パソコンネットワーク不調

私はメールアカウントを数個持っていますが、その一番の古株アカウントsenboku@seagreen.ocn.ne.jp には、最近たくさんの”迷惑メール”が海外からもやって来るようになりました。日 … “パソコンネットワーク不調” の続きを読む

2004-08-23.jpg私はメールアカウントを数個持っていますが、その一番の古株アカウントsenboku@seagreen.ocn.ne.jp には、最近たくさんの”迷惑メール”が海外からもやって来るようになりました。日本からでしたら【未承諾広告】と件名に書かれているものも多く、その分は自動で振り分けしていますが、海外のものはそんな注意書きありませんので、いきなり受信箱へ入りっぱなしです。いちいち移動するのも数が多いため面倒です。このため必要なメールを探り出すのも苦労します。
 以前はこんなに海外からの迷惑メールは無かったですが、独自ドメインを取って「whois」にメールアドレスを公開してから増えてきたように思います。もうこうなったら、古いアカウントはおとりにして、こちらのsenboku@kajuen.netの方をメインにしますから、御用の方はこちらの方へお送りください。

一昨日に雷が鳴っていたときから、パソコンのネットが不調になりました。モデムルータやLINKSTATIONの設定画面やインターネットは見られるのに、LINKSTATIONのファイルが読めなくなったりしました。べつのパソコンから見ると、このパソコンの中が見えなくなっていましたので、どうやら、ネットワークのグループがどうにかしたみたいで、設定しなおしたところなんとか治りました。

Yes! clean取組み

増毛町果樹協会では、協会あげて「安心安全」をPRしようと、北のクリーン農産物表示制度「Yes!clean」に登録しています。登録は協会名ですが、その基準は細かいため、全員とはいかず、賛同して実践している果樹園だけです。当 … “Yes! clean取組み” の続きを読む

増毛町果樹協会では、協会あげて「安心安全」をPRしようと、北のクリーン農産物表示制度「Yes!clean」に登録しています。登録は協会名ですが、その基準は細かいため、全員とはいかず、賛同して実践している果樹園だけです。当果樹園は当初より参加しています。2004-08-20.gif
 農薬や化学肥料は使わずに済めば最高に良い訳です。これを「有機栽培」と申します。そもそもは「オーかニック」と言ってアメリカで基準がつくられ、日本に当てはめるときに有機栽培と訳してしまい、化学肥料に相対する有機肥料と「有機」の言葉が重なり誤解を招いたりしました。無農薬であり有機肥料を使ってしかも3年以上の栽培経歴があるものと、その基準はかなり厳しく、それにかなう作物や農家はかなり限定され、メジャーなものになっていません。
 しかし、そこまでは無理にしても、「減農薬」「減化学肥料」に積極的に取組んでいる農家や生産者団体を認めようということで、その基準を設けて「北海道クリーン農業推進協議会」が認証を与えているのが、「Yes!clean」なのです。
 たとえば「りんご」では余市、壮瞥、仁木、増毛、七飯の各団体が認証を受けていますが、その取組みの仕方が微妙に違っています。これはHPを見てじっくり検討しなければわかりませんが、とにかく消費者の皆さんにはこの取組みを理解していただきたいと思います。
 増毛町果樹協会では、この取組みをHPでも公開しようとしていますが、そのHPは私が作る事になり、今工事中ながらも一応  こちら に掲載予定しています。
 

増毛果樹紀行

 本日は久々に朝から雨が降りました。昨日も若干の降雨があり、まぁ、増毛アメダスデータから合計すると約26ミリとなり、潅水機械は撤去しました。雨量はもう少しほしいところですが、潅水したところは十分といえるでしょう。  さて … “増毛果樹紀行” の続きを読む

