5月 122008
9日から10日にかけて霜被害は、結果はまだはっきりしていませんが、深刻な予感です。燻煙しましたけど、どれほどの効果があるのか疑問を感じながらも出来る限りの労力で深夜の奔走。しかし、微風もありましたから霜と言うより「低温」でありましたし、低温は約5時間の長時間で人間の無力さを実感しました。
暑寒沢よりも高い場所にある見晴町のF果樹園のサクランボの花は完全に凍ったようで、朝には写真のように赤く変色していました。これ見てから暑寒沢のサクランボを再度見てみますと、なんとなく変色しているようです。
リンゴも風船状になった中心果や側花も雌しべが褐変しております(写真)。側花の中には無事なのもあります。詳しい調査をしなければ程度の程はわかりませんが、被害は甚大の様相です。
11日から12日朝にかけても霜注意報が発令。霜対策役員の私は21時頃から農協に待機して各地の気温測定状況を見ていました。アメダスを見ると今回は余市でも低温となっていました。増毛は摂氏4度でして余裕。しかし、10時ころになると急激に低下してきました。1度ほどに下がりましたが、「昨日より暖かい」と皆、余裕というか開き直りで燻煙作業に入った人は一部でした。結果、マイナスにはならずに済みまして、まずまず安堵でした。
昨日、深川から果樹園の方が見えられ、増毛の霜対策について聞きたいとのことでした。どうやら、深川でも10日、低温に襲われマイナス4度以下になったようで、花はもちろん葉まで凍結したようで、深川の音江地区は増毛よりもさらに深刻とのことでした。今回の低温被害は全道的に拡大しているかも知れません。