果樹園の広がる暑寒沢地区(部落)のお祭りが2日ありました。昔は8月2日が恒例でしたが、さくらんぼの普及により、そのときはまだ忙しいので10年ほど(?)前から1ヶ月先延ばししたのです。毎回、青年部が中心となって振る舞い料理を作ります。以前は牛肉ブロック5kg丸焼きや、まぐろの頭焼きなどやりましたが、今回はついに「鹿児島黒豚」半身を入手。約27kg。そこで、ロースは「トンカツ」、アバラ部分は鹿児島伝統の鍋、あとは塩コショウの焼肉ということになりました。今回は黒豚の「煮る」「焼く」「揚げる」の黄金バリエーションとなり、大変贅沢な振る舞い料理となりました。
前日は大きな鍋を探しましたが誰も持っておらず、町のイベントで使う大鍋を借用し、アバラの脂ののった肉を大きめに切り、大根、ジャガイモ、大切りのこんにゃく、油揚げを入れ、もちろんアクもちゃんと念入りに抜きながら1時間ほど煮込み、味噌仕立てで、味がしみこむように一晩寝かせました。乾杯に間に合うように暖めなおし、味見したところ、大変美味しく出来上がりました。肉はとろけるように柔らかく、他の具もしっかり味がしみこんで、ビールが最高に合いました。
「黒豚ロースカツ」は、分担4名で取り掛かり、2?3センチほど厚めに切り分け、50枚ほど作りました。前日はこだわり食材購入係りが、厳選した塩とかパン粉、PG卵と予算を考えずに買って来たのもあいまって、こちらも大変美味しく、サクサクとした歯ごたえも手伝ってビールがはかどりました。
「焼肉」は網と鉄板と同時に焼き、塩と胡椒のみの味付けでありましたが、こちらも好評。ビールが最高でいした。
お祭りには約60名ほどの参加で、ゲームやカラオケに興じました。テーブルには料理屋さんのオードブルも用意されていましたが、はやり黒豚の人気は高く、ほとんど食べつくされ、オードブルは残していました。
集まった人たちは高齢者が多いのですが、この日ばかりはコレステロールを気にする人も無く、黒豚半身は皆のお腹の中へ消えていきました。
9月 032004