今日の北海道新聞31面「道北版」の「かわら版」に、前回の議員定数削減に関する増毛町まちづくり町民会議を取材した道新留萌支局長の記者としての感想が書かれました。(写真クリックで拡大)
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増毛町議会では、前回の議会で、議員定数をたったの2名減とする議案が出され、次回(16日)の議会で正式決定する運びのようです。議案提出に当たっては、「町民の意見を十分反映した削減案」であるとシャーシャーと述べているようで、いったい町民会議のメンバーは町民ではないのかとの嘆きも聴かれました。あるルンバーは、我々は町民なるものなんだべなぁと、虚しさをあらわにしています。本当に道新支局長が言うように町議と町民との乖離は、財政危機を迎える増毛町にとって、不幸の何ものでもありません。提案した議員さん、この記事を是非見てくださいね。
さて、今日もまちづくり町民会議がありました。いよいよ最終段階で提言書をまとめる作業に入っています。私が申したのは、町長を始めとする町理事者、議員を含めたリーダー達のさらなる重責を明記するように意見いたしました。財政の危機的状況を町民全員が共有して、一丸となって新たな増毛町の歴史を刻む覚悟を示すべきだと思うんですよ。
私も一時は合併する思考に流れましたが、はやり、北海道でもかなり長い歴史をもつ増毛町を、将来に誇りを持って脈々と作り上げることが一番よいと思うようになりました。未来の増毛町民が、例え貧乏でも「先人はよく増毛町を残してくれた」と思ってもらえるような、恥ずかしくないまちづくりを今を生きている我々は考えなくてはなりません。英知を振り絞るべきなのです。例え苦しくとも。
将来的に増毛町の財政が劇的に裕福になることはまず考えられません。であるならば、金銭的幸福感を求めるのではなく、町民が連帯して心の豊かさを追求する方針を打ち出すべきです。
3月 142006
自ら職を辞するのは誰にとっても大変なことです。議員歳費や町職員給与総額を、歳入にスライドさせて下げるというのも当然考えられたことでしょう。ならば町民なるもの側から、議員の皆さんに残留試験課題を与えてはいかがでしょう。その職に留まりたいのならば、町の財政に貢献できる「何か」をしていただくのです。今のご時世では国や道の予算を取ってくるのは困難でしょうから、企業などの産業誘致や事業所誘致をしてもらうのです。誘致された企業の雇用力、納税額などを査定して、議員を残す残さないを決めるのです。また、行政費用を削減する妙案をまとめるのも実績と考えてあげても良いかも知れません。仮に単年度で全議員の報酬額の3倍以上の町費を「創出」できれば、その年度はとりあえずクリアしたと見なして減員減額せず、翌年また新たに実施するのです。
自営業者や企業経営者は常に報酬ゼロの覚悟はあります。大切な町政を預かる人達ならば、巷の自営業者や企業経営者よりもはるかに重い責任感や高邁な心を持っておられるはずです。合併しないなら待ったなしですよ、もう。
親しい町議さんとお話ししましたら、どうも反町長といいますか、反役場のスタンスなんです。一体感が無いんです。町民会議にたいしても、その役場サイドの一味のように流布されていて、話せば話すほど溝が深まります。
外から見れば、役場の人も議会の人も同じ増毛町民に見えますが、どこか違いがあるのでしょうか。現状についての危機感が違うのかもしれませんね。ただいえることは、税金を納めて居る人がご主人様であることだけは間違いない事実です。主人が無駄と判断した奉公人に暇を出せないとしたら、そのシステムには根本的な欠陥があると思いますよ。
今日(3月18日)付け道新の全道欄に議員定数削減が各地で可決した記事があり、増毛町も2名減を議決したようです。
留萌新聞には、他にも議会での各議員の質疑の内容を載せており、町民会議の話題を取り上げ質問した議員は2名おりました。しかし、いづれも町長に対しての質問であり、やはりここでも対立の構図が見えてきました。
私達が訴えているのは、町が一丸となって財政を乗り越える一体感でありますが、議員さんにはご理解できなかったようです。
私は町外の人間ですが、増毛町の議員さんから見れば、「町財政は町政をまかせている町長をはじめとする行政側に全ての責任がある。なのになぜ我々の定数を削減されるのか。議会は単に政策を立案する場であって、町財政の赤字などについての責任は負う立場にない」ということなのでしょうか。きっとそうなのでしょうね。
今必要なのは「増毛人」であるのかないのか。増毛人ならば自らが生きる町を良くするためには報酬など期待せずに働くでしょうし、大好きな郷土の為になら自らを律することにためらいはないはずです。
王ジャパンの快挙で日本人であることの誇りを感じられたことでしょう。誇りを持つことは大変な努力と苦労を伴うのですが、成就したときはとても感激することだと感じました。増毛のみなさんが増毛人としての誇りをどこに見いだすのか。これからもこのブログを楽しみに拝見しております。
まったくdojitaさんのお見通しどおりです。これまで数人のまちづくりメンバーと会いましたが、飲み屋さん等で町議さんとばったり同席した時など、喧嘩寸前となった経験者が6名ほどおりまして、町議さんの姿勢に不審を抱いております。
今回の「まちづくり?」は、議会議員の人数だけが問題点では無いので、今後とも町議さん達には増毛町の展望や政策などを町民にお示し頂いて、町民の意見を反映させてほしいと思いま?す。
やはりそうでしたか。ちょっと幼稚な感じですね。(失礼)
ところで増毛町の議員報酬というのは、いったいどのくらいもらっているのでしょうか。町長をはじめとする行政側の人たちの報酬(一般職員も含めて)はどのくらいなのでしょうか。また町民の平均年収はどのくらいなのでしょうか。話がこじれてきたときは原点に戻って、配分をきちんと見直せば立場や責任を自覚できることが多いものです。
増毛町の財政については増毛町HPの調整要覧に載っています。
http://www.hokkai.or.jp/mashike/index.html
簡単に言って42億収入の内、自主財源は1割程度で、ほとんどを国などから受けております。(この構図はどこの地方町村も同じと思います)
まぁ、つまり親からの仕送りで生活しているくせに、贅沢な値の張る物をローンで買っていて、アルバイトしても何の足しにもならい状態です。で、今は仕送りを頼りにそれを借金返済に回していて、自由になるお金が無い状況です。そして、今後「仕送り」がさらに減らされるとギブアップするしか無いのですよ。まぁ、その前に新たな借金する方法がありますが、自治体が自転車操業状態となります。どっちにしても、贅沢は禁物と言うことになります。
senbokuさん情報提供ありがとうございます。
拝見しました。じっくり考えないとまとまらないので、今回は感想だけを述べさせていただきます。
町のホームページを見た私の第一印象は「え?議員報酬ってこんなに安いの?」であります。見れば退職金もないようですし、同じように選挙で選ばれて町政の全責任を負わされる町長はともかく、助役、教育長、幹部職員の方々の待遇と比較すると、まるで新任職員並です。何か裏に隠れた手当があるのではないかと疑ってしまうほどに少ないですね。これでは2人削減のところを倍に増やしても、期待できるほどの財政改善策にはならないのではないでしょうか。
逆に、もっと報酬を払ってあげて、町を豊かにしてくれるよう働いてもらうほうが得策なのではないかと思いました。
まだわかりません。私のコメントにはもしかすると問題があったかもしれません。
役員の報酬は都会からみたら少ないでしょうねぇ。役場職員の給与もそれと比べると低いようです(ラスパイ指数)。この件については次のエントリに書きます。
http://kajuen.net/senboku/blog/archives/2006/03/post_407.html