5月 022005
 

 本日、今年第一回目の薬剤散布を行いました。散布薬剤は石灰硫黄合剤です。枝にはびこっている病原菌を消毒しリセットする意味で、芽が動き出すこの発芽期に行います。その他にもマシン油乳剤も使いますが、こちらはダニの卵やカイガラムシを退治する目的です。油膜によって害虫が呼吸困難になるらしい。石灰硫黄合剤でも害虫にも効きますが、希釈倍率を高めなくてはなりません。今回は石灰硫黄合剤を約10倍で散布しました。
 りんごとサクランボも散布しなければならず、スピードスプレヤー(SS)で散布しました。午前10時過ぎにS共同で使っているSSがあいたので、気合いを入れて取り組みました。
 天気は回復し晴れてきましたが、少々の風が気になっていました。しかし、SSは共同ですから、後の人もつかえている事と、散布時期はこれ以上遅いと散布タイミングを逃すため、風があっても決行しました。
 終わったのが夕方でしたが、結局終始微風からやや強めの風が常に吹いていました。風向きも一定でなく、あちこちから吹いていました。何故、風が大敵といいますと、まず、散布の霧が風に流されて、肝心の枝に付着しないことです。しかし、石灰硫黄合剤は、もう一つ理由があります。
SSの後ろから風が吹くと、運転している私にもろに薬剤が降りかかることです。これの霧が少しでも目に入ると、その刺激たるやすごいものがあります。涙は止まらないし、かといって目をつぶっては運転出来ないし、目をつぶっても涙に薬剤溶けてさらに目にしみるようになって、さらに涙です。
 薬剤の危険性はアルカリ性の為か、衣服に濡らされたままその部分が肌について湿布状態が長く続くと、皮膚がかぶれます。そのかぶれは、なかなか治りづらいので、その点も注意が必要です。
 薬剤は原液は赤みを帯びています(六十ハップと同じ)が、水に溶かすと黄色です。しかし乾いた後は白くなります。SSも真っ白くなり、終わった後の洗車も大変です。機械内部にもアルカリ性の為錆びやすいと思われ、私は最後の散布はマシン油を一タンクかけたので、機械やパイプ内部の洗浄も兼ねました。

  2 コメント

  1. うちも昨日やっと石灰硫黄合剤をかけ終えました。
    SSでやりたいのですが、後始末が大変なのと痛みが早まるのを嫌って動噴でやっております。
    そのせいで、何日もかかるので体がクタクタですぅ(涙)

  2. SSに付着した硫黄合剤は、乾いてしまうといくらこすってもなかなか取れません。しかし、昨日SSをしまう時、軽油を雑巾に付けて拭くと、少なからず取れました。
    もしや油性に近いのかも。マシン油で拭いたらもっと奇麗になったかもしれません。かけ終わったマシン油のペール缶の上蓋をはずして、少々の水か軽油を加えて、それて洗車ブラシで擦ったら、奇麗に取れたんじゃーないかと思っています。

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