7月 022004
カラスや小鳥からさくらんぼを守るため、あちこちに爆音器を置いています。果樹園に来るとあちこちから「バーン!」と聞こえてきます。
この器械は昔からあります。その昔は燃料はカーバイトです。カーバイトは水を加えるとアセチレンガス(不正確かも)を発生させます。圧力が高まると爆発筒へ送り、着火させます。カーバイトは息苦しくなるような独特の臭いがあって、さらに水が切れると鳴らないなどなかなか厄介でした。
現在はプロパンガスです。原理は前者と同じ方式で、着火方法はプラグを使うようになったくらいです。
昨日、この最新版の爆音器「バードキラー」を買いました。約5万円もするので、一年に1台づつ買って、これで3台目です。これは燃料はプロパンですが、着火方式が完全電子化されていてます。電池をいれますが、暗くなると自動で鳴らなくなり、夜の止め忘れによる近所迷惑から開放されます。また、明るくなったら自動で鳴り出しますので、朝早いカラスも撃退します。点火も電子式で、一度に数回火花が出ますので、着火ミスもなくなります。
しかし、こんな爆音器ですが、カラスはすぐに慣れます。気休め程度の効果しかないかもしれません。ただ、有害駆除により、鉄砲に撃たれかけた経験を持つカラスはかなり警戒します。爆竹音でも逃げ出します。
この憎っいカラスとの戦いはこれからも続きます。
このメールで不愉快になられるかもしれません
実は私の近くでも梨園(?)が7?8箇所あります。イノシシからの被害防止のために今月の9日から爆音器がとどろいています。我々、梨に全く関係ないものにとって爆音器の音はうるさいし大変なストレスです。家庭はくつろぐ所であり仕事の疲れを回復する所です。一日中、爆音器の音に一方的に聞かされるほうにとっては大変迷惑です。安眠妨害です。弁護士に相談して解決を?と考えることもしばしば・・・爆音器以外で梨や米を守る方法を考えることは出来ないのでしょうか?周りの人に音の迷惑をかけてなんとも思わないのが不思議です。他人に迷惑をかけないで欲しいと思う今日この頃です。
村里さんがどちらにお住まいなのか分かりませんが、その地域によって事情が異なりますので、一概に「爆音器」を悪と決め付けられません。しかし、住宅街のすぐ近所での爆発音は公害となりますから、解決には「地域ぐるみ」の合意が必要と思います。お住まいの役場や農協等に問い合わせしてみてはいかがでしょうか?
村里さんのコメントでは農家が加害者側なので、私から言うのも説得力ありませんが、「地域」の景色の構成として「梨園」の存在はきっと地域にとって貴重なものであると思います。「梨園」とまったく関係の無い生活をしているとの事ですが、地域の構成として互いに理解を深めることが良かろうかと思います。