さくらんぼが色付いて収穫時期になると、我々の天敵は雨と鳥。雨は雨よけハウスでなんとか防げるが、鳥は困ったものです。防鳥ネットもありますが、面積が大きいとそれも大変です。
そこで、あちこちから爆音器の爆発音があちこちから聞こえてきます。我が家では圃場が数カ所あるので、爆音器は3台かけています。効果のほどは不明。気休め程度かも知れません。カラスは慣れてくると、爆音で「ドキッ」とするものの逃げなくなります。
そこで買ったのがこれ。電子防鳥機「バードガード」。これは鳥の警戒するときの鳴き声を定期的に鳴らして、周囲の鳥を近寄らせない仕組みです。農業新聞などに、やや怪しく広告が載っていまして、これは「バッタモン」と思っていましたが、こうまで鳥の害があると、「騙されたと思って」購入しました。株アルト社。約3万円程度。高い。
スズメやムクドリなど数種類の鳥の鳴き声が録音されていて、音量調節、時間調節ができます。電源は12ボルトで、家庭用電源からはアダプターを、電源のない畑にはバッテリーを使用できます。光センサーもついているため、夜には止まります。
機械はアメリカ製。いまどき珍しい。パネルのデップスイッチでいろいろ切り替えます。(原始的)。スズメは2種類の鳴き声が録音されています。設定時間になると「ギーギー」「ガーガー」など、人間が聴いても「なにかあったのか?」と不安になるような鳥の恐怖の声が鳴り響きます。
効果のほどは、正直よく分かりませんが、小鳥には効果があるようで、スズメは近くに寄りません。しかし、ちょっと離れて死角になる辺りには、スズメは平気にしています。
また、肝心のカラスに対しては、あまり効果的でないとおもいます。まず、カラスの録音されている鳴き声は、弱くで短いし、はっきり聞こえません。また、たぶんカラスは、弱いものいじめもしますから、この程度の鳴き声では、「どこかでカラスがやられている」としか思わないのでしょう。聞こえる範囲にいるカラスは、状況を察知しているのか逃げ出すことは無いようです。
これ、私思うにですね、mp3プレーヤーがすごく小型であるでしょ。それに時計機能を付けたら、もっと複雑にもっと多くの警戒音とか人間の声なども入れることができるので、そうしたら、もっと安くなるのでないかなっと思いますよ。
バードガードの値段は約3万円でしたので、訂正しました。