7月 282004
たとえば「りんご」は秋に収穫しますが冷蔵保存の技術でその保存は1年持つ事が可能になっています。「いちご」は春先からのものですが、九州?北海道までの各地で作られ、また品種構成により、ほとんど年中出回っています。
しかし、「さくらんぼ」は長期貯蔵が出来ませんし、作付けも山梨県から北海道までありますが、しかし、作付け産地が限られ、当然生産量も限られるため、日本に出回るのはせいぜい5月?7月です。また、各産地では収穫期間は1ヶ月間程度です。輸入物「アメリカンチェリー」は輸入解禁当初は7月までありましたが、現在ではカリフォルニア産が主に入っているようで、7月にはもう姿を消しています。
増毛でのさくらんぼ収穫期は7月です。お客さんはその収穫期をちぁーんとご存知のようです。たぶん知識ではなく、旬のものを追う「体内に備わった本能」があるのではないかと私は思っています。
暑くなりはじめると旬である「さくらんぼ」を食べたくなるのだと私は思います。事実、7月はたくさんのお客様が来られます。しかし、暑さに慣れるとたぶん「スイカ」とか「メロン」を求め始めるのか、8月に入るとサクランボがまだ獲れていてもお客様が激減するのです。これ不思議です。まぁ、トウモロコシと同時にサクランボ食べるのを想像したくありませんけどね。・・・・つづく