新しい歴史教科書を擁護する私ですが、このブログを見ている方なら私が「右より」と思ってある方もおりましょう。それに輪をかけるように「親日アジア街道を行く」を読みました。
「日本はアジアから嫌われている」「日本は戦争でアジアに酷いことをやらかした」と思いこんでいる人も多いでしょう。しかし、本当は「反日」を声高に叫んでいるのは中韓朝の3カ国であり、他のアジアは、むしろ「親日」が多いのです。この本は、先の大戦の激戦地に赴いて、日本軍の足跡を追いながら、その土地で日本はどのように思われているのかを書いています。
文章を読んで涙があふれてきたのは初めての事でした。1?3章は、涙で活字がかすれるほどでした。
現在日本国内で「先の戦争は侵略戦争だった」と断言している政党や団体がありますが、とてもそんな一言で先の戦いを表現できるわけがありません。日本が戦った事で結果的に独立出来た国があったり、日本の統治時代に受けた広い教育によって、経済発展した国があったりと、戦争は悲劇であったけれど確実にアジアの姿を近代化に導いたのです。戦前、アジア各地は欧米列強から植民地にされていましたが、アジアで唯一、欧米と戦ったのが日本でした。
有名flash「真実はどこに」の元になった事柄は1章にあります。特攻の始まりです。
第2章は、激戦地ペリリュー。発見された壕に眠っていた日本兵の遺骨。東条英機の孫にあたる由布子さんは、その遺骨を抱きしめ「ごめんなさいね、皆さん一緒に祖国へ帰りましょうね、帰りましょうね」と語りかけた。
第3章は、日本の「植民地」であった台湾のお話。終戦まで50年間の日本統治で、台湾の人々は、日本人としての魂を持ち、今も日本への気持ちを忘れていない。
60年前、日本が植えた美徳の苗が大樹になった。日本を礼讃し、今に伝えるアジアの街道には、親日の旗が翻っていた!
戦争当時、昔の日本と言うにはあまりに近代の出来事。今、平和で現代文明を謳歌している私は、あらためて当時に人々に「ごくろうさまでした。ありがとうございました」とささやいたのでした。