お昼、6次センターが所有するレストラン「花屋」でオシャレな昼食を済ませて、近くある北斎館へ。
葛飾北斎が老齢の一時期に小布施に滞在し、思う存分芸術活動をしていたようで、数々のお宝が展示されている「北斎館」。この施設を中心に、現在は栗菓子の有名老舗店3店の他お土産屋さんが並ぶ。
もちろん、私も栗菓子を買いました。小布施栗は、室町時代から栽培され、江戸時代には将軍家に献上されていたため、当時は地元民でも小布施栗を手に入れられなかったそうです。
小布施の街づくりは、全国的にも注目されており、たとえば「町並修景事業」は、街の建物を修復する際は、個人のものであっても歴史的景観にあった建物にするように誘導するなど、信金などと協力して町並みを整えています。
また、「栗」にこだわり、遊歩道は栗の樹を使った木道を整備(「栗の小径」)するなど工夫していますね。また、民家であってもその庭を観光客に開放するなど官民挙げて観光の街づくりを進めています。
人口が1万1千人でありながら小布施へ来る観光客は年間120万人といいますから、スゴイ事でありますね。
北斎が何故小布施に居たのか?時の豪農商「高井鴻山」が招いたのでありますね。こちらも高井家から町が買い取って保存し、展示ています。
多くの観光客が訪れる小布施は、単に北斎館のネームバリューのみならず、町全体で情緒や風景を整備しているからであります。
歴史と文化を現代まで継承して街づくりに生かす小布施は、全国の街づくりのお手本とも言うべき事にも納得です。北海道の町で歴史においては内地にかないませんが、街づくりの精神は是非見習いたいものです。
小布施はこの他にも美術館など多彩な観光メニューがあって、とても短時間では見られませんでした。
この街づくりについてはこちら小布施 まちづくりの奇跡 (新潮新書)を是非。