9月 192004
 

 台風で大半の収穫物が落果しましたが、そのわずかに残った果実を更なる宿敵が襲う。2004-09-19.jpg
 「スズメバチ」。果樹園にとっては文字通り「泣きっ面に蜂」だ。春に女王蜂一匹から始まった巣作りは、9月中下旬、働き蜂の数を増し最大期を迎えます。今年はスズメバチの発生が多いのです。発生が多い少ないは、5から6月の降雨に関係があるらしく、今年は少雨だった事が影響しているようです。
 台風の被害を心配して離れた古い倉庫を確認したところ、2階に大きな巣を発見してしまいました。(写真)。スズメバチは本当は肉食なんだけど、果物も食べにやってきます。鋭い鋏状のくちばしに果物の果皮は破られます。プルーン、桃、ブドウなどを好みます。
 スズメバチを良く見ると腹と胴のつなぎ目は針のように細い。このため、体のエネルギー源は液体しか通らない。そこで彼らは獲物を取っていって幼虫に食べさせる。幼虫はお尻部分から蜜状部室を分泌する。成虫は幼虫の出す蜜状の液体を吸って生きています。私が思うに、この蜜だけでは物足りない働き蜂が、果汁を求めてやってくるのだろうと思っています(憶測)。
 スズメバチは、巣を守る為には戦闘も辞さないため、巣に近づくのは危険です。3?2メートルほどで番兵の蜂が威嚇してきますが、これに気がつかずにさらに近寄ると一斉攻撃されることになります。スズメバチの針は長くて鋭く、ミツバチと違って何度でも刺せます。
 スズメバチに刺されて具合が悪くなったら一刻も早く病院へ行く事です。特に以前にさされて具合が悪くなった経験がある方は2回目には劇的に悪くなり、命を落としかねません。
 さて、この発見した巣は、まつやま養蜂園のまつやまさんに頼んで処理してもらいました。

  4 コメント

  1. …恐ろしい!近くで写真を撮る余裕があるとは…さすが仙北さん…私は真っ先に逃げ出します(笑)。以前冨野さんがアブを素手で掴んで叩きつけていたのにもびっくりしましたが、やっぱなれてる人は強いですね

  2. この写真はズームで撮ったんです。まつやまさんは、完全防備ながらも果敢に近づき、蜂の出入口に殺虫スプレーを噴射。弱った頃に巣をむしりとりました。
    ?危険ですから良い子はマネしないで下さい?

  3. 仙北さん!昨日、無事川崎のホームに現着しました。
    さすが北海道は、道路が広々としていて、風が爽やかで増毛の海はとても良かったです!突然の訪問にも関わらず、HOTなおもてなし有難うございました。 薦めてくれた居酒屋(すが宗)はノレンこそ出してましたが、ジョッピン状態・・・残念! 結局、寿司のまつくらで、握りを食べました。 東京で食べたら万金かと・・・美味かった。それとすもも(多分?)ご馳走さまでした。(車中で美味しく食べました) 来年も北海道へ行った際には、また立ち寄りたいと思います。奥様によろしくお伝えください。(ケーキも美味しかったです)

  4. HEOさん、先日は久々の面会ありがとうございます。無事にご帰宅されたとの事で、なによりでした。またのご来道を楽しみにしていますので、お仕事がんばって是非命中させてください。

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