穫し、しばらく寝かせて置きます。これを「追熟(ついじゅく)」と言います。今年は、夏が高温だった事から、台風前でも糖度が高かったため、概ね収穫できたわけてです。追熟期間はその温度によりますから、冷蔵庫のある果樹園や農協は冷蔵保存でその追熟期間を調整しています。
 増毛の代表は「バートレット」、俗に「パート」と呼んでいますが、こちらはほとんどが出荷済み。農協倉庫には道内あちこちからの注文が来ているので、今月中になくなりそうです。こちらは黄色く熟すると極端に日持ちしないため、冷蔵庫の持たない果樹園ではすでになくなっています。当果樹園ではまた、100箱ほどあります。
 「マルゲリットマリーラ」通称「マリラ」は、当果樹園では冷蔵保存中です。パートの出荷にめどか付き次第出すつもりです。「ブランデーワイン」通称「青茶」も保存中。こちらは玉が小さいのですが、知ることぞしる品種です。「フレミッシュビューティー」通称「日面紅」は台風前に収穫していなかった果樹園もありましたが、当果樹園は収穫済み。こちらも保存中です。
 「ラフランス」は?残念ながら増毛では積算温度が低くて栽培できません。しかし、その亜種と思われるラフランスが増毛でもありますが、当果樹園は無しです。
 今後の有望品種は、「オーロラ」がありますが、まだまだ苗木状態です。この品種は果皮がサビになり、見た目は良くありませんが、大変おいしくなります。数年後がたのしみです。

つがる収穫

 昨日から「つがる」を収穫しています。「つがる」は青森で生まれた品種です。当然。当初は色づきが悪く、袋を掛けなければなりませんでした。しかし、優良な品種は栽培が広がるにつれて「枝変わり」など、ある枝だけ突然と色づくように … “つがる収穫” の続きを読む

 昨日から「つがる」を収穫しています。2004-09-23.jpg「つがる」は青森で生まれた品種です。当然。当初は色づきが悪く、袋を掛けなければなりませんでした。しかし、優良な品種は栽培が広がるにつれて「枝変わり」など、ある枝だけ突然と色づくようになったりすることがあり、それをまた増やして行き、今ではその亜種がたくさん出ています。また、葉っぱを取らないで栽培する「葉とらずりんご」など栽培方法も多用している為、同じ「つがる」でも数多い体系となっています。
 今年は台風により大半が落果したため、収穫量も微々たる物ですが、その残ったりんごも枝にこすられて、かなりの量が傷ついています。しかし、これらはあの台風18号の強風に耐えたたくましいりんご達。風雨に耐え、傷だらけになりながら、がんばってしがみ付いていた「根性」りんごです。
 苦労しているどなたかの人生と重なるかもしれません。そういう意味では、傷りんごもいとおしくなります。

さく裂!?台風の威力?

台風18号は増毛果樹地帯に多大な被害を残しましたが、私の畑から数十メートル、沢に上がると雑木林になっていて、ここもたくさんの倒木がありました。根こそぎ倒れている木が数多くありましたが、途中から折れちぎれている木もあります … “さく裂!?台風の威力?” の続きを読む

2004-09-22.jpg台風18号は増毛果樹地帯に多大な被害を残しましたが、私の畑から数十メートル、沢に上がると雑木林になっていて、ここもたくさんの倒木がありました。根こそぎ倒れている木が数多くありましたが、途中から折れちぎれている木もあります。なかでも写真の木は、悲惨な倒れ方をしていました。
 写真は倒れた側とその反対から撮った映像です。強い風にあおられ、上部が大きく傾いてもそれを最後まで支えようとした根。幹はその力に耐えかねついにバーストしたのです。なんとも痛ましい限りです。たぶん相当のうなり声とともに倒れていったと想像されます。
 この木はおそらくこのまま腐るのを待つのみで、引き出されることは無いでしょう。林の中にぽっかりあいた隙間からのぞむ青空が印象的でした。

暑寒別岳紅葉始まる その2

 増毛町民にとって「暑寒別岳」は特別な存在だ。魂といっても過言ではない。小中学校の校歌にも必ず出てくるし、増毛のシンボルにとどまらず、町民や増毛町出身者の心深くに誇らしくそびえ立っているのである。  「?山」と「?岳」の … “暑寒別岳紅葉始まる その2” の続きを読む

2004-09-20.jpg 増毛町民にとって「暑寒別岳」は特別な存在だ。魂といっても過言ではない。小中学校の校歌にも必ず出てくるし、増毛のシンボルにとどまらず、町民や増毛町出身者の心深くに誇らしくそびえ立っているのである。
 「?山」と「?岳」の違いは、高い低いに関係ないらしいし、いろいろネットで見たがよく判らないようだ。しかし、「?山」はたくさんあるが「?岳」は少ない。「岳」のイメージは何か裾野が広い雄大なイメージがあるのだが、暑寒別岳はそのイメージにぴったりで、高さこそそれほどではないが、圧倒的な存在感があるのだ。
 しかし、暑寒別岳は増毛町だけでなく、山頂で線引きされ雨竜町にも分けられている。しかし、増毛町民としては、増毛側から見た暑寒別岳が表であり、雨竜側からの姿は「どこが暑寒別岳なの?」と思う。
 暑寒別岳は休火山或いは死火山のようで、残念ながら「温泉」は豊かではない。流れ出る川は、暑寒別川、箸別川、信砂川ってとこだが、いずれも普段は透明度の高い水が流れている。
 増毛側の姿は、季節や時間とともに山の内側に影が出来る。こちら参照雪は、7月には融けるが、場所により万年雪もあるらしい。この山に魅せられた人も多く、何度登っても飽きないと言う方もいる。
 暑寒別岳はこれから短い秋を向かえ、10月には冠雪が始まる。

暑寒別岳紅葉始まる

標高1,491m暑寒別岳。数日前より上部が緑色が抜け、紅葉が始まったようです。  増毛の住人はいちいち「暑寒別岳」とは言わず「暑寒岳」、さらに略して地元同士では「岳(だけ)」と言う事もあります。  今日は午前中雨でしたが … “暑寒別岳紅葉始まる” の続きを読む

2004-09-19(2).jpg標高1,491m暑寒別岳。数日前より上部が緑色が抜け、紅葉が始まったようです。
 増毛の住人はいちいち「暑寒別岳」とは言わず「暑寒岳」、さらに略して地元同士では「岳(だけ)」と言う事もあります。
 今日は午前中雨でしたが、午後から回復し3時頃より雲が無くなり暑寒別岳がはっきり見えました。上部ではまだらに緑が無くなって変色しています。ふもとの森林も黄色くなった木々もたまに見られます。今年はまだ特に寒くなった日が無いように思いますが、台風の影響で葉が揉まれたせいかも知れません。しかし、確実に秋が深まっている事を物語っています。