10月 132005
 

千両梨が樹の個体差こそありますが、果実が黄色っぽくなってきましたので、今日収穫しました。仁木ではとっくに出荷している模様?>勝浦果樹園ブログ参照
 この梨は、果樹協会HPによると、余市郡余市町山道村で明治時代に偶然実生として発見され、大正11年に、「身不知」と命名。北海道独自の品種で、別名「千両なし」との事。まぁ、この梨は中国系道産子梨という訳ですね。洋梨のように追熟の必要が無いシャリシャリした梨です。
 「身不知(みしらず)」の別名のように、自分の樹をかえりみない位の豊産性で、果実も大きくなります。生産者にとって、手の掛からずにたくさん成って、しかも大きくなるのなら、願ったり叶ったり。昔、一時的にたくさん植えられました。しかし、道内中心の流通事情から、たちまち供給過多になり、市場価格が下落し、その樹の本数は減減少しました。今では、他の梨への花粉交配用の「受粉樹」程度に栽培されていて、本格的な量産体制で栽培している果樹園は無いと思われます。
 当果樹園では、大小10本程度ですが、しかし、果実が比較的大きいので、50数箱ほど収穫しました。家の千両梨販売実績からして、ちょっと多いと感じています。この梨は、あまり置いておくとボケるので、早々冷蔵庫へ入れました。
 価格は安めの設定なので、とても大金なる「千両」稼げる梨ではありません。

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