1月 172005
留萌南部三市町合併協議会の事実上解散を受けて地元新聞「日刊留萌新聞」は、記者座談会としてこれを振り返った記事を載せています。記事は1月14日から上中下と3回に渡って、ABCDの4記者の対話形式となっています。
これを読んでの感想を一増毛町民といて書かせていただきます。はっきり言って、この記事の内容は「不快」でした。こんな考えで新聞を作っているのかとやや残念に思いました。
座談会ではすべての記者達が、「留萌市」サイドに立って物を申しており、ほとんど増毛や小平の思いを感じてないように思いました。そもそも合併は全国すべて「地方交付税削減」が出発点と私は思っています。ですから、財政問題が一番の論点です。それは留萌の方も百も承知でしょう。小平町議会だよりに「沈む船にねずみは乗らない」と見出したようですが、私は正直、見事に表現したと思いました。増毛町の財政もひっ迫しているはずですが、しかし、合併した場合、本来増毛に来るべき金のほとんどを現留萌で都合よく使われるのではと感じていました。
「(留萌市が)財政危機を乗り切るには合併しかないと底流にあったが、第一ラウンドは増毛町、小平町に足元を見られての合併協議だったと言えなくもない。・・・・」
の部分が私には一番ショックな部分です。記者でもある留萌市民のおごりが感じられる行です。増毛町が足もとを見て合併をやめたのではなく、留萌市民のおごりとエゴにヘキヘキして合併をやめたのではないでしょうか。
記事には、「住民判断の機会無し」や今後の「強制合併も視野に」など、私も「なるほどなぁ」と思う部分も多かったです。しかし、留萌新聞は、小平町や増毛町民も購読しているのですから、町民レベルの感情も汲み取ってほしかったと思います。