※その1よりお読みください。今回は告発に近く、勇気を持って書かせていただきます。!
余市でも増毛でも桃が作られていて、熱心なファンもおります。が、さて
問題・・・・北限の桃はどこで栽培されていますか?
答え・・・・秋田県鹿角市です。
北限のももは、なんと秋田県です。青森県でも作られていますが、鹿角市は冷涼で収穫が遅いため「北限」と勝手にうたっています。こちら参照県政だより15ページ。へぇ?出荷時期が遅いのが北限なんだぁ。初めて知ったなぁ。さらに出荷グループを立ち上げ、拡大しています。拡大するのはよいのだけど、「北限のももと呼ばれるだけに」って、勝手に言っていたら周りも確認せずに呼んでいるだけだべさぁ。さらに勢いに乗って登録商標までとったようです。さらに秋田のテレビでも収穫模様が放送されました。秋田放送9月9日のニュース。また行政も完全バックアップしています。こちら参照 という事で、「北限のもも」は、北海道ではなく青森でもなく秋田県が正解なのです。
しかし、登録商標まで取ったということは、増毛の桃は、北限のももと言えず一番北の産地で取れた桃というよりないですねぇ。「北限のもも」は単なる名称でしょうが、「北限」とは日本語の意味があるのだから、その意味に合わなくても許可されるのも不思議です。
今年は台風が何度も来襲して被害が大きかったですし、桃のシーズンも終了していますが、それはそれとして、このような事が許されるのか私は問いたいと思います。どこの生産者も産地でも他との「差別化」を打ち出し、有利に販売したいと思っております。それはおおいに結構なことですが、消費者に対して誤解を与えるようなネーミングは絶対に許されません。ましてやトレーサビリティとか、表示問題が厳しく問われている時代です。さらに、最近は果樹界でも無登録農薬使用問題が発覚して大問題となった経緯もあり、「単なる名称ですから」と済まされないものがあります。
写真は、我が家の数本ある桃の写真です。
…「北限のもも」ですか。随分とまあ大胆なネーミングですなあ(笑)増毛は「産地」という程にはそれほど多くの量が出荷されているようには思えませんが、それにしてもこれは商標をとったもの勝ちなんでしょうか。増毛も「北限のリンゴ」「北限のサクランボ」とかでさっさと登録商標をとってしまったらどうでしょうか(笑)?
…でもこれ、冗談じゃなくてネーミングは大事ですよ。人間ってネーミングで選ぶもんだから。だから受験時期に「カール」が「受かーる」で売り出したら売上大幅アップとかになるみたいな。落ちないリンゴとかもあったし。…で、
「北限のリンゴ?北の国から?」とか、どうっすか(笑)?
台風でも落ちなかったけど、枝にぶつかり傷だらけになったりんごを「根性りんご」として直売をしています。しかし、もしかしたらこれもすでに登録されているかもなぁ。
人間も、名前と人柄が一致しない方もたくさんおられる訳で、北限のももが実態に合わないからと言って、そう目くじら立てなくても良いのかもしれません。けど、ねぇ、受け取る消費者はたぶん北限と信じて買うと思うので、「表示」という面では一種の裏切りではないかと思いますね。