 本日は久々に朝から雨が降りました。昨日も若干の降雨があり、まぁ、増毛アメダスデータから合計すると約26ミリとなり、潅水機械は撤去しました。雨量はもう少しほしいところですが、潅水したところは十分といえるでしょう。
2004-08-16.jpg さて、昨日は昼ちかくになって札幌へ出向き、念願のヨドバシカメラとビックカメラへ行ってきました。ビデオカードとビデオチャプターカードを買って来ました。それと、このブログをカスタマイズするべくこれに関する本もついでに手にしてきました。
 ビデオカード等は、今まで特に必要なかったのですが、3月に増毛町果樹協会が結成50周年を向かえ、その記念スライドをパワーポイントで私が作成し、上映したのですが、この出来がなかなか感動的で、ビデオやDVDに残しておきたかったからです。powrpointのデータは直接MPEGデータに変換できず、 また、これまでのビデオカードは、アナログ出力しかったため、TVやVTRにつなげなかったのです。
 この記念スライドは「増毛果樹紀行」と名づけ、NHKプロジェクトX風に音楽に合わせて昔から現在までの写真画面が替わるように作りました。残念ながら音楽の著作や、巨大データもあってHPにアップは出来ません。
 ビデオカードはデジタル出力もあったので、LCDもデジタルにつなぎ替えましたら、カードの性能が上がったのもあって、小さな文字もくっきり見えるようになり、また色も若干良くなったと思います。しかし、POWER POINTのスライドの入れ替えも早くなったようで、音と合わなくなり、こちらも若干の手直しが必要でした。

昨日の雨はたったの5ミリ

 増毛アメダスデータによると、昨日増毛に降った雨の量はたったの5ミリでした。今日は晴れていましたので、午前中には完全に乾いてしまいました。この為、潅水作業は続行。あさからエンジンを回しています。明日は雨になるようですが、 … “昨日の雨はたったの5ミリ” の続きを読む

 増毛アメダスデータによると、昨日増毛に降った雨の量はたったの5ミリでした。今日は晴れていましたので、午前中には完全に乾いてしまいました。この為、潅水作業は続行。あさからエンジンを回しています。明日は雨になるようですが、降水確率よりも「降水量」が気になります。

16日ぶりの雨

今朝、水揚げのためにスプリンクラーを自宅から一番離れた圃場へ移動し、セットしエンジンを始動したらまもなくポツポツと雨が降り出しました。  しかし、この降雨はじつに7月28日以来16日ぶりの雨です。「待ってました!」と言い … “16日ぶりの雨” の続きを読む

2004-08-13.jpg今朝、水揚げのためにスプリンクラーを自宅から一番離れた圃場へ移動し、セットしエンジンを始動したらまもなくポツポツと雨が降り出しました。
 しかし、この降雨はじつに7月28日以来16日ぶりの雨です。「待ってました!」と言いたいところですが、潅水作業に慣れた私どもには「当にしていないけど降るなら降ればぁ」といった感じです。さきほど、やや雨脚が強くなりましたので、一応エンジンは止めてきました。
 16日ぶりの雨と言いましても、7/28はたったの6ミリ、その前は7/26の3ミリで、その前は7/21と7/22のそれぞれ1ミリ、もうぜんぜんたぁーりません。潅水設備は必須とは思いますが、適度に雨が降れば余計なことする必要は無いのです。このため、本来の仕事が出来なくなり、お盆だというのに未だに徒長枝(とちょうし)(後日説明します)切も終わっていないし、さくらんぼへのお礼肥えもやっていない状態なんです。
 ヨドバシカメラにも行きたいし、HPもじっくり直したいのですが、一体この雨、満足するだけの雨量となるのでしょうか?

薬かけ

 8月10日はりんごや梨、今日12日はさくらんぼとプルーンにそれぞれ薬剤散布をしました。 果樹園の薬剤散布は、SS(スピードスプレヤー)を使って行います。これは、散布ノズルと風を利用して霧状の薬剤を葉っぱに散布するもので … “薬かけ” の続きを読む

 8月10日はりんごや梨、今日12日はさくらんぼとプルーンにそれぞれ薬剤散布をしました。
果樹園の薬剤散布は、SS(スピードスプレヤー)を使って行います。これは、散布ノズルと風を利用して霧状の薬剤を葉っぱに散布するものです。果樹園の仕事の中で、数少ない「機械化」された作業です。
8月4日にも書きましたが、カッパにマスクの容姿ですが、幸い10日12日は暑さも一段落とみえて涼しく、まぁ、比較的快適に作業が出来ました。
 SSの機械は、約500万円ほどしますので、多くの産地では「防除組合」を結成して共同で所有しています。共同ですと行政からの「補助」も受けられました。最近では中古のSSを個人所有する方も多くなりました。
 当果樹園は、防除組合(11名SS2台)に属して共同利用しています。SSのメーカーは数社ありますが、私どもは、余市にある鉄工所で作られる「川南」製です。北海道ではかなりメジャーです。走行エンジンと散布エンジンを独立して装備していますので、それぞれ可変が自由に出来るのが特徴です。
 今年のSS利用もあと数回となりました。

