9月 142004
 

2004-09-13.jpg9月13日今年第2回の萌州沿岸塾公開講座が留萌市で開かれました。「萌州沿岸塾」は、留萌管内の「変わり者」で構成され東京大学名誉教授月尾嘉男氏が塾長を勤めおります。このような塾は全国に数箇所あります。詳しくはhttp://www.tsukio.com
今回のテーマは「日米戦略格差が日本の敗因」と題し月尾塾長の公開講座であります。
 日本がバブル全盛期の頃、経済行政企業などの総合評価は世界1位でありましたが、現在は60カ国中23位まで転落しています。これは先進国で際下位といっても過言ではありません。これに至る日本の状態は「戦略」を持たなかったことであり、反対にアメリカは各戦略をもとに着々と改革し、そり勢力を維持拡大しています。ヒトゲノムなどの遺伝子解析技術や、ナノピコテクノロジー、ITなどに日本はいち早く取り組んでいながら、行政や法的整備が送れ、結果的にアメリカにやられてしまいました。この業界はドックイヤーと呼ばれ、1年は7年分の高速で時がすぎると言われており、日本のたとえば知的財産高等裁判所などはアメリカに遅れること23年で、ドックイヤーだと7倍の160年分も遅れているに値します。
 今後のアメリカ戦略は、軍事力などではなく、「情報」「文化」「魅力」の発信であり、「魅力」は人、物、金を自国に引き付けるあらゆる戦略をするとの事でした。これは、日本もそうしなければ益々立ち遅れるでしょうし、これは地方に生きる私達の地方からの発信する地域戦略のヒントにもなるかもしれません。
 今回の講演はわずか30名ほどの参加者でしたが、もっともっと多くの方に聞いていただきたかった内容の濃い講演でした。

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