5月 052005
 

 果樹の花が咲くのは今のところはっきり予想できませんが、花時期の霜は毎年心配されます。
 花がつぼみから落花時期にかけての降霜は、雌しべが凍る事により細胞が破壊されるため、結実不良となります。降霜は、その晩の時間経過と温度低下の度合いにより、数時間前に予測が付きます。そこで、もし、霜が降ると予想されれば、果樹園では指を咥えて空を拝んでいる訳にもいきません。果樹園内あちこちに「たき火」か燻煙により少しでも被害を少なくするように努力します。
 しかし、「野焼き禁止」の規制もあり、何でもかんでも燃やされず、籾殻を燃やす事にしています。そこで、その籾殻を前もって運んでおこうと言うわけで、今日、果樹協会の若手?12名で、稲作農家から籾殻を収集してきたのです。
 2班に分かれて袋詰めを行いましたが、私の行った稲作農家では籾殻は屋外に置かれていたため、雨水を吸って重たくなっていました。こんなに湿気っていれば燃えるわけないので、いざ役に立つのか不明です。ただ、別の班の籾殻は乾いていたので、ほどよく使い分け、乾いたのに点火して後、湿った籾殻をかけて燻煙すれば効果的かもしれません。(Photo by Kabuken)

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