乾いています

 左のグラフは、増毛町にあるアメダスの降水量のグラフで、6月?今日までのデータです(見にくいですが詳しくはこちら)。  一目瞭然。6月は、末にまとまった雨が降りましたが、ほとんど乾いていました。7月は上旬の雨続きで、さく … “乾いています” の続きを読む

2004-08-09.gif 左のグラフは、増毛町にあるアメダスの降水量のグラフで、6月?今日までのデータです(見にくいですが詳しくはこちら)。
 一目瞭然。6月は、末にまとまった雨が降りましたが、ほとんど乾いていました。7月は上旬の雨続きで、さくらんぼに被害がありました。雨よけハウスのビニールをはいだのですが、当然そこは雨が当たっていないため、草も枯れるほど乾燥していて、これに急いで潅水をしています。しかし、7月下旬?今日まで、降水は無し。今朝パラパラの湿りましたが、降雨まで及びませんでした。
 増毛、特に果樹園の集中する暑寒沢地区は石、礫が多く、水はけが良い分、乾燥には弱いのです。もう、サクランボ以外のりんごや梨も水不足の兆候が現れてきました。あちこちで潅水によるエンジン音が聞かれます。我が家でも、さくらんぼのついでに隣接する樹に潅水をしています。
 こう高温、乾燥すると、りんごなどに「ダニ」の発生が多くなります。りんごはやや葉ダニによる変色も見られるので、早々に防除しなければなりません。しかし、こんなに暑いと「たいぎ?」です。

増毛町物産協会解散

昨日、増毛町物産協会が正式に解散しました。  昭和51年に発足し、増毛町の物産をPR、観光紹介し増毛町経済発展に寄与することを目的とするものでした。「増毛町観光」は、増毛町観光協会が歴然としてありながら、その組織は長老が … “増毛町物産協会解散” の続きを読む

2004-08-05.jpg昨日、増毛町物産協会が正式に解散しました。
 昭和51年に発足し、増毛町の物産をPR、観光紹介し増毛町経済発展に寄与することを目的とするものでした。「増毛町観光」は、増毛町観光協会が歴然としてありながら、その組織は長老が仕切っていて、若手の意見など通るものでなく、ならばと対抗するわけではないけれど「物産」に的を絞った組織を新たに作ったわけです。しかし、今となっては当時の「若手」はいつの間にか歳を取り、中には町会議員になったり、観光協会役員になったりと、その組織自体の意味合いも薄れてきました。
 平成9年に、まだまだマイナーだった「インターネット」ホームページを立ち上げ、増毛町を網羅するポータルサイトを開設し、もしも商品購入注文があれば、増毛町業者への中継ぎをしようとするものでした。当時は、パソコンはもちろんインターネットをしている増毛町民は少なく、私を含んだ数名で各コンテンツを作って充実させようと今まで来ました。その間、時代は変化しましたが、受け入れる事務局も役場職務として引き受けてもらえず、最近ではメールは私が自主的に管理するようになり、また町公共関係はono氏と、実質2名で運営を管理していました。
 現在でも増毛町物産協会HPは一日150?200ヒットあり、本当でしたらまだまだ充実させなければなりません。一方、「増毛味覚の旅」ページは役場水産の事業で作ったもので、また、商工会HPや各事業所HPなど、増毛町を紹介する増毛町内のHPも増えました。増毛町物産協会HPはなくなりますが、今後は「増毛町観光協会HP」として引き継がれる予定です。これを機に大幅なリニューアル構想もあるようです。また、ADSL誘致の会で立ち上げたMASHIKE.JPとの連携はどうなるのか、検討する必要もありそうです。
 私がどこまで係わるのかわかりませんが、私自身のHP充実にもう少し力を入れたいと思っております。

