スターキーさんは、サー(Sir)の称号も持っている。Sir John Starkey氏。スターキー農園HPのTHE BLAMLEY APPLE MANとは彼の事なんだな。私は逢う前、すごい高貴なお方なんだろうと緊張していたんだが、スターキーさんは気取ることなく普通に優しく接してくれた。
約百年前に彼のお爺さんがブラムリーを大規模に植えたらしい。サウスウエルの道路沿いの新興住宅地?が昔はブラムリーのりんご畑だったとか、昔は剪定とか管理作業がわからなかったので、小さなりんごしか穫れなかったなど、車を運転しながら懐かしむように私に話しかけてくれた。車は公道を走っていたハズなんだが、どうやらいつの間にかスターキーさんの土地に入ったようで、しばらく行くと右側に小規模なゴルフコースがあって、スターキーさはゴルフ場も経営。日曜日ともあって地元のゴルファーでにぎわっていた。
えーっ、なんとも素敵なたたずまい。このお屋敷は結婚披露宴会場としても貸し出している。
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この日も一件の結婚式があって、オシャレした来賓客がレッドカーペット上を入場していきました。
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ブラムリーはM9台を使って密植していて、列には時折受粉樹として、コックスなどを植えていた。樹高が低いし、枝も地面すれすれから出していたが、あまりに地面すぎるので、もう少し高いところから第一主枝を出すようにすると言っていた。
スターキー農場のもう一つの経営の柱は、イチゴ栽培だ。100メートル以上ありそうなハウスが何十棟も並んでいる。ハウスの中は3列の高設イチゴがあって、コンピューター管理で潅水しているそうである。毎年オランダから苗を購入しているそうで、毎年の苗代金がものすごいとスターキーさんは言っていた。
労働者はどうしているのかと聞くと、ポーランド?とか外国から季節労働者を受け入れているそうである。それにしても、イチゴの出荷時期となれば、毎日相当量の出荷があるそうで、他のイチゴ生産グループと一緒に毎日トラックが来てイギリス中に出荷されるそうであった。