9月 232004
昨日から「つがる」を収穫しています。「つがる」は青森で生まれた品種です。当然。当初は色づきが悪く、袋を掛けなければなりませんでした。しかし、優良な品種は栽培が広がるにつれて「枝変わり」など、ある枝だけ突然と色づくようになったりすることがあり、それをまた増やして行き、今ではその亜種がたくさん出ています。また、葉っぱを取らないで栽培する「葉とらずりんご」など栽培方法も多用している為、同じ「つがる」でも数多い体系となっています。
今年は台風により大半が落果したため、収穫量も微々たる物ですが、その残ったりんごも枝にこすられて、かなりの量が傷ついています。しかし、これらはあの台風18号の強風に耐えたたくましいりんご達。風雨に耐え、傷だらけになりながら、がんばってしがみ付いていた「根性」りんごです。
苦労しているどなたかの人生と重なるかもしれません。そういう意味では、傷りんごもいとおしくなります。