これはGOOD!?「空調服」

新聞にも出てたようですが、HBCラジオでも紹介され、HPを見ました。「空調服」又はこちら  腰元に小型ファンを2基備え、服と皮膚間に空気をめぐらせ、汗の気化熱で自然に体温を冷やす仕組み。これだとべたべたしないし、快適でい … “これはGOOD!?「空調服」” の続きを読む

2004-08-04.jpg新聞にも出てたようですが、HBCラジオでも紹介され、HPを見ました。「空調服」又はこちら
 腰元に小型ファンを2基備え、服と皮膚間に空気をめぐらせ、汗の気化熱で自然に体温を冷やす仕組み。これだとべたべたしないし、快適でいくら暑くても平気らしい。
 我々果樹業者は、最近になって「減農薬」と訴えてはおりますが、殺菌剤などの薬剤散布は行われております。その際、カッパを着てマスクしての防備でスピードスプレヤーに乗るのですが、夏場だと、地獄の苦しみ。よほど「やるぞー!」の意気込みを持たないとやられません。他府県ではもっと暑い気温の中での作業で、大変な体力を消耗します。私も以前から何とかならないかなぁと思っていました。エアコン装備キャビン型の機械はありますが、700万以上と高く、依然としてカッパにマスクでやっています。
この「空調服」。カッパタイプだといいですねぇ。空気の取入れにフィルターでも付けば、さらによし。また、戦闘機パイロットがしているマスクのように、口元にも新鮮なエアーが入ればもう言うこと無いんですけど。おそらく、近い将来、果樹スプレヤーオペレーターには必携となる予感がします。誰か買ってぇ?!

多様な価値観

 商品やサービスをやり取りする時「対価」としてお金を払う訳だが、その「価値」は値段として表される。しかし、その「価値」は受け取る人により相当幅があり、場合によっては「猫に小判」なんて事もあり、またその逆もあります。  日 … “多様な価値観” の続きを読む

2004-08-03.jpg 商品やサービスをやり取りする時「対価」としてお金を払う訳だが、その「価値」は値段として表される。しかし、その「価値」は受け取る人により相当幅があり、場合によっては「猫に小判」なんて事もあり、またその逆もあります。
 日本さくらんぼ界の最大粒品種?「南陽」は、その価値の幅はあまりにも大きい。最も大きく色が良い品物は1キロ4000円もすると思えば、少々小粒の「南陽」は1キロ1000円の場合もあります。時期や流通場所にもよりますし、物量にも左右されます。しかし、その価格幅がこんなに開く品種もありません。
 もうそろそろ日本から「生さくらんぼ」は姿を消し、また来年という時期になりました。(さくらんぼ最終ランナーは「芦別・大橋さくらんぼ園」かなぁ。こちらはお盆あたりまでありそう?)今時期に「さくらんぼ」は全国的にも貴重な存在なのです。はたしてその価値はいかに???

さくらんぼ災難の年

我が家ではまださくらんぼあります。他の果樹園では雨よけハウスのビニールを全て剥いだ方もおります。当果樹園は、まだ終えていないとは言え、昨日「切り上げ」と称してパートさんの区切りをつけました。一気に規模縮小で細々営業です。 … “さくらんぼ災難の年” の続きを読む

我が家ではまださくらんぼあります。他の果樹園では雨よけハウスのビニールを全て剥いだ方もおります。当果樹園は、まだ終えていないとは言え、昨日「切り上げ」と称してパートさんの区切りをつけました。一気に規模縮小で細々営業です。2004-08-01.jpg
 さて、今年の北海道産さくらんぼは災難続きでした。まず、開花期のやや不安定な天候で、着果が場所によりまちまちで、総じて成りが悪かったと思います。また、我が果樹園は、一部圃場に「幼果菌核病」を歴代無いだけ発生させてしまいました。
 6月の生育期は少雨のため、潅水作業に追われました。やはり果実肥大には降雨の方が絶対大きくなります
 そして、なんと言っても6月末?7月上旬の長雨です。降水量こそ大したことはありませんが、ジリジリと湿度の高いどんよりした日が続きました。これにより、露地のさくらんぼは実割れ、それに伴う灰色カビ病多発。市場に品質の悪いさくらんぼが大量に出て、価格は低調に過ぎ、その後目立った値上がりは見ませんでした。
 雨よけハウス物は、実割れこそ少なかったですが、日照不足により「糖度」が上らず、7月中旬になって、各品種が一気に柔らかくなりだしました。特に「水門」は味や外観の色艶はこれまでになく良くありませんでした。また、日持ちも極端に悪かったように思います。
 「南陽」は各果樹園さまざまですが、こちらは例年とかわらずの流れでしたが、なり具合が悪かった果樹園も多かったです。
 総じて、今年のさくらんぼは、価格低下、柔らかく味がすっぱい、日持ちも悪いといった状態で推移しました。
 全ては7月上旬の悪天候に影響されてしまいました。北海道は「梅雨」はありませんが、今年は完全なる「梅雨」状態でした。今後、これからもこのような異常な天候が続くかも知れません。地球規模での気候変化も気になります。

