9月 142006
増毛の果樹園で、果樹園全体として一番足並みが揃う品目は「バートレット」でしょう。我が家でも昨日からバートレットの収穫を開始しました。
今年のバートは、春の満開日が平年並みであることから、収穫開始日は9月9日辺りとの予測でした。普及センターの果実解析によると、調査地点によりかなりのバラつきがあるものの、一果重量はやはり小雨がたたって例年より1割?2割、小玉傾向であります。しかし糖度は逆に1割?2割高く、酸はやや弱めでした。場所によって数値が離れるのは、灌水のまめな場所であったり、土壌の違いによるものと思われます。
バートレットの収穫のほとんどは農協に出荷されていると思われ、この時期の農協低温冷蔵庫は満杯になることもしばしばです。
何度も述べてきましたが、洋梨は青い内に収穫し、しばらく寝せておいて黄色く熟させます。樹になった状態で熟すと、ゴリゴリと硬くなったままで、洋梨独特の柔らかなメルティー状態とならないのです。
バートレットは、黄色くなると極端に日持ちがしない品種であり、その点は販売に難しさがあり、タイミングが非常に肝心です。