10月 112004
ほとんどの果樹園ではりんごなどの苗木は買っています。で、どこから買うのかといえば「苗木屋」さんからです(当然)。全国には苗木屋さんは何社かあって、私達に関係するのは落葉果樹専門の業者。苗木の植える時期は樹が休眠している秋もしくは春。苗木屋さんは長野や青森、山形が主です。各社ともカタログはオールカラーで、その品種の特性やセールス事項が写真とともに描かれています。昔はりんごで紙面の多くを割いていましたが、最近は果樹のブームがプルーンやブルーベリーなどにシフトし、苗木屋さんもたくさんのバラエティーを揃えてきてここ数年、得意な樹種を打ち出してきているカタログもあります。
こんな立派なカタログを全国の果樹園へ送っているとなると、その経費はすべて苗木代に含まれていると思いますが、やはりきれいな写真を見せられると、どれにしようかとわくわくして見てしまいます。苗木の値段もさまざまで、最新品種は1本5000円以上するのもあります。
ほとんどの苗木は、たとえばりんごは、丸葉やM26と呼ばれる台木に品種を接木しています。そのため、同じ品種でも台木の種類も加算され、品種も覚えきれないほど増えていますから、扱い品目が多くなっています。