季節の果物「さくらんぼ」 PART ?

 さくらんぼの収穫を全て終えた果樹園も多くなってきました。今年はさくらんぼにとって災いとも言える年となりました。この件は後に書くとして・・・・。  26日以降はお客様がガクッと減りました。我が家はまだ多少のさくらんぼが残 … “季節の果物「さくらんぼ」 PART ?” の続きを読む

 さくらんぼの収穫を全て終えた果樹園も多くなってきました。今年はさくらんぼにとって災いとも言える年となりました。この件は後に書くとして・・・・。
 26日以降はお客様がガクッと減りました。我が家はまだ多少のさくらんぼが残っており、雨よけハウスのビニールを剥ぎたくてもなかなか出来ない状態です。しかし、作業は明日一旦の区切りをつけ、パートさんを縮小します。
 さくらんぼのピークはこの辺りは7月中旬。さくらんぼを求めるお客さんもこの時期に集中します。その「勢い」の時期を逃すと、もうお客さんは離れてしまいます。これはスーパー各小売店でも同じのようです。この「勢い」はいったいどうして起こるのでしょうか。人間、特にはっきりした四季の移り変わりを敏感に感じる日本人は、その「旬」を求める遺伝子が備わっているとしか思えません。
 しかし、昔は季節それぞれだった作物が、栽培技術向上と流通の変化で、どんどんと「旬」の食べ物が年中手に入るようになりました。これは、幸せな事なのかもしれませんが、反面、「ありがたみ」や自然への畏敬とかがなくなってしまい、「お金を出せばなんでも買える」という一種の「おごり」を生んでいるのかもしれません。
 生の「さくらんぼ」は、貯蔵性が悪いため、年中ありません。まぁ、ニュージーランド産は12月にわずかに輸入されていますけど。そう言う意味では、「ありがたい」貴重な作物のひとつが「さくらんぼ」という事が言えるのではないでしょうか。
 収穫を終えたさくらんぼの樹は、すでに来年の芽が備わっていて、葉を落とす冬直前まで、その芽と樹自体の充実の為、脈々淡々と活動をしています。

季節の果物「さくらんぼ」 PART ?

 たとえば「りんご」は秋に収穫しますが冷蔵保存の技術でその保存は1年持つ事が可能になっています。「いちご」は春先からのものですが、九州?北海道までの各地で作られ、また品種構成により、ほとんど年中出回っています。  しかし … “季節の果物「さくらんぼ」 PART ?” の続きを読む

 たとえば「りんご」は秋に収穫しますが冷蔵保存の技術でその保存は1年持つ事が可能になっています。「いちご」は春先からのものですが、九州?北海道までの各地で作られ、また品種構成により、ほとんど年中出回っています。
 しかし、「さくらんぼ」は長期貯蔵が出来ませんし、作付けも山梨県から北海道までありますが、しかし、作付け産地が限られ、当然生産量も限られるため、日本に出回るのはせいぜい5月?7月です。また、各産地では収穫期間は1ヶ月間程度です。輸入物「アメリカンチェリー」は輸入解禁当初は7月までありましたが、現在ではカリフォルニア産が主に入っているようで、7月にはもう姿を消しています。
 増毛でのさくらんぼ収穫期は7月です。お客さんはその収穫期をちぁーんとご存知のようです。たぶん知識ではなく、旬のものを追う「体内に備わった本能」があるのではないかと私は思っています。
 暑くなりはじめると旬である「さくらんぼ」を食べたくなるのだと私は思います。事実、7月はたくさんのお客様が来られます。しかし、暑さに慣れるとたぶん「スイカ」とか「メロン」を求め始めるのか、8月に入るとサクランボがまだ獲れていてもお客様が激減するのです。これ不思議です。まぁ、トウモロコシと同時にサクランボ食べるのを想像したくありませんけどね。・・・・つづく
 

