7月 262004
 

本日、増毛町農業委員会総会がひらかれました。私も農業委員をさせていただいております。
農業委員会とは、・・・あるHPより引用・・・・
 「農業委員会は、農業委員会等に関する法律及び地方自治法の規定に基づき、一定以上の農地面積のある市町村には必ず置かなければならない機関です。農業の発展と農業者の地位向上に寄与するためにもうけられる機関で、選挙による委員と、農業協同組合・農業共済組合及び議会の推薦による委員で構成された合議体の行政委員会です。」
 具体的に農地売買の許可や貸し借りの意見などを討議しています。農地は勝手に売り買いできません。それは食料を生産する上で、勝手に農業以外の土地利用を避けるためです。
 しかし、昨今の農業は疲弊し「担い手」不足のため農地が利用されていないなど、農地を守りたくても出来ない側面があります。日本の食料自給率はわずか40%なのに、輸入により食べ物は余っています。昔ならではの生産法では、険しい日本経済で生きていけなく、どんどん農業から離れていっているのです。いつの日かこのしっぺ返しは来ると私は思っています。
 食料を経済理由だけで輸入に頼っている、言い換えればお金に物を言わせて海外生産物を買いあさっているこの日本の食糧事情はまともではありません。農業は施設により生産されるウェイトが多くなってきているとはいえ、やはり自然の恵みによるもので成り立っています。いつか、世界的な「不作」でもあれば日本人はたちまち飢えてしまうのです。「お金があったら何でも買える」、こと食料に関して例外です。事実、世界のあちこちで異常気象が報告されています。日本で日本人のための食糧生産する基盤は、まだあります。しかし、一度、その土地が他に流用され砂利でも入れられれば、もうその土地で農業は出来なくなるのです。
 アメリカインディアンの教えで「森は子孫からの借り物」とあります。「農地」も個人の自由になる所有物でなく、「未来の人からの借り物」と考える事ができると思います。

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