5月 132006
昨日、本年度一回目の萌州沿岸塾講座が夕刻、留萌市海のふるさと館で開かれました。まずは、「北海道の植物」と題し村上智子氏が、世界遺産に指定された知床の植物植生の現状を紹介されました。エゾシカによる食害が、多様していた植生に影響を与え、惨憺たる被害であることが分かりました。
続いて、塾長であります尾嘉男先生による講演「国家は如何にして滅亡したか」です。
愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶ。人類の歴史の中で、これまでに滅んだ国家の考察。例えば紀元前18世紀、繁栄した国家「カルタゴ」は、やがて滅亡されてしまう。何故、滅亡したのかを考えると、現代日本と共通する事項が多いのです。
私はこの場面でFM放送の為退場(涙)。しかし、後の懇親会で、先生のお話を伺う機会があって、基本的な先生の方向は「憂国」であることが分かりました。アメリカに日本の利権を奪われ、それに群がる国閥的政治家、それを選挙した国民。そしてなによりマスコミの体たらく。
かつて滅亡した国家と同様に日本も同じ運命をたどるのでしょうか。そうならないためには、どうすればよいのでしょうか。やはり、国家しての日本人の確固たる自覚が必要のようです。
これまでの講演はこちら 2005/10/15、2004/09/14