市場定休日

全国的に「中央卸売市場」は明日休みです。毎週日曜日の他に月2回休みがあります。8月の一回目は明日です。私の記憶では昔は日曜日のみ休みでしたが、「日本人はエコノミックアニマル」とか「働き過ぎ」と指定されていた頃、市場も週休 … “市場定休日” の続きを読む

2004-07-27.jpg全国的に「中央卸売市場」は明日休みです。毎週日曜日の他に月2回休みがあります。8月の一回目は明日です。私の記憶では昔は日曜日のみ休みでしたが、「日本人はエコノミックアニマル」とか「働き過ぎ」と指定されていた頃、市場も週休2日までは行かなくても月2日の休みを取るようになったと思います。。
 「市場」は魚や青果など腐れ安い品物を扱うため、一気にセリで大量の品物を動かす昔ならではのシステムです。とろこが、量販店が台頭し、価格の上下が少なくなり、セリをしないで「相対(あいたい)」で値を決めて品物を動かす度合いが増えました。そのため、「市場」自体の存在も問われるはじめています。
 スーパーなどは曜日に関係なく開店しています。市場休みの前の日はこれを見込んで仕入れます。また、生産者側からすると青果は、時期になると曜日に関係なく熟します。市場が休むと消費者にとっても鮮度の面で低下します。市場関係で働く人は大変かもしれませんが、交代出勤等で日曜以外の休日をなくしても良いのではと思います。
 世の中、このような流通の都合に合わせている場面が多々あります。(写真は大田市場でのせりの模様)

増毛町農業委員会

本日、増毛町農業委員会総会がひらかれました。私も農業委員をさせていただいております。 農業委員会とは、・・・あるHPより引用・・・・  「農業委員会は、農業委員会等に関する法律及び地方自治法の規定に基づき、一定以上の農地 … “増毛町農業委員会” の続きを読む

本日、増毛町農業委員会総会がひらかれました。私も農業委員をさせていただいております。
農業委員会とは、・・・あるHPより引用・・・・
 「農業委員会は、農業委員会等に関する法律及び地方自治法の規定に基づき、一定以上の農地面積のある市町村には必ず置かなければならない機関です。農業の発展と農業者の地位向上に寄与するためにもうけられる機関で、選挙による委員と、農業協同組合・農業共済組合及び議会の推薦による委員で構成された合議体の行政委員会です。」
 具体的に農地売買の許可や貸し借りの意見などを討議しています。農地は勝手に売り買いできません。それは食料を生産する上で、勝手に農業以外の土地利用を避けるためです。
 しかし、昨今の農業は疲弊し「担い手」不足のため農地が利用されていないなど、農地を守りたくても出来ない側面があります。日本の食料自給率はわずか40%なのに、輸入により食べ物は余っています。昔ならではの生産法では、険しい日本経済で生きていけなく、どんどん農業から離れていっているのです。いつの日かこのしっぺ返しは来ると私は思っています。
 食料を経済理由だけで輸入に頼っている、言い換えればお金に物を言わせて海外生産物を買いあさっているこの日本の食糧事情はまともではありません。農業は施設により生産されるウェイトが多くなってきているとはいえ、やはり自然の恵みによるもので成り立っています。いつか、世界的な「不作」でもあれば日本人はたちまち飢えてしまうのです。「お金があったら何でも買える」、こと食料に関して例外です。事実、世界のあちこちで異常気象が報告されています。日本で日本人のための食糧生産する基盤は、まだあります。しかし、一度、その土地が他に流用され砂利でも入れられれば、もうその土地で農業は出来なくなるのです。
 アメリカインディアンの教えで「森は子孫からの借り物」とあります。「農地」も個人の自由になる所有物でなく、「未来の人からの借り物」と考える事ができると思います。