3月 162006
昨日はまぁ「用事」が3つありまして、めまぐるしかったです。午前中は、青年部による枝きり講習会が開かれ、中央農試から専門技術員のK氏が来町するとのことで私も参加しました。
気温がすれすれプラスのはずでしたが、風が強くて寒かったです。
「枝きり(剪定)」は樹の生態を知ることは欠かせません。この枝を切った場合、今年の収穫期や秋にはどのように枝が変化するか、どうのような新たな枝が発生するかとか想像しながら切るのです。しかし、樹はそんな理論どおりいくものではなく超アナログのものなので、そのへんが難しいとも言えます。
専技K氏は、一本枝切りしたらその樹をもう一度眺めて「あぁ良い樹だあぁ良い樹だ」と語りかけると、樹もそれに反応して良い実を付けるようになるとおっしゃった事が印象に残りました。これは一種「神がかり」でありますが、私はそれはあるし、樹の神様の存在を信じます。
もちろん、神様を前提に剪定する場合、高い技術を習得しているか、又は高い技術を習得する努力をしている人が初めて「神」を語れるべきで、私はまだまだそのレベルには達していないのでその資格は無いかも知れません。「樹と会話しながら切る」って言うレベルはかなり高尚ですが、そのようになれるように技術を研磨しなければならないと自覚しました。